卒業
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今日はアカデミーの卒業試験が行われる日
人混みを嫌うためか、いつも早めに起きるユキノは今日は特別、早めに家を出た。
一緒にアカデミーに行こうと思っていたサスケはまだ眠っていたので起こさずに…。
一人、空気の澄み切った早朝の淡い色の空を見上げながら ノロノロと街中を歩いていく。
時折、頬を撫でるヒンヤリとした風に心地よさそうに瞼を細めたとき
「ユキノ?」
鼓膜を揺らす、聞き覚えのある声に
ゆっくりとした動作でそちらへと視線を投げ掛ける。
見れば酷く眠たそうに 大きな欠伸を零すシカマルがいた。
いつもならば 遅刻ギリギリにアカデミーに着く彼がこの時間帯に外にいるのは珍しい。
さすがに普段はめんどくさがりな彼でも卒業試験となれば多少なりと緊張を覚えるのだろうか
。
ユキノは短くおはようと呟くと続けて
『早いね』と思ったことを率直に伝える。
シカマルは「あぁ」と気怠げに頭をかきながら「早く目ぇ覚めたんだよ」とめんどくさそうに言い、そして目尻にたまった涙を拭いながらユキノの傍まで歩み寄った。
「そういうお前もいつにも増して早いんじゃね?」
『私も早く起きた』
「なるほどね」
そうして、なにげなく行われていた会話が途切れると
どちらともなく止めていた歩を進め、二人肩を並べてアカデミーへと向かった。
その間、二人の間にこれといった会話は無いが お互い性質が近いためか気まずくなることなく 寧ろ穏やかな空気を纏ってアカデミーにつくことができた。
教室に入って真っ直ぐ
揃ってお気に入りの窓際の一番奥の席に前後に並んで座る。
と、シカマルは5分とも経たずに机に顔を伏せるとそのまま眠りについてしまい
そんな彼を一見したユキノも数回、眠そうに瞬きをするも
そう易々と眠りにつける性格では無いため
仕方なしに左側へと顔を向けた。
その視線の先
窓の向こう側には心地良さそうに羽を羽ばたかせる小鳥たちがいて、何が興味を引いているのかボンヤリとした赤と藍の瞳でそれらを見つめた。
