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逆行した善逸が原作始まっても幼児な件



柱合会議の最初

しのぶ「君は裁判を受けるんですよ。竈門炭治郎くん」

善逸「たんじろー……?」


その言葉に柱たちに沈黙が走る。


煉獄杏「宇髄、また連れてきたのか!」

宇髄「くっついて離れねーんだよ……どこにそんな力があんだか……」

甘露寺「善逸くん!可愛いわ!」

善逸「たんじろー、たんじろーだ!!」


ぶわっ!
先程まで、宇髄天元の背中にひっついていた小さな金髪の子供、善逸が炭治郎に泣きながら駆け寄った。


善逸「たんじろー!だいじょうぶ?けがが……いっぱいだよぉ……」


炭治郎はこの小さい子が本心から自分のことを心配しているのが匂いで分かった。
ただ、どうしてこの子が自分の名前を泣き叫んでいるのか……


善逸「しのぶしゃん……たんじろーいたしょうだよ……なおちてあげてよぉ……」

しのぶ「善逸くん、彼は大切なお約束を破ってしまっているんです。だからお話をしないといけないんですよ」

善逸「でも……たんじろーはわりゅくないんだよぉ……ほんとだよぉ……」


小さい子の大きな瞳からぼろぼろと涙が流れているのは見ているほうも悲しくなる。
しかも、柱たちから可愛がられている子供なら尚更柱たちに大きなダメージだ。


しのぶ「うーん、困りましたね……」

甘露寺「善逸くん!泣かないで!」

時透無「泣かないで……善逸……」

煉獄杏「困ったな、どうする!?」

宇髄「善逸!ほらこっち来い!」

善逸「やああああだあああああ!たんじろーといりゅうううううう!」


ガーン!
いつも自分の元を離れない善逸が自分以外のやつを取ったとショックを受ける宇髄。


甘露寺「善逸くんも泣いちゃってますし、この事を御館様が知らないとは思えないです……勝手にやるのは……」

煉獄杏「む……」

宇髄「俺よりそいつがいいのか……」





不死川が禰豆子を刺そうとする時

不死川実「ありえねえんだよォ!!」


グサッ!


禰豆子「んんっ!」

炭治郎「やめろおおおお!!」

善逸「ひっ!!やめてよおおおおお!ねずこちゃんにっひどいこと!しないでよおお!!」

不死川実「また来てんのかァ善逸ゥ……」

善逸「しなじゅがわしゃん!ねじゅこちゃんを……はなしてくやしゃい……!」

不死川実「お前も鬼に襲われたことがあるなら分かるだろォ?こいつは鬼、お前も殺されるかもしれねえんだァ」

善逸「ねじゅこちゃんはそんなことしない!」

不死川実「ガキが分かったような口聞いてんじゃねえ!」

善逸「!!!」

炭治郎(泣いてる!禰豆子や俺を助けてと言ってくれた子が……泣いてる……!)

宇髄「おい不死川!」

しのぶ「不死川さん!善逸くんに怒鳴るのはやめてください!」

不死川実「分かったら帰れェ。帰れないなら宇髄の後ろにいろォ!」

善逸「っ!……ねじゅこちゃんを……はなして……くやしゃい……!」





炭治郎と禰豆子が隠に連れていかれる時

善逸「お、おれもいく!」

宇髄「駄目だ!また迷子になるぞ!」

善逸「たんじろーとねずこちゃんといりゅうううう!」

宇髄「そんなにアイツが気に入ったのか?」

善逸「たんじろーはけがしてるんだよ!いたいのいたいのとんでけするの!」

宇髄「ん゙ん゙っ!!」

善逸「ねずこちゃんもきっといたいから、いたいのいたいのとんでけってするの」

不死川実「あいつは鬼だぞ」

善逸「でも!ねずこちゃんはしなじゅがわしゃんおそわなかったでしょー!」

しのぶ「善逸くん、後で私と行きましょう?みんなも会いたがってますから」

宇髄「あ!ずりぃ!」

善逸「わーい!ありがとう!しのぶしゃん!」





蝶屋敷にきた善逸

善逸「たんじろー?ねずこちゃん?」

炭治郎「あ!さっきの……」

善逸「たんじろー!」

炭治郎「君は……」

善逸「……おれは、あがつまぜんいつ!おとばしらのうずいしゃんのところにいりゅの」

炭治郎「善逸って言うのか。なぜ俺の名前を知ってたんだ?」

善逸「たんじろーのこと、しってるよ。なきたくなるよなやしゃしいおとがする……」

炭治郎「どういう事だ?」

善逸「とにかく!おれはたんじろーとねずこちゃんのみかた!」

炭治郎「……そうか、ありがとう善逸」

善逸「うぇひひ……」

伊之助「ダレダオマエ」

善逸「あ!いのしゅけ!」

炭治郎(伊之助のことも知ってるのか……)

善逸「いのしゅけもけがしてりゅ……こえ……」

炭治郎「喉がやられてしまったらしい……それと、落ち込んでいるみたいだ……」

善逸「いのしゅけぇ……」

伊之助「オレヨワイ」

善逸「いのしゅけつよいよ!」

伊之助「ヨワイヨ」

善逸「いのしゅけおやぶんだもん!つよいよ!」

伊之助「……オマエハ?」

善逸「おれはぜんいつ!」

伊之助「モンイツ」

善逸「ぜんいちゅだもん!!」

炭治郎「言えてないぞ、善逸」

善逸「じゃあ、おれがおまじないしてあげりゅ!うずいしゃんにやると、すぐなおる!いたいのいたいのとんでけ!」

炭治郎「……ありがとう、善逸。良くなったよ」

伊之助「……アリガト」

善逸「いひひ……!」






我妻善逸
原作時で2〜3歳。
逆行していたことを思い出したのは鬼に襲われて、宇髄に助けられた時。
宇髄に泣きわめいてひっついて離れないため、宇髄が仕方なく世話をすることに。後に親バカ宇髄が出来上がる。
基本的に宇髄とは任務以外は一緒にいる。柱合会議にすらひっついてくるため、いつの間にか柱からも可愛がられている。
炭治郎の柱合会議のときも宇髄の背中に引っ付いていた。
記憶はあるが精神が幼いため、迷信なども信じてる。

宇髄天元
善逸を助けてから親代わり。
親バカなので善逸が鴉が白いと言ったなら鴉も白い。
善逸が炭治郎と一緒にいたがるのを最初は悔しがっていたが、善逸が楽しそうなので良しとする。だけど、保護者は俺!それは譲れない。

竈門炭治郎
自分を知っているし、禰豆子を小さい体で助けようとしてくれたから好感度はMAX。
ちっちゃいし可愛いしで長男力発揮しまくる。弟に欲しい!竈門家の末っ子にしたい!

竈門禰豆子
小さいたんぽぽ。お花をくれる可愛い子。
たまに抱っこして寝かしつけたりする。感覚的には可愛い弟。

嘴平伊之助
ちっちぇーやつ。精神が回復するのは善逸がおやぶんすごいといっぱい言ってくれるからだと思う。子分小さい。守ってやんないと。

柱たち
善逸可愛い。ことある事に甘やかす。





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