決意
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カカシは咄嗟の判断で前方に身を伏せた。
それとほぼ同時に包丁がカカシの背中をかすめていく。
ブンッと風を切る音がすぐ頭上で響き、ヒヤリとした汗が頬を伝う。
カカシは素早く身を反転させながら身体を起こそうとするが再不斬がそれよりも早く 振り抜いた包丁を地面に食い込ませ、それを軸にカカシの脇腹に蹴りをいれた。
更に強い衝撃により 浮いたカカシの身体を切り付けようと包丁を抜き駆け出す…が
「!!」
足元に巻かれたまきびしによって足止めをくらい、素早く歩止めた。
「…くだらねぇ」
しかし、蹴り飛ばされたカカシは水の中
「(…な なんだこの水
やけに重いぞ……)」
「フン…馬鹿が」
再不斬は瞬身でカカシの元へ
そしてなぜか水の中でもがいているカカシの背後に降り立つと短く印を結んだ後、低く唱えた。
「水牢の術」
とたん、カカシを取り巻く水が大きな球体となり、水面に浮かび上がった。
再不斬はニヒルな笑みを浮かべながら喉を震わせながらその球体に触れる。
「ハマったな
脱出不可能の特製牢獄だ!!」
水の球体の中に閉じ込められたカカシは悔しげに表示を歪ませる。
「お前に動かれるとやりにくいんでな
…さてと…カカシ お前との決着は後回しだ」
そしてナルト達を見るやいなや
「…まずはアイツらを片付けさせてもらうぜ」
言いながら再不斬は再び短く印を結ぶ。
すると水面からもう一人の再不斬が現れた。
先程から使われている水分身である。
だが、いくら分身といえども 今のナルト達では勝負にならないだろう。
ナルトはぞくりと肌が泡立つのを感じた。
再不斬の分身はナルトたちにねっとりとした視線を浴びせると癖であるのか、再び喉を震わせ
「ククッ…偉そーに額あてまでして忍者きどりか…
だがな 本当の"忍者"ってのはいくつもの死線を越えた者のことをいうんだよ」
と、分身はナルトたちの目の前で姿を薄れさせていく。
「つまり…オレ様の手配書にのる程度になって 初めて忍者と呼べる…
…お前らみたいなのは忍者とは呼ばねぇ…」
「(また消えた!?)」
刹那、素早い動きでナルトの前に姿を現した分身はナルトに強い蹴りを打ち込み、吹き飛ばした。
「ナルトォ!!」
蹴られたと認識したのは地面に叩きつけられた後
それほどまでに再不斬は素早かった。
「ただのガキだ」
今度は本体の方が言った。
とたんに水牢の中から酷く焦った様子のカカシが声を張り上げる。
「お前らァ!!
タズナさんを連れて早く逃げるんだ!!
コイツとやっても勝ち目はない!!
オレをこの水牢に閉じ込めている限りこいつはここから動けない!」
切羽詰まった様子のカカシに一同は改めて冗談では無いことを悟る。
「水分身も本体からある程度離れれば使えないハズだ!!
とにかく今は逃げろ!」
だが、恐怖のせいか
はたまたカカシが捕われているせいか
誰も身体を動かすことができない。
ナルトにいたっては完全に腰を抜かしていた。
