不良3「油断すんなよ」〈ガバッ〉

唯花「しまっ···」
前の2人に気を取られもうひとりが背後に回ったのに気づくのが遅れてしまった

唯花「このっ···」
何とか振り解こうと体を動かそうとするもそこは男、マフィアと関わりがある唯花でも力に叶うわけもなく

唯花「振りほどけない」

不良3〈シャッ〉「おっと動くんじゃねぇよその可愛い顔がズタズタに傷が付きたくなかったらな」

ナイフを取り出し唯花の顔に近づける
クローム「唯花ちゃん！？」

不良3「アンタも動くなよ大事な友達を気づきたくなかったらな」

クローム「···っ」
唯花を助けたいと思うもののナイフを出されてはは手も足もでなかった

クローム『これじゃあ唯花ちゃんが···でも』

???「大丈夫ですよクローム」

クローム「！？」

不良1「随分手こずらせやがって」

不良2「俺たちを痛ぶってくれたお礼きっちり返させてやる」〈ガッ〉
不良の1人の拳が唯花に迫る

唯花『殴られる』〈ギュッ〉
迫り来るであろう痛みに思わず目を閉じてしまった

〈バコッバキッボコッ〉
唯花『痛く···ない』
殴られるような音はするものの来るであろう痛みはいつまで経ってもなく目を開けるとそこには不良の2人は倒れていて1人の男性が立っていた
不良3は驚いた拍子に手を離した

唯花「今だっ」
不良の手が緩んだ隙をついて逃げ出した

クローム「唯花ちゃん良かった···」

唯花「クロームちゃん大丈夫？怪我はない？」

クローム「私は平気唯花ちゃんこそ···大丈夫？」

???「女性相手に随分と手荒いことしてますね」

唯花「あの人は一体？」


⁇?「少しぶりですね話はあとでしましょうあとは君だけですがこれ以上彼女に危害を加えるのであれば僕が相手をしますよ」

不良3「舐めた真似しやがってこの」
唯花にめがけてナイフを振り下ろそうとした

男は不良と対峙してあることをした

不良3「うわぁああやめろやめてくれぇ」

唯花は起こってる状況に理解ができなかった
それもそのはず、あんなに伊勢が良かった不良がいきなり狼狽えながら地面に伏していたのだから

唯花「どうなってるの？何もしてないのに」

⁇?「命までは取らないので安心してくださいなあに彼にちょっと夢を見せただけですよ」

唯花「あのありがとうございますあなたは···？」

⁇?「おやおや釣れないですね昨日会ったばかりだと言うのにいや正確には今日ですねまあ僕としても君との再会はもっと落ち着いた場所が良かったのですが」

少々考えたあと
骸「···六道骸···と言えば思い出すでしょうか」　

唯花「六道···骸？···えっあっ骸くん」


骸「これからもクロームと仲良くして上げてくださいクロームはあなたをとても気に入ってるみたいでしょうから まあそれは僕もですが」
骸は最後に聞こえるか聞こえないぐらいの大きさで言った

唯花「えっ？」




骸「いえ、こちらのは話です」