これは今から少し時間が遡る
私はパパと9代目に呼ばれて今ボンゴレの本部に来ていた

唯花〈コンコン〉

9代目「入りなさい」

唯花「お呼びでしょうか9代目、パパ···いえ親方さま」

9代目「唯花ちゃん久しぶりだね」

家「水臭いパパと呼んでくれても良いんだぞ」

唯花「9代目の前だからそういう訳にもいかないでしょ」

9代目「ふふっ···では早速本題に入ろうか君をここに呼んだのは君に頼み事があってね」

唯花「頼み事···ですか？」

9代目「簡潔に言うと君にヴァリアーの監視役を頼みたい」

唯花「えっ」

家「俺としても娘のお前にあいつらの監視を頼むのは酷だと思うだが」

9代目「君なら彼等の閉ざされた心を溶かしてくれるじゃないかと思ってね」

家「このままあいつらを処分を下すのは簡単だ」

9代目「私としても彼等の戦力を手放してしまうのは惜しいこれからの訪れるかもしれない未来の為にも彼等の戦力は生かしたい
彼等の心を溶かすのは並大抵のことじゃない。もしかしたら君に危害を加えるかもしれない」

唯花「わかりました」

家「唯良いのか？こっちから頼んどいてあれだがかなり危険だぞ」

唯花「大丈夫とは言い切れないけど」

9代目「すまないね誰とでも分けてなく接することが出来る君にならと話していたんだよ」

家「すまん、唯に苦労かけるな」

唯花「今更この仕事を手伝ってる時に察してるわ」

9代目「じゃあ明日から行ってもらえるかな」

唯花「承知しました9代目」


〈ガチャ···〉〈パタン〉
用件を伝えたあと少し身の回りの話をして部屋を後にした





『監視役···ねぇ』

⁇？「唯花殿〜！」

「バジル君どうしたの？」

バジル「いえ、なんか嫌な予感がして9代目と親方さまからの呼び出しってなんだったんですか？」

唯花は9代目と家光からの用件を伝えた

バジル「えぇっ！？唯花殿がヴァリアーの監視役！？そんなの危険すぎます！親方さまもどうして···今からでも断りましょう！」

唯「パパと9代目からの頼みだもの」


バジル「だからって相手はあのヴァリアーですよ！いくら現状怪我を負ってるからと言って···」

唯花「心配してくれるんだ」

バジル「もちろんですそれに貴方は沢田殿と同じ顔立ちをしています特にあいつからの当たりが強くなるのではと···」

唯花「大丈夫よ行ってくるね」

バジル『唯花殿どうかご無事で···』

唯花の身を案じて心配な顔をするバジルに背を向けて歩き出す