任務
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
里から少しはずれた森の中
大木に身を寄せて気配を殺すナルト、サスケ、サクラ、ユキノの四人。
それぞれが耳に装着した無線から響くノイズに遅れて聞こえてくるのは「目標との距離は?」と尋ねてくるカカシの声。
「5m!
いつでもいけるってばよ!」
「オレもいいぜ」
「私も」
『大丈夫』
その問いに対してそれぞれがOKを出すと呼吸を合わせるように一息吸う。
そして緊迫した空気の中
「やれ!」と言うカカシの合図とともに四人は目標の元へと駆け出した。
「うりゃああ」
「つっかまえたぁーー!!!」
「ニャーーー!!!」
その目標とはただの猫だった。
猫は突然、ナルトに捕まれたことに酷く驚いたようで
ガリガリとナルトの顔を引っかいていく。
その傍らでサクラは楽しそうに笑い
ユキノは眠そうに欠伸を零した。
「右耳にリボン…目標の【トラ】に間違いないか?」
またも響くカカシの声。
サスケはイヤホンに手を当て、頷く。
「ターゲットに間違いない」
「よし 迷子ペット【トラ】捕獲任務 終了!」
捕獲した猫は無事任務受付室にて、猫の飼い主であるふくよかな女性に引き渡すことができた。
「ああ!私の可愛いトラちゃん
死ぬほど心配したのよぉ~~~」
愛玩動物との再会がよほど嬉しいのだろう。
大名の妻、マダム・しじみは嫌がられていることも知らずに圧死しそうなほどに猫を強く抱きしめると、グリグリと痛々しいまでにほお擦りした。
「(ざまーねェーってばよ あのバカネコ!」
「(逃げんのも無理ないわね
アレじゃ)」
その様子にトラに散々引っ掛かれナルトはほくそ笑み。
サクラは同情から口元を引き攣らせる。
「…さて!
カカシ隊 第7班の次の任務はと…
んーーー…老中様のぼっちゃんの子守りに
隣町までのおつかい
イモほりの手伝いか……」
と、三代目火影が依頼書を読み上げた瞬間
素早く両腕でバッテン印を作るナルト
「ダメーーーッ!!
そんなのノーサンキュー!!
オレってばもっとこう スゲェー任務がやりてーの!
他のにしてェ!」
叫ぶやいなや フイッとそっぽを向く彼に
周りはそれぞれ違う反応を示した。
「(………一理ある…)」
『(同感…)』
と、胸中で頷くサスケとユキノ。
せっかく忍になれたのにも関わらず、ここ数日やっている仕事と言えば川掃除や店番
先程、火影が上げたものなど 雑用ばかり。
もっと忍術を鍛えたり戦闘したりと言うものを想像していたサスケとユキノはそろそろその類いのものにはげんなりし始めているのか言葉にはしないものの不満そうな表情を浮かべている。
―――これならば修業している方がマシだ…
とユキノは一人胸中で呟いた。
「(もーーめんどいヤツ!!)」
が、戦闘には不向きなサクラはこれらの依頼に特別文句は無いようで
愚痴一つ零すことなくこなしてきていた。
そんな部下達の態度にカカシはハー…と深い溜め息を零す。
「(そろそろダダこねる頃だと思った。)」
その表情は酷く困っている様だ。
