強敵
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
すると、今度はしゃがみ込んでいたユキノが ゆっくりと立ち上がる。
一度大きく深呼吸…
そして素早く構えると右手にチャクラを集中させてから一番身近にあった鏡に向かって走り出し、硬く作られた拳を鏡に打ち付けた。
ピシリ――
―――パリンッ
割れた…かと思えば
『っ!?』
すぐさま白のチャクラによってか 鏡は修復される。
何事も無かったかのように元の姿に戻ってしまった。
これにはさすがのサスケも戸惑いの表情を浮かべる。
岩をも砕くユキノの怪力技が効かないのだから…。
こんなスピードで修復されては全てを壊しきることはできない。
三人が驚愕している中 再び構えられる千本。
それを認識したとたん
雨のように何本もの 針が三人に放たれた。
「ぐあ!!」
「うぐっ!!」
『っ!』
あまりの勢いに三人は吹き飛ばされ、地面に打ち付けられる。
「どこだ 本体はァ!?」
「目で追おうとしても無駄だよ
ボクは絶対に捕まらない」
「フン 影分身の術!!!」
躍起になったナルトは影分身をする。
「よせ!」
「(なら どいつが本体か
全部ぶっ叩いて確かめてやるってばよ!)」
そして、サスケの静止を無視して本体を含む影分身達は一斉に飛び掛かった。
が、やはりというべきか…
白の素早さの前になす術もなく、影分身達はすべて消され またオリジナルのナルトも吹き飛ばされる。
「この術はボクだけを写す 鏡の反射を利用する移動術
ボクのスピードから見れば 君たちはまるで止まっているかの様…」
「まさかあの少年があんな術を体得していようとは…」
白の言葉に再不斬と睨み合っていたカカシが信じられないと言わんばかりに低く唸るように呟く。
「! あんな術…?」
真っ先にカカシの言葉に反応を示したサクラは訝しげな表情を浮かべた。
「血継限界だ!
深き血の繋がり…超常個体の系譜…それのみによって子々孫々伝えられる類の術だ…」
「じゃあ…」
「そう…言ってみりゃあ このオレの写輪眼と同種のもの…
このオレをもってしても あの術はコピー不可能…
破る方法も皆無…」
まさに絶対絶命だった。
「ちくしょう…」
ナルトが搾り出すように声を発する。
「だからなんだってんだ」
その声色には悔しさと忌ま忌ましさが滲んでいた。
「こんなとこでくたばってられっか
オレにはかなえなきゃなんねェ夢があんのにィ…!」
そう、彼には夢がある ナルトだけではない。
サスケにも…もちろんサクラにもあるだろう。
それは白にもある。
白は過去、再不斬と出会った時の事を思い出した。
ナルトの芯のある強い言葉に、気持ちを震わせられたからだ。
物思いに更けている白をユキノは見つめる。
するとその視線に気づいたらしい白が我に返った途端、ゆっくりと まるで諭すように唇を開いた。
「ボクにとって忍になりきる事は難しい
出来ることなら君達を殺したくはないし…君達にボクを殺させたくもない…
けれど 君達が向かってくるなら………ボクは刃で心を殺し忍になりきる
この橋はそれぞれの夢へとつながる 戦いの場所
ボクはボクの夢の為に
君達は君達の夢の為に
恨まないで下さい
ボクは大切な人を護りたい…
その人の為に働き
その人の為に戦い
その人の夢を叶えたい…
それがボクの夢
その為ならボクは忍になりきる
あなた達を殺します」
――やっぱり…
白を見つめていたユキノは胸中で頷いた。
白と自分はどこか似ていると思っていた。
白やユキノにとって主である再不斬やサスケはとても大切な存在。
出来るかぎりその人の思う通りに動いてやりたいという意思がある。
その人が望むなら 他人を殺めることも
その人が望むなら 死ぬことも厭わない。
それほどまでに白と自分は 主に仕えたいという気持ちと執着心に苛まれているのだと…。
それは白も気づいていた。
巻き込まれるとわかっていながら、わざわざサスケのためにこの鏡の中へとやってきたユキノの姿を見て…
けれど だからこそ…
二人は
「(彼女にだけは…)」
『(彼にだけは)』
「『(負けられない)』」
お互い 真っ直ぐに見据え合う。
負けられない戦い。
心さえも
主に仕える この気持ちは誰にも負けられないと
ユキノはゆっくりと立ち上がると白を睨み
白はそんなユキノを真っ直ぐに見つめ続けた。
一度大きく深呼吸…
そして素早く構えると右手にチャクラを集中させてから一番身近にあった鏡に向かって走り出し、硬く作られた拳を鏡に打ち付けた。
ピシリ――
―――パリンッ
割れた…かと思えば
『っ!?』
すぐさま白のチャクラによってか 鏡は修復される。
何事も無かったかのように元の姿に戻ってしまった。
これにはさすがのサスケも戸惑いの表情を浮かべる。
岩をも砕くユキノの怪力技が効かないのだから…。
こんなスピードで修復されては全てを壊しきることはできない。
三人が驚愕している中 再び構えられる千本。
それを認識したとたん
雨のように何本もの 針が三人に放たれた。
「ぐあ!!」
「うぐっ!!」
『っ!』
あまりの勢いに三人は吹き飛ばされ、地面に打ち付けられる。
「どこだ 本体はァ!?」
「目で追おうとしても無駄だよ
ボクは絶対に捕まらない」
「フン 影分身の術!!!」
躍起になったナルトは影分身をする。
「よせ!」
「(なら どいつが本体か
全部ぶっ叩いて確かめてやるってばよ!)」
そして、サスケの静止を無視して本体を含む影分身達は一斉に飛び掛かった。
が、やはりというべきか…
白の素早さの前になす術もなく、影分身達はすべて消され またオリジナルのナルトも吹き飛ばされる。
「この術はボクだけを写す 鏡の反射を利用する移動術
ボクのスピードから見れば 君たちはまるで止まっているかの様…」
「まさかあの少年があんな術を体得していようとは…」
白の言葉に再不斬と睨み合っていたカカシが信じられないと言わんばかりに低く唸るように呟く。
「! あんな術…?」
真っ先にカカシの言葉に反応を示したサクラは訝しげな表情を浮かべた。
「血継限界だ!
深き血の繋がり…超常個体の系譜…それのみによって子々孫々伝えられる類の術だ…」
「じゃあ…」
「そう…言ってみりゃあ このオレの写輪眼と同種のもの…
このオレをもってしても あの術はコピー不可能…
破る方法も皆無…」
まさに絶対絶命だった。
「ちくしょう…」
ナルトが搾り出すように声を発する。
「だからなんだってんだ」
その声色には悔しさと忌ま忌ましさが滲んでいた。
「こんなとこでくたばってられっか
オレにはかなえなきゃなんねェ夢があんのにィ…!」
そう、彼には夢がある ナルトだけではない。
サスケにも…もちろんサクラにもあるだろう。
それは白にもある。
白は過去、再不斬と出会った時の事を思い出した。
ナルトの芯のある強い言葉に、気持ちを震わせられたからだ。
物思いに更けている白をユキノは見つめる。
するとその視線に気づいたらしい白が我に返った途端、ゆっくりと まるで諭すように唇を開いた。
「ボクにとって忍になりきる事は難しい
出来ることなら君達を殺したくはないし…君達にボクを殺させたくもない…
けれど 君達が向かってくるなら………ボクは刃で心を殺し忍になりきる
この橋はそれぞれの夢へとつながる 戦いの場所
ボクはボクの夢の為に
君達は君達の夢の為に
恨まないで下さい
ボクは大切な人を護りたい…
その人の為に働き
その人の為に戦い
その人の夢を叶えたい…
それがボクの夢
その為ならボクは忍になりきる
あなた達を殺します」
――やっぱり…
白を見つめていたユキノは胸中で頷いた。
白と自分はどこか似ていると思っていた。
白やユキノにとって主である再不斬やサスケはとても大切な存在。
出来るかぎりその人の思う通りに動いてやりたいという意思がある。
その人が望むなら 他人を殺めることも
その人が望むなら 死ぬことも厭わない。
それほどまでに白と自分は 主に仕えたいという気持ちと執着心に苛まれているのだと…。
それは白も気づいていた。
巻き込まれるとわかっていながら、わざわざサスケのためにこの鏡の中へとやってきたユキノの姿を見て…
けれど だからこそ…
二人は
「(彼女にだけは…)」
『(彼にだけは)』
「『(負けられない)』」
お互い 真っ直ぐに見据え合う。
負けられない戦い。
心さえも
主に仕える この気持ちは誰にも負けられないと
ユキノはゆっくりと立ち上がると白を睨み
白はそんなユキノを真っ直ぐに見つめ続けた。
