チョコ 迫蓮 (軽くR18)


「はぁ‥はぁ‥」

「ん、どーした?迫田、口元にチョコ付いてんぞ」


蓮次は指で口元を指して教えてあげた。


「れんじ‥っ」

「!」


手首を掴まれる力が強い。
蓮次はいつもと様子が違うと気付いた。


「うあっ!」


迫田に足払いされ床に倒される。


「どーしたんだよ、オイ?!勃っ‥!」


勃ってるものが身体に当たっている。
迫田を見たら息も荒かった。


「ま、待て待て待て!!」


上手く逃げる事が出来、廊下を走った。


「拓海!逃げろ!!」

「?」


拓海は上手くかわしていた。


「華麗に避けたー‥!!」


二人で暴れん坊を抑えるがなかなか大変で手こずる。


「お、止まったか?」


突然迫田が大人しくなった。


「‥わりー‥変なもん食っちまったみてーでよ。トイレで抜いてくっから二人とも離してくれ‥」

「「‥‥」」


目を見合わせたら拓海は頷いていたからお互い手を離した。
用事があるからと蓮次に一声かけ拓海は足早に玄関へ向かってしまう。


「いってら」

「いってきます」


拓海が居なくなりトイレで抜いてる迫田と二人きりじゃねーかと、
そそくさと蓮次は部屋に戻った。


「ん!」


戸を閉めたら迫田に待ち伏せされていた。
後ろから口を塞がれまた押し倒される。


「ウソだろ、信じらんね‥っ!どっから出した!?」


縛られて洒落にならない。


「んん‥っ!」


思い切りキスされてどうしたらいいか分からない。
怪力のこいつに襲われている。


「迫田‥落ち着け‥っ‥頼むから!」

「わりーが犠牲になってくれ」

「???嫌だっつのーー‥!!」

「媚薬入りのチョコ全部食っちまってよ‥」

「ッ‥チョコ味したぜバカ!舌入れやがって‥!」

「‥煽んな」


ビクリと背筋が凍る思いだ。


「ッ‥ヤダって‥〜〜迫田‥ッ!!」

「危ねー危ねー‥おめーの蹴りは強烈だったな‥!」


迫田はニッと笑い脚は踏まれて押さえ込まれている。
手が服の中に侵入してまさぐられた。


「っ‥ぅう‥ッ‥」

「スベスベだな‥」


蓮次は聞きたい事より先に早く止めないとと宥めるしかなく。


「‥今からでも遅くねーから、取り返しがつかねー前に正気に戻れ‥!おめーならできる‥っ」

「‥蓮次」


担がれてベッドに降ろされ、ズボンを脱がされた。
上の服はめくられている。

獣かと思った。ケダモノだ。


「なんで縛んのうめーんだよ‥ッ!?」


ベッドに両手そのまま括られている。
頼りは脚だけだが迫田に捕まり撫でられた。


「‥ッン‥!」


愛撫され無骨な手が撫でてきて変な声が出る。


「かわいー‥な‥!」

「ぐ‥っ」


深く口付けられるは下着は下ろされるはで、
迫田は服を素早く脱いでいた。


「ァッ‥まずいって‥ッ‥!」


裸で密着している。


「いきなり挿れらんねーからな‥」


下と下を擦り合わせてきた。


「これはどーだ‥?」


2本同時に擦ったり、刺激を追求していた。


「いーから‥もー‥おめーは‥早く抜いてくれ‥っ!」

「‥そーだな」


自分自身のと何故かオレのも同時にしていた。


「オレのはいーから‥ッ!」

「そーいうなよ、一緒にいこーぜ」

「やっっら‥!ッく‥」


迫田より先に達してしまう。


「ん‥おめーの見たらイキそうだ‥!」


ギンッギンのをたくさん抜いてようやく出していた。


「‥も‥触んな‥っ」

「‥」


迫田はゴムを取り出していて目を疑った。


「もー少し付き合ってくれ。痛くしねーから」


ローションとゴムまで持ってて蓮次はキレた。
穴を撫でられ指を入れてくる。


「いってーーよ!!!」

「力抜けって」

「ふざけんな‥ッ!!」

「‥痛くなんだけだぜ?力抜け!」

「おめーの入るわけねーだろバカ!!!」

「‥ねじ込みてーがよ‥」

「‥迫田‥頼むから‥っ早まるな‥お願いだから‥っ!」

「ん!蓮次、頼む‥協力してくれ‥オレは止められそーにねー‥」

「‥」


優しくキスしてくんな。驚いて噛み損なった。


「ひっ‥」


指が増やされ中に入っている。


「‥ッア‥」


もうダメだ‥指で探られている。


「ここが前立腺だ」

「なっで‥分かんだよ‥ッ」

「調べた」

「変態ヤロー‥!」


しばらくして挿入され、そのままなす術なく流されてしまう。


「‥今から動くけどヘーキか?」

「‥ヘーキなわけ‥ねーだろ‥ッ」

「蓮次、好きだ。泣くなよ」

「っ‥‥」

「拓海もいたけどよ‥おめーのがタイプだ」


またキスされている。


「いーか?力を抜け。オレの形覚えろよ」

「やッ‥ぁ‥っ‥ぅ‥ッ‥!」


こいつとしてる。身体が熱い。

迫田は引き抜いて外で射精していた。


「‥っ‥」


オレは泣いちまった。
今度は前を迫田にシゴかれて身体をよじって喘ぐ。


「かわい過ぎんぜ‥」


二度目の射精をしてしまった。

紐は解かれて解放される。
スッキリしてやがる迫田に殴りかかろうとするがダメだった。


「いって‥ッ」

「大丈夫か?」

「‥おめーが諸悪の根源じゃねーか‥っ」


迫田は蓮次を抱きしめて支える。


「一回ソファに座れ」


迫田はシーツを自分の部屋のと取り替えると言う。


「オレがオナニーしたっつー事にする」

「‥‥」


走って取り替えに行っていた。


「よし、なんとかバレねーで済むぜ」

「‥」

「蓮次」


近寄る迫田をビンタした。


「きたねー顔近付けんな」

「傷付くぜ?‥悪かったって‥」

「‥」

「‥今度おかわりしていーか?」

「‥‥」


蓮次は睨んで無視した。


「蓮次、好きだってのはマジだからな。そこは信じてくれよ」

「‥‥」


なんだよ、胸がざわついた。


「大丈夫か?胸苦しいのか?」

「‥迫田‥もー触んなって‥」

「わり‥。服着せるの手伝うからよ」


迫田は早着替えし、ほとんどオレも服を着せられてはたから見れば元通りになっていた。

ドアの開閉音が聞こえ二人は焦る。


「マリ姉だっ」


迫田は何故か咄嗟に隠れていた。


マ「蓮次。あんただけ?」

「‥‥んと」


やばい。マリ姉に勘づかれてる。
残り香で。
換気する前に部屋に入られてしまった。


マ「あーー‥。‥わッ!」

「どわッ!?!?」


一体何度目だろうか、迫田が脅かされてるのは。


マ「あんた達、ほどほどにしなさいね」


そう言って戸を閉め、夕飯の支度をし出したマリ姉。


「バカ。隠れたら余計怪しまれるだろーが‥」

「すまん‥」

「はぁ‥まさか秒でバレるとは」


蓮次は手で顔を覆った。


「‥やっぱすげーなマリ姉は」

「バカ迫田いっぺんしんでくれ」

「う‥」

「マジで傷付いてんじゃねーよ」

「傷付くだろそりゃ」

「‥‥おめーだから許してやるけど、」

「!」

「次はこんな無理やりなんてやめろよ」

「勿論だ!元はと言えば‥チョコのせいだしよ」

「どこから仕入れてきたんだ?」

「花が拾ってきたとか言ってたよーな‥」

「はぁ?!拾い食い?マジか‥‥信じらんねー。毒だったらどーすんだよ」

「そーだよな‥すげー反省してんぜ」


花から聞いたら知らないおじさんが忘れたのか置いていったそうで、
渡そうと後を追ったら貰ってしまったそうだ。
迫田は美味すぎて全部食べてしまったと花に謝っていた。


マ「迫田、ちょっとこっち来なさい」


迫田がマリ姉に呼ばれていて蓮次は気になった。


マ「このシーツはどーいうつもり?盛大にやりやがって」

「いててててッ!」


耳を強く引っ張られている。


マ「男子高校生だから精力あり余ってるのは分かるけど、ティッシュ使いなさい。洗う身にもなって」

「すいませんでした‥っ」

マ「ちゃんと謝れるじゃない。それと‥どーいう事か説明してくれる?」


ニッコリと笑んだマリ姉は犬かってくらい鼻が効いて、
蓮次の部屋でした筈なのにシーツは迫田の部屋にあると指摘される。


「蓮次がしたんじゃねーのか?知らねーよ」

マ「しらばっくれても無駄よ。これは蓮次のシーツだから」

「!!?」

マ「フッ‥なんで庇ってるのか教えなさい」

「そりゃー‥あいつはこういうのバレたくねー奴だし。それで交換してやったんだよ」

マ「ふーん‥そんな仲良かったかしら?」

「お、おーオレたちファミリーだし、なんだって腹割って話すぜ?」

マ「変ね。あんたの部屋はなんの匂いもしなかったわよ」

「かぐなよっ!」

マ「迫田、ゲロっちゃいなさい」

「オレはなんにもしてねえっ!」


蓮次はドキドキしながら聞き耳を立てていた。


マ「しょーがないわね。また後にしましょ。夕飯にするか」


マリ姉と迫田が来て、蓮次は咄嗟に逃げたらマリ姉に捕まった。


マ「ちょーど良かった♡あんたにも話があんのよ」

「ははは‥」


マリ姉の前では隠し事が出来ないなと思った。


マ「あんたたち付き合ってんの?」

「っ‥」

「付き合ってねーよ!」

マ「そう?濃い匂いがしたから。庇っちゃったりなんかして、ふふふ」

「マリ姉、全部オレのだっ!白状する。オレが蓮次のシーツ汚しちまって」

マ「なんで自分の部屋でしないのよ?」

「それは、我慢できなくて‥一番近え部屋で間違えておっ初めちゃって。帰ってきた蓮次に怒られてよ‥」

マ「!!バカねー‥迫田、、、呆れるわ」


花がお腹がすいたって呼びに来て、マリ姉の追求は終わった。



その後は怪しまれないように学校で二人で話す。


「おまえにしては上出来な言い訳じゃねーか」

「危なかったな‥」

「マリ姉にはオレもかなわねーからなぁ。あれ以上突っ込まれてたらボロ出ちまってた‥」

「シーツの交換はダメだったな」

「番号でも書いてあったのかもしんねーな。気をつけねーと」

「おー‥次は気をつけねーとな?」

「‥‥」

「蓮次‥!待てよ」


迫田を無視していたら花に聞かれてしまう。


花「蓮次、迫田と喧嘩してんのか?」

「‥‥」

花「良くねーぞ、早く仲直りしてくれよな。美味しく楽しく家でごはん食べてーもん」

「花‥ちげーんだよ。100%迫田がわりーの」

花「100%?」

「あぁ、オレが悪かった!」

花「‥‥じゃあ、もう仲直り?」


花のあどけない笑顔にはいつもやられてしまう。
みんな釣られて笑う。


「うん」

花「よかったぁ」

「花、ナイス」


その後、蓮次は迫田には睨み付けていた。


「オイ‥許してくれたんじゃねーのかよ」

「‥許すわけねーだろ、あんなことされて」

「‥なにしたらもー怒んねーんだ?」


とっくに許してるけど、なんとなく睨んでしまう。


「迫田、あれが初めてか?」

「‥おー」

「ほんとか?」

「ホントだよ」

「‥あんなの誰にでもやるもんじゃねー。他でしてねーんならもーいい」

「‥。蓮次」


肩を触られ大袈裟に驚いてしまった。


「‥信じてねーな?媚薬食っておめーに行ったって事は‥分かるだろ?」

「たまたまオレが家に居たから、だろ?」

「ちげーよ。何回言わす気だ。勃ってたとはいえ、おめーしか勃たねーって」

「どーだかな。拓海や他でもあっさり反応しそうだけどな」

「‥やめろよ」


迫田は他の奴らで考えたくなかった。
反応しちまったら洒落にならない。


「オレはおめーが‥好きになっちまった‥」

「‥マジか‥?」

「‥おー」


蓮次は少し空を見上げて悩ましくしていたが、口を開いた。


「今だけかもしんねーぞ?熱が冷めたら元に戻るかも」

「‥そりゃムリだぜ。もう戻れねーよ」

「‥‥」


確かに。蓮次も同意だった。
もう戻れないかもしれない。


「考えたんだけどよ、家だとバレるし良い秘密基地があっから、今度はそこでしよーぜ」

「秘密基地って‥ガキくせーな」

「二人だけになれる場所だ」


蓮次は否定しなかった。


「どんなとこか今度教えてくれよ。じゃーな」



迫田を残して授業をサボった。


「!」

「午後フケンなら付いてくぜ」

「‥‥昨日したばっかだぞ?」

「‥昨日チョコ食い過ぎたせーかよ、トイレでまた出しちまって。おめーで」

「本人に言うなよ‥っ」

「まだ足んねーんだよ」


暑苦しい男で、熱さがうつるようだった。


「逃げねーから。そんな一気にするもんじゃねーよ」

「おあずけか‥!」


熱しやすく冷めやすそうな奴だと思ってたけど、
案外真っ直ぐで純なんだなと蓮次は笑った。


「授業戻っか?」

「‥キスくれーならいーだろ」

「それで収まんねーだろ」

「‥‥だな」


迫田は手首を滑るようにいやらしく撫でてきて、
蓮次は後ろを振り返った。


「‥優しーな、おめーは」

「‥っ‥」


ほだされてるし、触られたくねー筈なのに。
困ったように首を掻いた。


「んな艶めかしー顔すんな」

「‥‥おめーのせいだろ」



⭐︎⭐︎



何日で諦めるか試していたら、
休日に迫田から部屋に入られる。


「もー限界なんだが」

「‥抜いてねーの?」

「溜まっちまってる」

「‥我慢できんだ、おまえでも」

「どーいう意味だコラ」

「んー‥まだダメかな‥」


迫田はもうムリと言っていた。
オレだって同じ健全な高校生だから、出したいけど。
こいつとするのはひと月は空けたかった。


「そんな待てねー‥」

「おめーの事だからすぐ飽きちまうんじゃねーかと思って。だから空けた方がいーんじゃねーか」

「飽きねーって。蓮次」

「ぅ‥」


手首を触るのやめて欲しい。


「行こーぜ。良いとこなんだ」

「‥」


ダメだな、オレも。
付いて行っちまうんだから。


迫田が見つけた場所がロマンチックとは程遠い無骨な建物だった。


「工事現場って人いねーのかここ?」

「日曜は休みだ」

「‥後片付けを忘れてねーか?」

「‥田舎でもよ、秘密基地取られちまってる事が多くてよ。ここくらいしかねーぜ?」

「‥おめーらしくて良いけど」


よく見たら迫田は鞄を持っていた。


「あ‥」

「どーした?」

「シャワーしてねえ」


蓮次はお尻の中心に手を当てていたので迫田も目が行く。


「この前もしてなかったろ」

「‥そーだけど」

「ごちゃごちゃ考えんな。今は」

「‥その前に、いっぺん殴らせろ」


蓮次は踏み込んで真っ直ぐ迫田の顔面にパンチした。


「‥っ‥‥もう‥‥いーか‥‥?」


鼻血を吹き出して避けなかった迫田に一歩下がってしまう。


「‥!‥まーな。ちょっとスッキリしたぜ」


連日だと後ろがもたないから最後は抜きと約束して受け入れた。
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