「い、、いや、、、俺も先輩が好きです。」
とても恥ずかしい！もう、正直に言うと逃げたい！そう思った。
「そっか！良かった！」
先輩はものすごい満面の笑みだったのだ。
俺は、とても、【幸せ】だった。幸せを初めて知った。
なぜなら俺は昔から母と父を亡くしているから。
ー半年後ー
先輩とデートに行くことが決まった。ものすごく嬉しい。
そう、、、思っていた、、、そう、、、その日の夕方に、、、先輩は、、、
【車にひかれて亡くなった】。
お葬式の日は、正直、親を亡くしたときよりも悲しかった。すごく、、、辛かった。
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そんな、過去があったから、俺は彼女は作らない。
そう、俺は大好きだった人を守れなかったのだ。もうそろそろ空が暗くなる。帰ろう。
家に帰るときは、俺が通っている高等部学園を通る。校舎前の道を。
【カランカラン】。
後ろで鉄製の物が落ちる音がした拾おうとして落ちたものを見た。イカパッチンだ。この学園に通うガール全員がつけているアクセアリー、、、いや、証だ。拾おうとした。


ーその瞬間ー