萩原研二
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「Trick or Treat?」
半ば押し付けられるように任された仕事を終え、重い足取りで自宅の鍵を開けたら、随分と発音の良い台詞で出迎えられた。
そうか、今日はハロウィンだったか。しかし、それよりも…。
「…なんでいるの?」
「いちゃいけない?」
小さい角のようなものが着いたフードを被り、こてんと首を傾げる様のなんとあざとい事か。
この仮装は自分で用意したのかとか、どうせ合鍵で入ったんだろうとか、色々思う所はあるが、とりあえず。
「生憎だけど、お菓子は持ってないよ」
「じゃあイタズラだね」
玄関先でまだ靴も脱いでいないのに、イタズラする気満々の顔を見て、諦めたように息を吐いた。
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