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「(なっ…何だ…このチャクラ」は!?)」
ナルトのものとは思えない凶悪なチャクラが辺りを取り巻いて渦巻く。
それはあまりにも強大で この空間を埋め尽くすだけでは止(とど)まらず、地面に亀裂を入れた。
ユキノはそのチャクラからサスケを守るように抱き込むがその視線はナルトにくぎ付け。
徐々にキツネのような形に具現化する彼のチャクラから目が離せなくなった。
それは白も同様で
驚愕した様子のままナルトを見つめる…と
あれだけあったたくさんの傷が溢れ出したチャクラにより
みるみるうちに再生していった。
今までそのようなもの…つまり医療忍術など知識を身につけていないはずのナルトが 何故?
あのチャクラは一体…?
その答えを探る間も無く具現化していたチャクラはナルトに取り巻いては馴染むように入っていく。
「(来る!!)」
と、瞬時にナルトは獣の様な出で立ちから 白へと駆け出した。
白は気圧されながらもナルトに向かって千本を放つ。
が……
「!!」
『!?』
それらは勢い良く放出された彼のチャクラによって弾かれた。
―――なんてチャクラの密度だ。
分厚く、ねっとりと纏わりつくような…それでいて刺々しいチャクラに白とユキノは息を飲む。
今一度、白は針を構え攻撃を仕掛けるも、それは見事にかわされる。
先程までは全く白のスピードについていけず、倒れていたあのナルトが…。
その思考から一瞬、動きを止めてしまうが
咄嗟に次の鏡に身を潜めよう踵を返す。
しかし、それよりも早くナルトは白の腕を掴んで捕まえた。
「うおぉおおおぉぉおおおおっ」
まるで獣のような雄叫びとともに放たれる気に ユキノはなんとか薄いチャクラの膜を張って耐えるが、ナルトの身近にいた白は堪えきれず
加えて力任せに掴まれた腕の痛みに悲痛に唸り声をあげた。
あまりの少年のチャクラの強大さに耐えきれなくなった氷鏡にヒビが入る。
そして白の面に放たれたナルトの拳
あまりの衝撃に吹き飛ばされた白と一緒に
辺りの氷鏡は全て 砕け弾けた。
殴られた白の面は強い破壊力により崩れ落ちる。
ゆらりと立ち上がり、露わとなった少年の顔に 最早生気は感じられなかった。
そう…それはまるでサスケを失い、生きる意味を無くしてしまったユキノと同じ。
彼もまた…ナルトに敗北したことによって自分の存在価値を無くしてしまったのだ。
白の元へと駆け出していたナルト。
しかし、顔見知りなのか 我に返ると突き出していた拳を寸でで止める。
「お…お前…あン時の…!!」
戸惑いに震える拳に白は静かに冷たく口を開く。
「何故止めたんです…
君は僕に大切な仲間を殺されておいて…僕を殺せないんですか」
言われ、ナルトは ユキノの腕の中で眠るサスケを振り返る。
「くそっ」
そして、以前出会った時に見せた少年の柔らかな笑みを 脳裏から打ち消すように再び白を殴った。
が、その拳にさっきほどの力は無い。
殴られた拍子に口の中が切れたのだろう
白は唇から零れる血を拭いながら立ち上がった。
「先程までの勢いはどうしたんです
そんな力では僕は殺せませんよ」
そして言う。
「よく勘違いをしている人がいます
倒すべき敵を倒さずに情けをかけた…命だけは見逃そう…などと
知っていますか
夢もなく…誰からも必要とされず…
ただ生きいることの苦しみを」
静かな空間に白の声が厭に響く。
その言葉の意味を理解できず 訝しげに眉を寄せるナルトとは対照的に…
ユキノは腕の中にいるサスケを見遣った。
ユキノにはわかるのだ。
何故ならここにいる誰よりも長い時の中を
夢も無く 誰からも必要とされずに生きてきたのだから。
白も元々はそういう存在だった。
聞けば実の父に殺されかけたとか…
「そしてその時僕は自分のことをこう思った…
いや…そう思わざるを得なかった
そしてそれが一番辛いことだと知った……」
なんとか難を逃れたものの誰も自分の存在には目もくれず
それはまるで…
「自分が この世にまるで…
必要とされない存在だということです」
その言葉にやっと彼が言わんとすることを悟ったナルトはまるで自分のことのように哀しげな表情を浮かべた。
ハッとさせられた。
何故なら自分も同じだったのだから…。
ナルトのものとは思えない凶悪なチャクラが辺りを取り巻いて渦巻く。
それはあまりにも強大で この空間を埋め尽くすだけでは止(とど)まらず、地面に亀裂を入れた。
ユキノはそのチャクラからサスケを守るように抱き込むがその視線はナルトにくぎ付け。
徐々にキツネのような形に具現化する彼のチャクラから目が離せなくなった。
それは白も同様で
驚愕した様子のままナルトを見つめる…と
あれだけあったたくさんの傷が溢れ出したチャクラにより
みるみるうちに再生していった。
今までそのようなもの…つまり医療忍術など知識を身につけていないはずのナルトが 何故?
あのチャクラは一体…?
その答えを探る間も無く具現化していたチャクラはナルトに取り巻いては馴染むように入っていく。
「(来る!!)」
と、瞬時にナルトは獣の様な出で立ちから 白へと駆け出した。
白は気圧されながらもナルトに向かって千本を放つ。
が……
「!!」
『!?』
それらは勢い良く放出された彼のチャクラによって弾かれた。
―――なんてチャクラの密度だ。
分厚く、ねっとりと纏わりつくような…それでいて刺々しいチャクラに白とユキノは息を飲む。
今一度、白は針を構え攻撃を仕掛けるも、それは見事にかわされる。
先程までは全く白のスピードについていけず、倒れていたあのナルトが…。
その思考から一瞬、動きを止めてしまうが
咄嗟に次の鏡に身を潜めよう踵を返す。
しかし、それよりも早くナルトは白の腕を掴んで捕まえた。
「うおぉおおおぉぉおおおおっ」
まるで獣のような雄叫びとともに放たれる気に ユキノはなんとか薄いチャクラの膜を張って耐えるが、ナルトの身近にいた白は堪えきれず
加えて力任せに掴まれた腕の痛みに悲痛に唸り声をあげた。
あまりの少年のチャクラの強大さに耐えきれなくなった氷鏡にヒビが入る。
そして白の面に放たれたナルトの拳
あまりの衝撃に吹き飛ばされた白と一緒に
辺りの氷鏡は全て 砕け弾けた。
殴られた白の面は強い破壊力により崩れ落ちる。
ゆらりと立ち上がり、露わとなった少年の顔に 最早生気は感じられなかった。
そう…それはまるでサスケを失い、生きる意味を無くしてしまったユキノと同じ。
彼もまた…ナルトに敗北したことによって自分の存在価値を無くしてしまったのだ。
白の元へと駆け出していたナルト。
しかし、顔見知りなのか 我に返ると突き出していた拳を寸でで止める。
「お…お前…あン時の…!!」
戸惑いに震える拳に白は静かに冷たく口を開く。
「何故止めたんです…
君は僕に大切な仲間を殺されておいて…僕を殺せないんですか」
言われ、ナルトは ユキノの腕の中で眠るサスケを振り返る。
「くそっ」
そして、以前出会った時に見せた少年の柔らかな笑みを 脳裏から打ち消すように再び白を殴った。
が、その拳にさっきほどの力は無い。
殴られた拍子に口の中が切れたのだろう
白は唇から零れる血を拭いながら立ち上がった。
「先程までの勢いはどうしたんです
そんな力では僕は殺せませんよ」
そして言う。
「よく勘違いをしている人がいます
倒すべき敵を倒さずに情けをかけた…命だけは見逃そう…などと
知っていますか
夢もなく…誰からも必要とされず…
ただ生きいることの苦しみを」
静かな空間に白の声が厭に響く。
その言葉の意味を理解できず 訝しげに眉を寄せるナルトとは対照的に…
ユキノは腕の中にいるサスケを見遣った。
ユキノにはわかるのだ。
何故ならここにいる誰よりも長い時の中を
夢も無く 誰からも必要とされずに生きてきたのだから。
白も元々はそういう存在だった。
聞けば実の父に殺されかけたとか…
「そしてその時僕は自分のことをこう思った…
いや…そう思わざるを得なかった
そしてそれが一番辛いことだと知った……」
なんとか難を逃れたものの誰も自分の存在には目もくれず
それはまるで…
「自分が この世にまるで…
必要とされない存在だということです」
その言葉にやっと彼が言わんとすることを悟ったナルトはまるで自分のことのように哀しげな表情を浮かべた。
ハッとさせられた。
何故なら自分も同じだったのだから…。
