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イカたちの恋愛

「、、、」
「、、、」
「あ、、、」
「え、、、」
手が重なった。やばい。恥ずかしすぎる。そう思ってそのイカの顔を見た。入学したばっかりの1年生だった。やっぱり、相手も、顔が赤かった。もちろん、俺も。その、1年は可愛かった。
正直に言うと付き合いたかった。【あの事故】の出来事が記憶から吹き飛んだ。でもいきなり付き合うのは流石にゴメンだ。プライベートとかで告白しないと―――
「す、、好きです、、、」
「え?」
急な告白でびっくりした。えーと、なんとか言葉をかけないと、、、
「お、、、俺も、、、、キミが好きだ。」
本当のことでもある。ただ、黙ってるだけじゃ、、、いけないからな。
「そ、、、そうなんですか!」
びっくりしている顔だった。流石に「いいよ」的なものを言われる思っていなかったのだろう。
「急でなんですけど、、、ダメだと思いますけど、、、、」
ー「付き合っていいですか?」ー
透き通るような声だった。しかも、めちゃくちゃ美女だった。
「いいよ。」
思わずそう答えてしまった。本当のことだけど。
「えっ、、、」
彼女は驚きすぎて倒れて気絶してしまった。
家で看病をしようか。うん、キモいかもしれないけどそうしよう。
えーと、と、名札で名前を確認する。
え?―――
墨乃スミノ 射夜イカヨ
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