砂忍
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翌朝
ご機嫌ななめな様子のサクラは苛立たしげに 長い長い溜め息を零した。
「ねェ!ねェ!ねェ!!
こんなことが許されていいワケぇ!?
何であの人は自分で呼び出しといて常に人を待たせるぬよ!!」
騒ぐサクラを見遣るユキノと サクラに同調するナルト。
「そーだ!そーだ!
サクラちゃんの言う通りだっつばよォ!!」
「寝坊したからってブローをあきらめて来る乙女の気持ちどうしてくれんのよ!!」
言われて見れば
確かに後ろのほう、髪が少し跳ねていた。
ユキノは別に気にするほどではないのでは?と小首を傾げていたが
「そーだ!そーだぁ!
オレなんか寝坊したから
顔も洗ってないし歯も磨けなかったんだってばよ!!」
ナルトの有り得ない言葉を聞いて
ズサッと素早くナルトとの距離を取り
サクラも表情を引き攣らせた。
「あんた…それは汚いよ…」
「エヘ…」
そんな彼らの傍ら
イライラと貧乏揺すりをするのはサスケ。
「(朝っぱらから何でこんなにハイテンションなんだ コイツら…)」
一人 胸中で呟いた。
騒がしいナルトやサクラにもだが
昨日とは打って変わっていつも通りなユキノにも苛立つ。
昨日はあれだけ自分のことがどうだと言っていたのに一晩寝ればどういうことだろう
ケロッとしているではないか。
ナルトとサクラにも自分から声をかけていたし
これだけ立ち直りが早いのであれば
さっさと声をかけておくべきいだったと
何とも言えない時間を過ごした数日間のことを不満に思った
が、安心しきっている様子のユキノを見ていると
まぁいいかと思えてきて
いつの間にか貧乏揺すりは止まっていた。
昨日に引き続き カカシがやってきたのは やはり数時間後のこと。
「やぁ!お早う諸君!!
今日はちょっと人生という道に迷ってな…」
白々しい嘘をつくカカシに ナルトとサクラは揃って「ハイ!嘘ッ!!」とカカシを指差す。
最早見慣れた光景。
なんだかんだで二人は相性が良いようだ。
「ま!なんだ…
いきなりだがお前達を中忍選抜試験に推薦しちゃったから」
飄々とした様子であっさりと言ってのけるカカシの言葉に
「え!?」
「……」
『?』
「!」
それぞれ違う反応を見せる一同。
「何ですって~~~!!」
「そんなこと言ってもごかされ…」
「志願書だ」
またいつもの嘘だろうと 攻め寄ろうとしたとき
スッと差し出された四枚の紙切れを見ては
「カカシ先生大好きーーっ!!」
ナルトは堪らずカカシに抱き着いた。
「おい よせ 離れろって……」
渡された志願書を嬉しいそうに見つめるナルト。
それはユキノも同じらしく 字など読めやしないのに、興味深そうに見ていた。
「…と いっても推薦は強制じゃあない
受験するかしないかを決めるのはお前達の自由だ
受けたい者だけ その志願書にサインして 明日の午後4時までに学校の301に来ること
以上!」
言ってさっさと姿を消すカカシ。
自分はあれだけ遅刻しておいて…と突っ込むものは もはや誰もいない。
彼の遅刻癖に諦めにも近いものを覚えて 一同はその場を離れた。
「むっふっふっふーん
中忍試験!中忍試験!
強いヤツがたくさん出てくるんだろうなぁ……」
嬉々とした様子のナルト。
サスケやユキノも昨日の砂隠れの忍を思い出しては 楽しみだと笑みを浮かべる。
だが、そんな三人をよそに サクラだけは 浮かない表情を浮かべていた。
「(私…イヤだ…)」
――…サスケ君やユキノ…
ナルトにすらついて行けないのに……中忍選抜試験なんて…―――
先日、サスケに言われた言葉
「ナルト以下…」
その言葉がサクラの自信を奪い、挑む勇気の無くしていた。
次の日―――
「サクラちゃん オ~~~~~ス!!」
「う…うん!オハヨ…」
駆けて来るナルトに気まずそうに返事をするサクラ。
いつもと様子の違うサクラに 瞬時に気づいたサスケは訝しげに彼女を見遣る。
ユキノも何かに気づいたらしく 見てはいたが…
自分の出る幕ではない と素知らぬ顔をした。
そして久しぶりにやってきたアカデミーの301室。
しかし、ユキノはアカデミーに入った瞬間から何か違和感を覚え 辺りをキョロキョロ。
不思議そうにサスケを見遣る…が、どうやらサスケも気づいているようで
ならば良いか と何故か教室の前に集まっている人々の間をすり抜け前へ出た。
見れば オカッパ頭の男が教室前の扉に立ち塞がる少年二人に殴られた様子。
口元から血を流しながら尻餅ついていた。
「ふ~~~~ん
そんなんで中忍試験受けようっての?
やめた方がいいんじゃないボクたち
ケツの青いガキなんだからよォ…」
「そうそう!」
「お願いですから…そこを通して下さい」
すると 今度は頭の両サイドをお団子にしている女性が二人の元へ歩を進めた。
瞬間――ドカッ
「うっ」
容赦無く殴られ 吹き飛ばされる女性。
「………ひでぇ…!」
それを見ていた一人の受験者が呟いた。
「何だって?」
その言葉に男は心外だと言わんばかりに眉を吊り上げた。
「いいか!?
これはオレたちの優しさだぜ…中忍試験は難関だ…
かくいうオレたちも3期連続で合格を逃してる
この試験を受験したばっかりに忍をやめていく者…
再起不能になった者…オレたちは何度も目にした
それに中忍っていったら部隊の隊長レベルよ
任務の失敗 部下の死亡
……それは全て隊長の責任なんだ
それをこんなガキが……
どっちみち受からないものをここでフルイにかけて何が悪い!!」
長々と語る男の言葉に静まり返る受験者達。
試験を甘く見ていたのか想像していたものと違っていたのか
臆してしまったように誰も何も言わない。
ご機嫌ななめな様子のサクラは苛立たしげに 長い長い溜め息を零した。
「ねェ!ねェ!ねェ!!
こんなことが許されていいワケぇ!?
何であの人は自分で呼び出しといて常に人を待たせるぬよ!!」
騒ぐサクラを見遣るユキノと サクラに同調するナルト。
「そーだ!そーだ!
サクラちゃんの言う通りだっつばよォ!!」
「寝坊したからってブローをあきらめて来る乙女の気持ちどうしてくれんのよ!!」
言われて見れば
確かに後ろのほう、髪が少し跳ねていた。
ユキノは別に気にするほどではないのでは?と小首を傾げていたが
「そーだ!そーだぁ!
オレなんか寝坊したから
顔も洗ってないし歯も磨けなかったんだってばよ!!」
ナルトの有り得ない言葉を聞いて
ズサッと素早くナルトとの距離を取り
サクラも表情を引き攣らせた。
「あんた…それは汚いよ…」
「エヘ…」
そんな彼らの傍ら
イライラと貧乏揺すりをするのはサスケ。
「(朝っぱらから何でこんなにハイテンションなんだ コイツら…)」
一人 胸中で呟いた。
騒がしいナルトやサクラにもだが
昨日とは打って変わっていつも通りなユキノにも苛立つ。
昨日はあれだけ自分のことがどうだと言っていたのに一晩寝ればどういうことだろう
ケロッとしているではないか。
ナルトとサクラにも自分から声をかけていたし
これだけ立ち直りが早いのであれば
さっさと声をかけておくべきいだったと
何とも言えない時間を過ごした数日間のことを不満に思った
が、安心しきっている様子のユキノを見ていると
まぁいいかと思えてきて
いつの間にか貧乏揺すりは止まっていた。
昨日に引き続き カカシがやってきたのは やはり数時間後のこと。
「やぁ!お早う諸君!!
今日はちょっと人生という道に迷ってな…」
白々しい嘘をつくカカシに ナルトとサクラは揃って「ハイ!嘘ッ!!」とカカシを指差す。
最早見慣れた光景。
なんだかんだで二人は相性が良いようだ。
「ま!なんだ…
いきなりだがお前達を中忍選抜試験に推薦しちゃったから」
飄々とした様子であっさりと言ってのけるカカシの言葉に
「え!?」
「……」
『?』
「!」
それぞれ違う反応を見せる一同。
「何ですって~~~!!」
「そんなこと言ってもごかされ…」
「志願書だ」
またいつもの嘘だろうと 攻め寄ろうとしたとき
スッと差し出された四枚の紙切れを見ては
「カカシ先生大好きーーっ!!」
ナルトは堪らずカカシに抱き着いた。
「おい よせ 離れろって……」
渡された志願書を嬉しいそうに見つめるナルト。
それはユキノも同じらしく 字など読めやしないのに、興味深そうに見ていた。
「…と いっても推薦は強制じゃあない
受験するかしないかを決めるのはお前達の自由だ
受けたい者だけ その志願書にサインして 明日の午後4時までに学校の301に来ること
以上!」
言ってさっさと姿を消すカカシ。
自分はあれだけ遅刻しておいて…と突っ込むものは もはや誰もいない。
彼の遅刻癖に諦めにも近いものを覚えて 一同はその場を離れた。
「むっふっふっふーん
中忍試験!中忍試験!
強いヤツがたくさん出てくるんだろうなぁ……」
嬉々とした様子のナルト。
サスケやユキノも昨日の砂隠れの忍を思い出しては 楽しみだと笑みを浮かべる。
だが、そんな三人をよそに サクラだけは 浮かない表情を浮かべていた。
「(私…イヤだ…)」
――…サスケ君やユキノ…
ナルトにすらついて行けないのに……中忍選抜試験なんて…―――
先日、サスケに言われた言葉
「ナルト以下…」
その言葉がサクラの自信を奪い、挑む勇気の無くしていた。
次の日―――
「サクラちゃん オ~~~~~ス!!」
「う…うん!オハヨ…」
駆けて来るナルトに気まずそうに返事をするサクラ。
いつもと様子の違うサクラに 瞬時に気づいたサスケは訝しげに彼女を見遣る。
ユキノも何かに気づいたらしく 見てはいたが…
自分の出る幕ではない と素知らぬ顔をした。
そして久しぶりにやってきたアカデミーの301室。
しかし、ユキノはアカデミーに入った瞬間から何か違和感を覚え 辺りをキョロキョロ。
不思議そうにサスケを見遣る…が、どうやらサスケも気づいているようで
ならば良いか と何故か教室の前に集まっている人々の間をすり抜け前へ出た。
見れば オカッパ頭の男が教室前の扉に立ち塞がる少年二人に殴られた様子。
口元から血を流しながら尻餅ついていた。
「ふ~~~~ん
そんなんで中忍試験受けようっての?
やめた方がいいんじゃないボクたち
ケツの青いガキなんだからよォ…」
「そうそう!」
「お願いですから…そこを通して下さい」
すると 今度は頭の両サイドをお団子にしている女性が二人の元へ歩を進めた。
瞬間――ドカッ
「うっ」
容赦無く殴られ 吹き飛ばされる女性。
「………ひでぇ…!」
それを見ていた一人の受験者が呟いた。
「何だって?」
その言葉に男は心外だと言わんばかりに眉を吊り上げた。
「いいか!?
これはオレたちの優しさだぜ…中忍試験は難関だ…
かくいうオレたちも3期連続で合格を逃してる
この試験を受験したばっかりに忍をやめていく者…
再起不能になった者…オレたちは何度も目にした
それに中忍っていったら部隊の隊長レベルよ
任務の失敗 部下の死亡
……それは全て隊長の責任なんだ
それをこんなガキが……
どっちみち受からないものをここでフルイにかけて何が悪い!!」
長々と語る男の言葉に静まり返る受験者達。
試験を甘く見ていたのか想像していたものと違っていたのか
臆してしまったように誰も何も言わない。
