逆行した善逸が原作始まっても幼児な件
蝶屋敷にて
善逸「たんじろー、いのしゅけ」
炭治郎「また来てくれたのか、善逸」
伊之助「モンイツ」
善逸「ぜんいつだもん!たんじろー、いのしゅけ!おみやげもってきたよ!」
善逸は抱えてた風呂敷を広げた。
善逸「これはいのしゅけに!大きいどんぐりをしゅましゃんがくびかざりにしてくれた!」
善逸の手には大きいどんぐりに紐がつけられて首から下げられるようにしたものがあった。
伊之助はそれを見ると被り物ごしでも分かるほどにキラキラしていた。
伊之助「ドングリ……スゲェ」
善逸「すごいでしょ!いのしゅけがしゅきなどんぐりみつけたんだよ!」
伊之助「ウン……アリガト」
善逸「もーまだしょげてるの?いのしゅけはおやぶんだからつよいよ!」
伊之助「オヤブン……ツヨイ?」
善逸「つよい!」
炭治郎は善逸が来る度に伊之助を励ましているのを見て癒されていた。
伊之助もだんだんと持ち直している。
すぐにまた自信を取り戻すだろう。
善逸「たんじろーにはね!はい!」
炭治郎「これは?」
善逸「シロツメクサのはっぱ!よつばのはものすごくきちょーなんだって!」
善逸が炭治郎に渡したのは現代でいう、四葉のクローバーだ。
善逸「ひなづるしゃんがいってた!それをもってるとしあわせになれるんだって!たんじろーにあげりゅね!」
炭治郎「善逸……」
炭治郎は胸に込み上げる気持ちを抑えきれなくなり、善逸を持ち上げた。
炭治郎は善逸をぎゅーっと抱きしめた。
炭治郎「ありがとうな!善逸!」
善逸「たんじろーうれちい?よかったー!」
それを見て、密かに伊之助はホワホワしてました。
禰豆子にお花を渡したい
善逸「たんじろー、いのしゅけ!……あれ?」
いつものように蝶屋敷にて療養中の炭治郎と伊之助の見舞いに来た善逸だが、二人は部屋にいなかった。
善逸「あれー?」
しのぶ「あら、善逸くん」
善逸「しのぶしゃーん!」
しのぶ「炭治郎くんと伊之助くんなら、機能回復訓練ですよ」
善逸「しょうなの?」
しのぶ「はい。二人とも頑張ってますよ」
善逸「じゃあまってる!」
しのぶ「ふふ、いいですよ」
善逸「ありがとーしのぶしゃん!」
しのぶ「いいえ、お礼が言えて偉いですね」
善逸は炭治郎と伊之助が訓練を終えて戻ってくるのを部屋で待つことにした。
善逸「そうだ!ねじゅこちゃん!」
善逸ははっ!と思い出した。
善逸はいつも炭治郎と伊之助のお見舞いに来ている時に禰豆子のために花を持ってくるのだが、禰豆子が起き上がる時には善逸は幼い故に眠くなってしまうのだ。
そのため、いつも禰豆子が活動する前に宇髄が迎えに来て帰ってしまうため、いまだ禰豆子とちゃんと話していないのだ。
善逸「きょうこそ、ねじゅこちゃんにおはなをてわたししゅる!」
善逸はむん!と気合いを入れて決意した。
善逸は禰豆子の箱がある部屋に走った。
他の隊士からしたら小さな子がてちてちと走る姿は大変癒されるものだったそうだ。
善逸は禰豆子が寝ている部屋にそーっと入った。
禰豆子がベッドの上で寝ている。
善逸(ねじゅこちゃん、かあいい!)
善逸はそんなことを考えながら、禰豆子のためにもってきた花かんむりを持って床にぺたんと座った。
善逸(たんじろーといのしゅけのこえがしゅる……きのうかいふくくんれんしてるんだ……)
善逸はなんとなく自分の着物を弄ったりして時間を潰していた。
炭治郎「あれ?善逸」
善逸「たんじろー!」
炭治郎「しのぶさんが善逸が待ってるって言ってたのに部屋にいなかったから探したぞ」
善逸「ごめん……ねじゅこちゃんにおはなあげたかったの……」
炭治郎「いつもあげてるじゃないか」
善逸「おれがあげたのたんじろーがわたしてるんでしょ?てわたししたいの」
炭治郎「でも、禰豆子が起きるのは夜だから……」
善逸「おれおきるよ!ねにゃいから!」
炭治郎「うーん……音柱の宇髄さんって人が迎えに来るじゃないか」
善逸「ちょっとでもいいから!」
炭治郎「……分かった。俺も説得するよ」
善逸「うん!」
それから炭治郎は善逸と花札をしていた。
炭治郎はころころ表情が変わる善逸に癒されていた。
だが、日が落ちていくと善逸がだんだん頭を揺らし始めた。
炭治郎「善逸」
善逸「んー……」
炭治郎「寝るか?」
善逸「ねにゃいもん……ねじゅこちゃんに……おはな……」
炭治郎は禰豆子を見たが、禰豆子はまだ寝ている。
善逸「ねじゅこちゃんに……おはな……あげる……」
炭治郎が悩んでいると、アオイが音柱が善逸を迎えに来ていると知らせに来た。
炭治郎はうとうとしているが、目をこすって起きようとしている善逸を見て、宇髄を説得するためにアオイと共に部屋を出ていった。
善逸「ねじゅこちゃ……おはにゃ……」
パチ
禰豆子がゆっくりと起き上がる。
禰豆子「む?」
善逸「…………zzz」
禰豆子「む」
善逸「……ねじゅこ……ちゃ……おはにゃ……かあいいね……」
禰豆子「……む!」
禰豆子は善逸の持っていた花かんむりを手にして胸が暖かくなるのを感じていた。
禰豆子は善逸を抱き上げ、ゆらゆらと体を揺らして善逸を寝かしつける。
それはまるで、竈門家が殺される前、弟を寝かしつけた時のように。
炭治郎「待ってください!せめて禰豆子が起きるまで」
宇髄「善逸はもう晩ご飯の時間なんだよ!」
荒々しく部屋に入ってきた宇髄と炭治郎はその光景に驚いていた。
鬼の禰豆子は優しく善逸を抱き上げて、寝かしつけている。
善逸は心底安心したように眠っている。
炭治郎「禰豆子、起きたのか」
禰豆子「む」
炭治郎「善逸から花は貰えたのか?」
禰豆子「む!」
炭治郎「そうか、良かったな」
禰豆子「むー」
炭治郎「善逸は寝ちゃったんだな……」
禰豆子「む」
善逸「……むにゃ……」
宇髄は禰豆子から善逸を受け取り、そのまま屋敷に帰った。
炭治郎は善逸がまた来るのを楽しみにしていた。
禰豆子のベッドの傍には枯れるまで花かんむりがあった。
我妻善逸
2〜3歳。
炭治郎と伊之助と禰豆子に会いに、蝶屋敷によく来る。
竈門炭治郎
善逸がいるとひたすら癒される。
善逸がくれた四葉のクローバーはしのぶにしおりにしてもらった。
竈門禰豆子
善逸がくれる花は炭治郎から受け取っていた。
嘴平伊之助
善逸がくれたどんぐりの首飾りは宝物。
宇髄天元
音柱。禰豆子の腕に抱かれた善逸が心底安心してたので、禰豆子のことはモロに敵視はだんだんとしなくなる。
善逸「たんじろー、いのしゅけ」
炭治郎「また来てくれたのか、善逸」
伊之助「モンイツ」
善逸「ぜんいつだもん!たんじろー、いのしゅけ!おみやげもってきたよ!」
善逸は抱えてた風呂敷を広げた。
善逸「これはいのしゅけに!大きいどんぐりをしゅましゃんがくびかざりにしてくれた!」
善逸の手には大きいどんぐりに紐がつけられて首から下げられるようにしたものがあった。
伊之助はそれを見ると被り物ごしでも分かるほどにキラキラしていた。
伊之助「ドングリ……スゲェ」
善逸「すごいでしょ!いのしゅけがしゅきなどんぐりみつけたんだよ!」
伊之助「ウン……アリガト」
善逸「もーまだしょげてるの?いのしゅけはおやぶんだからつよいよ!」
伊之助「オヤブン……ツヨイ?」
善逸「つよい!」
炭治郎は善逸が来る度に伊之助を励ましているのを見て癒されていた。
伊之助もだんだんと持ち直している。
すぐにまた自信を取り戻すだろう。
善逸「たんじろーにはね!はい!」
炭治郎「これは?」
善逸「シロツメクサのはっぱ!よつばのはものすごくきちょーなんだって!」
善逸が炭治郎に渡したのは現代でいう、四葉のクローバーだ。
善逸「ひなづるしゃんがいってた!それをもってるとしあわせになれるんだって!たんじろーにあげりゅね!」
炭治郎「善逸……」
炭治郎は胸に込み上げる気持ちを抑えきれなくなり、善逸を持ち上げた。
炭治郎は善逸をぎゅーっと抱きしめた。
炭治郎「ありがとうな!善逸!」
善逸「たんじろーうれちい?よかったー!」
それを見て、密かに伊之助はホワホワしてました。
禰豆子にお花を渡したい
善逸「たんじろー、いのしゅけ!……あれ?」
いつものように蝶屋敷にて療養中の炭治郎と伊之助の見舞いに来た善逸だが、二人は部屋にいなかった。
善逸「あれー?」
しのぶ「あら、善逸くん」
善逸「しのぶしゃーん!」
しのぶ「炭治郎くんと伊之助くんなら、機能回復訓練ですよ」
善逸「しょうなの?」
しのぶ「はい。二人とも頑張ってますよ」
善逸「じゃあまってる!」
しのぶ「ふふ、いいですよ」
善逸「ありがとーしのぶしゃん!」
しのぶ「いいえ、お礼が言えて偉いですね」
善逸は炭治郎と伊之助が訓練を終えて戻ってくるのを部屋で待つことにした。
善逸「そうだ!ねじゅこちゃん!」
善逸ははっ!と思い出した。
善逸はいつも炭治郎と伊之助のお見舞いに来ている時に禰豆子のために花を持ってくるのだが、禰豆子が起き上がる時には善逸は幼い故に眠くなってしまうのだ。
そのため、いつも禰豆子が活動する前に宇髄が迎えに来て帰ってしまうため、いまだ禰豆子とちゃんと話していないのだ。
善逸「きょうこそ、ねじゅこちゃんにおはなをてわたししゅる!」
善逸はむん!と気合いを入れて決意した。
善逸は禰豆子の箱がある部屋に走った。
他の隊士からしたら小さな子がてちてちと走る姿は大変癒されるものだったそうだ。
善逸は禰豆子が寝ている部屋にそーっと入った。
禰豆子がベッドの上で寝ている。
善逸(ねじゅこちゃん、かあいい!)
善逸はそんなことを考えながら、禰豆子のためにもってきた花かんむりを持って床にぺたんと座った。
善逸(たんじろーといのしゅけのこえがしゅる……きのうかいふくくんれんしてるんだ……)
善逸はなんとなく自分の着物を弄ったりして時間を潰していた。
炭治郎「あれ?善逸」
善逸「たんじろー!」
炭治郎「しのぶさんが善逸が待ってるって言ってたのに部屋にいなかったから探したぞ」
善逸「ごめん……ねじゅこちゃんにおはなあげたかったの……」
炭治郎「いつもあげてるじゃないか」
善逸「おれがあげたのたんじろーがわたしてるんでしょ?てわたししたいの」
炭治郎「でも、禰豆子が起きるのは夜だから……」
善逸「おれおきるよ!ねにゃいから!」
炭治郎「うーん……音柱の宇髄さんって人が迎えに来るじゃないか」
善逸「ちょっとでもいいから!」
炭治郎「……分かった。俺も説得するよ」
善逸「うん!」
それから炭治郎は善逸と花札をしていた。
炭治郎はころころ表情が変わる善逸に癒されていた。
だが、日が落ちていくと善逸がだんだん頭を揺らし始めた。
炭治郎「善逸」
善逸「んー……」
炭治郎「寝るか?」
善逸「ねにゃいもん……ねじゅこちゃんに……おはな……」
炭治郎は禰豆子を見たが、禰豆子はまだ寝ている。
善逸「ねじゅこちゃんに……おはな……あげる……」
炭治郎が悩んでいると、アオイが音柱が善逸を迎えに来ていると知らせに来た。
炭治郎はうとうとしているが、目をこすって起きようとしている善逸を見て、宇髄を説得するためにアオイと共に部屋を出ていった。
善逸「ねじゅこちゃ……おはにゃ……」
パチ
禰豆子がゆっくりと起き上がる。
禰豆子「む?」
善逸「…………zzz」
禰豆子「む」
善逸「……ねじゅこ……ちゃ……おはにゃ……かあいいね……」
禰豆子「……む!」
禰豆子は善逸の持っていた花かんむりを手にして胸が暖かくなるのを感じていた。
禰豆子は善逸を抱き上げ、ゆらゆらと体を揺らして善逸を寝かしつける。
それはまるで、竈門家が殺される前、弟を寝かしつけた時のように。
炭治郎「待ってください!せめて禰豆子が起きるまで」
宇髄「善逸はもう晩ご飯の時間なんだよ!」
荒々しく部屋に入ってきた宇髄と炭治郎はその光景に驚いていた。
鬼の禰豆子は優しく善逸を抱き上げて、寝かしつけている。
善逸は心底安心したように眠っている。
炭治郎「禰豆子、起きたのか」
禰豆子「む」
炭治郎「善逸から花は貰えたのか?」
禰豆子「む!」
炭治郎「そうか、良かったな」
禰豆子「むー」
炭治郎「善逸は寝ちゃったんだな……」
禰豆子「む」
善逸「……むにゃ……」
宇髄は禰豆子から善逸を受け取り、そのまま屋敷に帰った。
炭治郎は善逸がまた来るのを楽しみにしていた。
禰豆子のベッドの傍には枯れるまで花かんむりがあった。
我妻善逸
2〜3歳。
炭治郎と伊之助と禰豆子に会いに、蝶屋敷によく来る。
竈門炭治郎
善逸がいるとひたすら癒される。
善逸がくれた四葉のクローバーはしのぶにしおりにしてもらった。
竈門禰豆子
善逸がくれる花は炭治郎から受け取っていた。
嘴平伊之助
善逸がくれたどんぐりの首飾りは宝物。
宇髄天元
音柱。禰豆子の腕に抱かれた善逸が心底安心してたので、禰豆子のことはモロに敵視はだんだんとしなくなる。