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イカたちの恋愛

俺の名は【異加墨イカスミ 射斗イカト】という。高校生だ。春。入学の季節。4月。俺は入学式が終わったあと、静かに一人で過ごせる俺しか知らない草原で仰向けになっている。
「はぁ、、、みんなはいいなぁ。彼女が急にできたりして。」
俺は、高3にもなって彼女がいない。と、言うかは作ろうとしない。
なぜなら俺は、、、
【彼女を亡くした】。
ー5年前ー
俺が中1のときのこと。
「ねぇ、あなたのことが、、、正直に、、、好き、、、、なの。」
告白された。初めてだった。しかも、大好きだった先輩に。友達が恥ずかしがって頬を赤く染めていた理由がわかった。ものすごく、、、恥ずかしい。
先輩の名前は
墨乃スミノ 零下レイカ
「え、、、なんで、、、え、、、?」
思わず驚いて、思考回路がぐちゃぐちゃになりそうだ。
「え、、、もしかして、私のこと、、、、キライ?」
先輩はニヤリとこちらを見ながら言った。俺が先輩のことが好きだったことを知っていたのだろう。
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