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逆ハー・複数キャラ
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美しく広大な土地、北海道。険しくも雄大な自然の中、アシリパは生まれ育った。
アイヌ民族は、先代からの知恵を受け継ぎながら過酷な環境下でも豊かに生き延びた。北海道の厳しい自然に上手く順応してきただけではなく、侵略にも負けず必要に応じて適応した、強かでありながら好奇心旺盛で友好的な民族でもある。争いの元となる金塊を隠したのも民族間の戦争を危惧してのことだった。
アシリパは父親に戦えるように育てられた。時には人を殺してでも生き延び、アイヌのために、アイヌの偶像となるために。
しかしアシリパは不死身の杉元と組み、「人殺しはなしだ」と宣言し、手を下すことなく金塊争奪戦を生き延びてきた。彼女は何も無抵抗に戦わないわけではない。未来のアイヌのために、そして自らは殺人の罪を抱えずに済むように、正しいと信じるられることだけを行った。
最終的には殺人は地獄に落ちると分かっていながら、信頼する杉元のためなら共に地獄に落ちようとも人殺しを行う覚悟を決めたアシリパ。
アシリパは何もただ無抵抗に、無責任に平和を願うだけではない。アイヌの平和のため戦ったのだ。様々な人間たちの思惑をその小さな体で受け止める姿こそ、美しく逞しい平和の象徴そのものであった。
立ち向かう勇気、信じる心、気高き志。それらを持ったアシリパだからこそ、「私」は応援したくなったのだ。
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アチャが、本当にアイヌを殺したのか。金塊をどうするつもりだったのか。アチャは私に何をさせたいのか、私は真実が知りたくて杉元と組んだ。
私が過酷な金塊争奪戦で心を迷わせた時、いつも「彼女」がそばにいた。
私には母親の記憶がほとんどないから、「彼女」を母親のように感じていたのかもしれない。もしくは、歳の離れた姉のようにも思っていた。「彼女」と一緒に過ごした時間は間違いなく幸せそのものだった。
今頃どうしているだろうか。感謝を伝えたい。あの後金塊がどうなったかも伝えたい。
アイヌを守り導いたのは私だけではない。私を支えてくれた「彼女」の力がなくてはきっと私は途中で折れていただろう。
いつか「彼女」に出会えるその時まで、私はアイヌの人々が伝えてきた平和を願い守ろうと思う。それがどんなに険しく辛い道のりであったとしても。杉元と一緒ならきっと出来る。相棒だから。