春が来た。
私はフードを被りパーカーの紐をリボン結びにする。いつもの事だ。
そう言えば先ほどの雨のような音は何だったのだろう。幻聴かな。
こんなつまらない話をしていると公園に近づいていく。あいつは居るだろうか。どうせまた遅れてくるのだろう。私はそこにあったブランコを立乗りする。沢山のちびっこたち。おそらく平均身長は120cmほどだろう。そんなちびっこが遊んでいる中に160cmのフードを被った不審な巨人が一匹、ブランコに乗りたがっているちびっこを無視し真顔でブランコをこぐという異様な光景に誰もが困惑している。その時、そんな人々に救世主が現れる。
「お~い!おまたせ~!」
そう、あいつだ。
「相変わらずの体育着だな。」
こいつは明春柚依 。そう言われるのも当然だろう。下は黒いタイツの上に黒いショートパンツ
上は白いTシャツに鍵のネックレスだ。はっきり言って、体育着をお洒落にした感じのコーデだ。そもそも、まだ結構寒いのに半そでで外を歩けるのが凄いと思う。
「え~。夕空こそ~。もう春の終わりだよ?寒くないの?」
「いや、まったく。あったかいな。」
駄目だ。私の周りには人間じゃない奴が多すぎる。そういえば、今日はあのことをこいつに打ち明けに来たんだ。
「……ねぇ、その演技、もうやめない?バレバレだよ。」
正直に、ドストレートに言ってみた。ここでもし、「は?演技とかしてねぇけど。●ね。」とか言われたら私の木綿豆腐メンタルが持たないがこいつの性格上そんなことを言うのはあり得ない。
「あはは~ばれちゃった?これからは、自分の本当の言葉で話そうか~!」
愉快なものだ。私はそう思いポケットの音楽プレイヤーに入っている曲を流す。やっぱり、こういうジャンルの音楽はいいものだ。
「夕空、曲何が入ってるか気になる。見せて!」
そう言い音楽プレイヤーを分捕られる。
「おい!返せ!さもなくばお前がお化け屋敷でちびったことみんなにチクるぞ!」
え?本当にちびったかって?これは紛れもない事実ですよ。
「どんな曲が入ってるのか見るだけでしょー!」
「…………もういい。チクる」
「返します返します!全力で返します!」
そう言い私に土下座して返してくる。私はまたヘッドフォンを装着し音楽プレイヤーに繋ぐ。
「それにしても夕空がアニメとかボカロとかの曲聞いてるなんて予想道理すぎてつまんないや。」
つまらないって思うなら勝手に思ってろ。
私たちは、その後もこの様な話をした。柚依といるときは、なんだか楽しい。そう思った。
そう言えば先ほどの雨のような音は何だったのだろう。幻聴かな。
こんなつまらない話をしていると公園に近づいていく。あいつは居るだろうか。どうせまた遅れてくるのだろう。私はそこにあったブランコを立乗りする。沢山のちびっこたち。おそらく平均身長は120cmほどだろう。そんなちびっこが遊んでいる中に160cmのフードを被った不審な巨人が一匹、ブランコに乗りたがっているちびっこを無視し真顔でブランコをこぐという異様な光景に誰もが困惑している。その時、そんな人々に救世主が現れる。
「お~い!おまたせ~!」
そう、あいつだ。
「相変わらずの体育着だな。」
こいつは
上は白いTシャツに鍵のネックレスだ。はっきり言って、体育着をお洒落にした感じのコーデだ。そもそも、まだ結構寒いのに半そでで外を歩けるのが凄いと思う。
「え~。夕空こそ~。もう春の終わりだよ?寒くないの?」
「いや、まったく。あったかいな。」
駄目だ。私の周りには人間じゃない奴が多すぎる。そういえば、今日はあのことをこいつに打ち明けに来たんだ。
「……ねぇ、その演技、もうやめない?バレバレだよ。」
正直に、ドストレートに言ってみた。ここでもし、「は?演技とかしてねぇけど。●ね。」とか言われたら私の木綿豆腐メンタルが持たないがこいつの性格上そんなことを言うのはあり得ない。
「あはは~ばれちゃった?これからは、自分の本当の言葉で話そうか~!」
愉快なものだ。私はそう思いポケットの音楽プレイヤーに入っている曲を流す。やっぱり、こういうジャンルの音楽はいいものだ。
「夕空、曲何が入ってるか気になる。見せて!」
そう言い音楽プレイヤーを分捕られる。
「おい!返せ!さもなくばお前がお化け屋敷でちびったことみんなにチクるぞ!」
え?本当にちびったかって?これは紛れもない事実ですよ。
「どんな曲が入ってるのか見るだけでしょー!」
「…………もういい。チクる」
「返します返します!全力で返します!」
そう言い私に土下座して返してくる。私はまたヘッドフォンを装着し音楽プレイヤーに繋ぐ。
「それにしても夕空がアニメとかボカロとかの曲聞いてるなんて予想道理すぎてつまんないや。」
つまらないって思うなら勝手に思ってろ。
私たちは、その後もこの様な話をした。柚依といるときは、なんだか楽しい。そう思った。
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