〈チュン···チュンチュン〉

微かに聞こえてくる雀の鳴き声
少しづつ意識が浮上するものの
まだ覚醒しきれてない中ふと感じる違和感

あれ？もう朝？私さっきから学校から帰ってきたばかりなのに
私···まだ夢の中にいるのかな
なんか隣が温かくて柔らかい···

〈ギュッ···〉

と抱きしめていた
いつの間に私は抱き枕を買ったんだろうって



⁇?「ねぇ···君いつまで寝てるの？」
心地良い低音ボイスが聞こえてきた

『えっ低音ボイス！？』

苺花〈ｽｯ…〉「っ····！？」
家族内でも聞かない低音ボイスに慌てて目を覚ますとそこに居たのは


苺花「えっ···雲雀さん！？なんでこれは夢！？」


雲雀〈シュッ〉「···どうして僕の名前を知ってるんだい？」
トンファーを突きつける寸前だった

苺花「えっ···えっ···とごめんなさい！！」
　
苺花は突然駆け出していった
　突発的な行動に咄嗟に反応できずその場に立ち尽くしていた雲雀









苺花『それにしても私いつの間に知らない人の家に上がり込んだんだろういくらなんでも抜けすぎるにしてもあの人雲雀さんのコスプレすごい完璧だったな』




どれくらい走ったんだろう
気がついたことがある
走っても走っても私の住んでいた街並みはなかった


苺花はある公園のベンチに座っていた


流石にちょっと疲れた
ここはどこなの？

ちょっとだけ似てる
でもそれはありえないよだって


家庭教師ヒットマンREBORN!の並盛町に似てるなんてことあるわけないよね