卒業
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チュン―チュン、チュン――
響く小鳥の囀り
カーテンの隙間から漏れる朝日に
目覚ましが鳴る前に目を覚ましたユキノは素早く朝風呂などをすませ身支度を整えると先日 イルカから貰った忍の証である額当てを腰のベルトに巻きつける。
腰の背中側にぶら下げる形だ。
そして、軽く鏡でおかしな所が無いことを確認した。
ユキノ自身、あまり身なりを気にするタイプ゚では無いのだが
ここに来てからサスケに「寝癖くらいなんとかしろ」と注意をされたために気をつけるようにしている。
と、いっても結局いつも
髪はサスケが梳いてすれるのだが…。
ユキノは最後に 自身の瞳の色と全く同じ色の紅いリボンを首に巻き、蝶々結びをした。
あまり器用ではない彼女はいつもリボンの左右の長さが違うがお構いなし。
これはサスケと一緒に暮らすようになって
サスケがくれたものだった。
彼自身はなんとなくクラスの女子達が髪留めなどを見せ合い盛り上がっていたのを見てなんとなく用意したものなのだが
ユキノは相当嬉しかったようでいつも肌身離さずつけている。
まぁ、使い方は間違っているが
ただサスケからもらったという事実だけで充分な様子で
サスケも髪留めのつもりで渡したのだが喜んでいる彼女を見て何も言わなかった。
準備を整え終えると、隣の部屋で眠るサスケの元へと向かった。
『サスケ…?』
コンコンと数回ノックした後に 小声で呼び掛けてみる。
と、まるで来ることを予測していたかのようにすぐに扉が開かれた。
そこにはユキノ同様 既に身支度を終えたサスケの姿があった。
見ればサスケは額当てを無難に額に付けたようす。
サスケは元々整った顔立ちだったが額当てのおかげで更にひきしまって見える。
ユキノはそんな事を想いながら『おはよう』と一言呟くと相手も「あぁ」と短いながら返事を返してくれたことに 微かながら喜びを覚えて笑みを浮かべた。
それから朝食を済ませた(ユキノは朝は食べない)二人は揃ってアカデミーへと向かう。
この道を通うのも今日で最後。
隣を歩くサスケをチラリと盗み見てはそんなことを考えながら空を見上げる。
早朝のヒンヤリとした風が頬を撫でては細い髪の間を擦り抜けていった。
ガラガラガラ
引き戸を開く音が響く。
教室内にいた者たちの視線が一斉に二人に集まった。
ユキノはこの瞬間が嫌いだった。
好奇と嫉妬ともう一つ
異質なものを見るようなその瞳たちが…。
好奇なものはやはり
実力、容姿、生い立ちと
ともに目立つ二人がそろって登校している事実。
嫉妬はサスケのことを好いている女子たちのもの。
そして異質なものを見る目は
ユキノ個人に向けられるもの。
緩やかなウェーブを描く水色のグラデ―ジョンの長い髪
日に当たらなすぎる青白い肌
左右相違な深紅と藍色の瞳
確かに少女は他の人たちに比べれば良くも悪くも目立つ存在ではあるが
向けられて気分のいいものではないのだ。
ユキノはそんな視線を振り払うように教室内をぐるりと見渡す。
『あ…シカマル』
と見知った姿をみつけていつもは無表情な少女も微かながらにホッと表情が綻ぶ。
それはサスケやシカマルでないとわからないほどに小さな変化。
ユキノが一番に心を許すのはサスケだが、シカマルやチョウジのことも嫌いではないのだ。
そんなユキノに対してサスケはほんのかすかにと眉を寄せしかめた。
すると二人の存在に気付いたシカマルも同じでサスケを見るなり、めんどくさそうな表情を浮かべていた。
そんな二人のことなどつゆ知らず
ユキノは『シカマルの所行くね』とサスケに一言言うとさっさと教室の奥へと進んでいく。
「おいっ」
そんなユキノをサスケが慌てて呼び止めようとするも時すでに遅し。
ユキノはシカマルの一つ後ろの席に腰かけ 挨拶を交わしていた。
サスケは伸ばしかけていた手を複雑そうに下ろすと小さく舌打ちをし、仕方無しに抵当な席についた。
響く小鳥の囀り
カーテンの隙間から漏れる朝日に
目覚ましが鳴る前に目を覚ましたユキノは素早く朝風呂などをすませ身支度を整えると先日 イルカから貰った忍の証である額当てを腰のベルトに巻きつける。
腰の背中側にぶら下げる形だ。
そして、軽く鏡でおかしな所が無いことを確認した。
ユキノ自身、あまり身なりを気にするタイプ゚では無いのだが
ここに来てからサスケに「寝癖くらいなんとかしろ」と注意をされたために気をつけるようにしている。
と、いっても結局いつも
髪はサスケが梳いてすれるのだが…。
ユキノは最後に 自身の瞳の色と全く同じ色の紅いリボンを首に巻き、蝶々結びをした。
あまり器用ではない彼女はいつもリボンの左右の長さが違うがお構いなし。
これはサスケと一緒に暮らすようになって
サスケがくれたものだった。
彼自身はなんとなくクラスの女子達が髪留めなどを見せ合い盛り上がっていたのを見てなんとなく用意したものなのだが
ユキノは相当嬉しかったようでいつも肌身離さずつけている。
まぁ、使い方は間違っているが
ただサスケからもらったという事実だけで充分な様子で
サスケも髪留めのつもりで渡したのだが喜んでいる彼女を見て何も言わなかった。
準備を整え終えると、隣の部屋で眠るサスケの元へと向かった。
『サスケ…?』
コンコンと数回ノックした後に 小声で呼び掛けてみる。
と、まるで来ることを予測していたかのようにすぐに扉が開かれた。
そこにはユキノ同様 既に身支度を終えたサスケの姿があった。
見ればサスケは額当てを無難に額に付けたようす。
サスケは元々整った顔立ちだったが額当てのおかげで更にひきしまって見える。
ユキノはそんな事を想いながら『おはよう』と一言呟くと相手も「あぁ」と短いながら返事を返してくれたことに 微かながら喜びを覚えて笑みを浮かべた。
それから朝食を済ませた(ユキノは朝は食べない)二人は揃ってアカデミーへと向かう。
この道を通うのも今日で最後。
隣を歩くサスケをチラリと盗み見てはそんなことを考えながら空を見上げる。
早朝のヒンヤリとした風が頬を撫でては細い髪の間を擦り抜けていった。
ガラガラガラ
引き戸を開く音が響く。
教室内にいた者たちの視線が一斉に二人に集まった。
ユキノはこの瞬間が嫌いだった。
好奇と嫉妬ともう一つ
異質なものを見るようなその瞳たちが…。
好奇なものはやはり
実力、容姿、生い立ちと
ともに目立つ二人がそろって登校している事実。
嫉妬はサスケのことを好いている女子たちのもの。
そして異質なものを見る目は
ユキノ個人に向けられるもの。
緩やかなウェーブを描く水色のグラデ―ジョンの長い髪
日に当たらなすぎる青白い肌
左右相違な深紅と藍色の瞳
確かに少女は他の人たちに比べれば良くも悪くも目立つ存在ではあるが
向けられて気分のいいものではないのだ。
ユキノはそんな視線を振り払うように教室内をぐるりと見渡す。
『あ…シカマル』
と見知った姿をみつけていつもは無表情な少女も微かながらにホッと表情が綻ぶ。
それはサスケやシカマルでないとわからないほどに小さな変化。
ユキノが一番に心を許すのはサスケだが、シカマルやチョウジのことも嫌いではないのだ。
そんなユキノに対してサスケはほんのかすかにと眉を寄せしかめた。
すると二人の存在に気付いたシカマルも同じでサスケを見るなり、めんどくさそうな表情を浮かべていた。
そんな二人のことなどつゆ知らず
ユキノは『シカマルの所行くね』とサスケに一言言うとさっさと教室の奥へと進んでいく。
「おいっ」
そんなユキノをサスケが慌てて呼び止めようとするも時すでに遅し。
ユキノはシカマルの一つ後ろの席に腰かけ 挨拶を交わしていた。
サスケは伸ばしかけていた手を複雑そうに下ろすと小さく舌打ちをし、仕方無しに抵当な席についた。
