修行
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――修行開始から6日目の朝
あれからユキノはほとんどタズナ家へ帰っていない。
傷だらけ、泥だらけのまま 修行をし続けていた。
修行場所も 誰かと鉢合わせしないよう 少しずれた場所にうつしている。
それほどまでに 今、ユキノは修行に集中していたい気分だったのだ。
理由はわからないが
恐らくサスケやナルトに置いていかれたくないという闘争心からだろう。
相変わらず 延々と木に登り続けた。
その結果 先日よりもかなりの距離を登れるようになっていた。
ユキノは 今 一番高い位置にある傷を見上げては フッと口元をほころばせる。
少しずつだが 着実にチャクラコントロールのコツを掴みつつあった。
ここ数日間、チャクラの乱れも少ない。
『案外…』
いけるかもしれない と不適な笑みを零しながら、左腕から滲む血をペロリと舐めとった。
そんな時、右手に草の入った籠をもった顔立ちの美しい少年と思わしき人物が視界の隅に入って
思わずそちらを見遣る。
と、かちりと交わった視線に相手は穏やかな笑みを浮かべた。
「こんにちわ」
綺麗な立ち姿と美しい微笑みに キレイだと見惚れる。
サラリとした黒髪が肩を撫でては ユラユラと少年の動作に従って揺れた。
そして少年は そのまま歩き出すとユキノの横を通り過ぎて去っていく。
ユキノはその少年の姿を追うように視線を流しながら 小さくなっていく少年の背中を見つめた。
『?』
途端に僅かに感じた違和感に 小首を傾げる。
初対面のはずなのに どこかであったことがある気がしたのだ。
――どこだっけ?
唇に人差し指を当てて 頭を捻ってみるが
やはりというべきか…どの記憶の引き出しを開けても彼の姿は無かった。
そもそもあれだけ、美しい存在をそう易々と忘れるものか。
気がつけば少年の姿は無くなっていて
ユキノはまたいつものように まぁいいか と考えることを諦めて再び木登りに神経を集中させた。
7日目の朝
さすがにナルトとユキノの安否を心配したカカシとサクラが森へとやってきた。
「ナルトの奴 どこ行ったんだ
昨日も夜から出かけて無理しやがって
ユキノにいたってはほとんど帰ってこない」
のんびりと辺りを見渡しながらぼやくように言うカカシとは対照的に
サクラはキョロキョロと忙しなく首を動かす。
「もう朝ゴハンだっていうのに
…サスケ君も散歩に行くって言ったっきり いなくなるし」
その様子からサクラが探しているのはナルトやユキノではなくサスケであることが窺えた。
その時
上から下へと二人の目の前を通りすぎたクナイが地面にザクッと突き刺さる。
一体なんだ?
と、揃って見上げてみれば 木の高い所に位置する枝の上。
グッタリとうつ伏せで横たわりながらも 得意げな笑みを浮かべるナルトの姿があった。
「ナルトがあんなところまで登れるようになったわけ?」
スゴイ…とサクラは目を見張る。
「どうだ!どうだ!
オレってばこんなとこまで…登れるようになったってばよ!」
そう言って 散々騒いだナルトは その場からゆっくりと立ち上がるために上体を起こした…その瞬間。
「あ!」
ぐらつく上半身
片足を滑らせ、身体の重心は背中から後ろへ…
「あ!バカ!!」
「マズイ!!この高さから落ちたら……!!」
サクラ…ましてやあのカカシでさえも焦った表情を浮かべる。
「うわぁ!!」
響くナルトの叫び
「キャーー!!」
それに同調するように叫ぶサクラ。
いまだ身体が回復していないカカシは助けようにも 咄嗟には動かす悔しげに唸った。
が…
「なーーんちゃってェーーー!!」
ナルトは落下するどころか 両の足の裏をピッタリと木の枝に吸着させ 逆さまとなってニンマリと笑みを浮かべていた。
どうやら 高い所まで登れるようになっただけではなく、チャクラ吸着のコツをあらかた掴んだようだった。
「ハッハーー!
ひっかかった!ひっかかった!」
「びっくりするじゃない バカ!
(あとで殺す!)」
安堵により ホッと息をつくカカシ。
しかしその瞬間―
「あ!」
フッと足が枝から離れる感覚に声を漏らしたナルト。
「って…あ゛!」
「あ゛あ゛ー!!
ナルトのバカ!!調子ぶっこいてるからよォ!」
チャクラを散々使った後の吸着はそう長く持続するものではなかったようで
重量に従って地面へと落ちていく。
「あ゛あ゛あ゛ぎゃあああぁ―――――… あ!」
とたん、どこからともなく現れたサスケは
素早く木を登っていくと 先程のナルト同様に足の裏をチャクラで枝に吸着。
そして ナルトの片足を掴んでは落下を止めた。
「この ウスラトンカチが…」
「サスケェ!!」
サスケのお決まりのセリフにサクラは先程とは違う悲鳴
つまり、黄色い声を上げた。
「キャーー さすがサスケ君!
しびれるゥー!」
「(こいつら よく成長してやがる…)」
そんな彼らを見てカカシはニッコリ
満足げな笑みを浮かべていた。
あれからユキノはほとんどタズナ家へ帰っていない。
傷だらけ、泥だらけのまま 修行をし続けていた。
修行場所も 誰かと鉢合わせしないよう 少しずれた場所にうつしている。
それほどまでに 今、ユキノは修行に集中していたい気分だったのだ。
理由はわからないが
恐らくサスケやナルトに置いていかれたくないという闘争心からだろう。
相変わらず 延々と木に登り続けた。
その結果 先日よりもかなりの距離を登れるようになっていた。
ユキノは 今 一番高い位置にある傷を見上げては フッと口元をほころばせる。
少しずつだが 着実にチャクラコントロールのコツを掴みつつあった。
ここ数日間、チャクラの乱れも少ない。
『案外…』
いけるかもしれない と不適な笑みを零しながら、左腕から滲む血をペロリと舐めとった。
そんな時、右手に草の入った籠をもった顔立ちの美しい少年と思わしき人物が視界の隅に入って
思わずそちらを見遣る。
と、かちりと交わった視線に相手は穏やかな笑みを浮かべた。
「こんにちわ」
綺麗な立ち姿と美しい微笑みに キレイだと見惚れる。
サラリとした黒髪が肩を撫でては ユラユラと少年の動作に従って揺れた。
そして少年は そのまま歩き出すとユキノの横を通り過ぎて去っていく。
ユキノはその少年の姿を追うように視線を流しながら 小さくなっていく少年の背中を見つめた。
『?』
途端に僅かに感じた違和感に 小首を傾げる。
初対面のはずなのに どこかであったことがある気がしたのだ。
――どこだっけ?
唇に人差し指を当てて 頭を捻ってみるが
やはりというべきか…どの記憶の引き出しを開けても彼の姿は無かった。
そもそもあれだけ、美しい存在をそう易々と忘れるものか。
気がつけば少年の姿は無くなっていて
ユキノはまたいつものように まぁいいか と考えることを諦めて再び木登りに神経を集中させた。
7日目の朝
さすがにナルトとユキノの安否を心配したカカシとサクラが森へとやってきた。
「ナルトの奴 どこ行ったんだ
昨日も夜から出かけて無理しやがって
ユキノにいたってはほとんど帰ってこない」
のんびりと辺りを見渡しながらぼやくように言うカカシとは対照的に
サクラはキョロキョロと忙しなく首を動かす。
「もう朝ゴハンだっていうのに
…サスケ君も散歩に行くって言ったっきり いなくなるし」
その様子からサクラが探しているのはナルトやユキノではなくサスケであることが窺えた。
その時
上から下へと二人の目の前を通りすぎたクナイが地面にザクッと突き刺さる。
一体なんだ?
と、揃って見上げてみれば 木の高い所に位置する枝の上。
グッタリとうつ伏せで横たわりながらも 得意げな笑みを浮かべるナルトの姿があった。
「ナルトがあんなところまで登れるようになったわけ?」
スゴイ…とサクラは目を見張る。
「どうだ!どうだ!
オレってばこんなとこまで…登れるようになったってばよ!」
そう言って 散々騒いだナルトは その場からゆっくりと立ち上がるために上体を起こした…その瞬間。
「あ!」
ぐらつく上半身
片足を滑らせ、身体の重心は背中から後ろへ…
「あ!バカ!!」
「マズイ!!この高さから落ちたら……!!」
サクラ…ましてやあのカカシでさえも焦った表情を浮かべる。
「うわぁ!!」
響くナルトの叫び
「キャーー!!」
それに同調するように叫ぶサクラ。
いまだ身体が回復していないカカシは助けようにも 咄嗟には動かす悔しげに唸った。
が…
「なーーんちゃってェーーー!!」
ナルトは落下するどころか 両の足の裏をピッタリと木の枝に吸着させ 逆さまとなってニンマリと笑みを浮かべていた。
どうやら 高い所まで登れるようになっただけではなく、チャクラ吸着のコツをあらかた掴んだようだった。
「ハッハーー!
ひっかかった!ひっかかった!」
「びっくりするじゃない バカ!
(あとで殺す!)」
安堵により ホッと息をつくカカシ。
しかしその瞬間―
「あ!」
フッと足が枝から離れる感覚に声を漏らしたナルト。
「って…あ゛!」
「あ゛あ゛ー!!
ナルトのバカ!!調子ぶっこいてるからよォ!」
チャクラを散々使った後の吸着はそう長く持続するものではなかったようで
重量に従って地面へと落ちていく。
「あ゛あ゛あ゛ぎゃあああぁ―――――… あ!」
とたん、どこからともなく現れたサスケは
素早く木を登っていくと 先程のナルト同様に足の裏をチャクラで枝に吸着。
そして ナルトの片足を掴んでは落下を止めた。
「この ウスラトンカチが…」
「サスケェ!!」
サスケのお決まりのセリフにサクラは先程とは違う悲鳴
つまり、黄色い声を上げた。
「キャーー さすがサスケ君!
しびれるゥー!」
「(こいつら よく成長してやがる…)」
そんな彼らを見てカカシはニッコリ
満足げな笑みを浮かべていた。
