魔法少女はかく語りき
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結果だけ言えば、私と轟君がガチバトルをしたが為に建物が崩壊してしまい、その上、私の限界時間がきてしまい動けないでいる間に核は回収されてしまった。
「ごめんね~、常闇君。絶対足止めするとか豪語したのに」
「気にするな。俺も、殆ど何もしていない」
常闇君は優しいな~。
行動不能で轟君に背負われながら聞いた講評では、私と轟君は相手に集中しすぎてやるべきことが見えていなかったと、言われた。
いやぁ、全力でいかないと轟君に氷漬けにされちゃうと思ったらついうっかり。
チャイムが鳴り、全員で更衣室で着替えていると女の子たちが「あの轟君相手にすごかったね!」と言ってくれた。
「ありがとう~。建物壊しちゃったけどね」
「けど、あんな凄いバトル見れるとは思わなかった!私、麗日お茶子!よろしくね!」
「私、芦戸三奈!よろしく!」
「蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで」
「よろしく~。私は川利心香。心香て呼――」
言い切る前に「シーカちゃんでしょ!あの変身シーン凄かった!」と麗日さんに遮られた。
う、うん……。シーカだけど、普通に名前で呼んでほしいな。
そう言うと「なんで!?かっこいいじゃん!」と純粋な瞳で言われてしまい「あ、はい。シーカでいいです」としか返せない。
妙な呼ばれ方が定着したな、と思いながら頬を掻く。
この後の授業に差し支えがでるといけないので、お喋りも程々にして更衣室から出ると轟君が壁を背にして立っていた。
「あ、川利……」
なにか言おうとして、私の両サイドを見ながら「悪い、なんでもない」と言って、背を向けて行ってしまった。
はは~ん?
「なんだったんだろうね?」と言う麗日さんたちに「先に行くね」と断って轟君の背を追いかけた。
「轟君、なにか私に用があったんじゃない?」
「大したことない……。ただ、今日一緒に帰ろうって、誘おうかなと……」
もごもご言う轟君を「可愛いな~」と言いながら頭を撫で回し、彼の手を握って「帰ろうか」と言うと、ぎゅうっと手を握り返し小さく彼は頷いた。
「今日は負けちゃったけど、次は負けないからね~!」
「また一対一で戦ったら同じ結果になりそうだけどな」
「轟君相手に手加減したら、私がやられちゃうよ~。もっと、力つけないといけないな~」
笑いながら力こぶを作るように腕をあげると、ボソボソっと「俺が守るから強くならなくていい」と轟君は言う。
「ははっ、ありがとう~。でも、ソウルメイトなんだから一緒に上を目指そうぜ~!」
そう言えば、轟君は「あぁ、一緒に……」と微笑みながら言った。
「ごめんね~、常闇君。絶対足止めするとか豪語したのに」
「気にするな。俺も、殆ど何もしていない」
常闇君は優しいな~。
行動不能で轟君に背負われながら聞いた講評では、私と轟君は相手に集中しすぎてやるべきことが見えていなかったと、言われた。
いやぁ、全力でいかないと轟君に氷漬けにされちゃうと思ったらついうっかり。
チャイムが鳴り、全員で更衣室で着替えていると女の子たちが「あの轟君相手にすごかったね!」と言ってくれた。
「ありがとう~。建物壊しちゃったけどね」
「けど、あんな凄いバトル見れるとは思わなかった!私、麗日お茶子!よろしくね!」
「私、芦戸三奈!よろしく!」
「蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで」
「よろしく~。私は川利心香。心香て呼――」
言い切る前に「シーカちゃんでしょ!あの変身シーン凄かった!」と麗日さんに遮られた。
う、うん……。シーカだけど、普通に名前で呼んでほしいな。
そう言うと「なんで!?かっこいいじゃん!」と純粋な瞳で言われてしまい「あ、はい。シーカでいいです」としか返せない。
妙な呼ばれ方が定着したな、と思いながら頬を掻く。
この後の授業に差し支えがでるといけないので、お喋りも程々にして更衣室から出ると轟君が壁を背にして立っていた。
「あ、川利……」
なにか言おうとして、私の両サイドを見ながら「悪い、なんでもない」と言って、背を向けて行ってしまった。
はは~ん?
「なんだったんだろうね?」と言う麗日さんたちに「先に行くね」と断って轟君の背を追いかけた。
「轟君、なにか私に用があったんじゃない?」
「大したことない……。ただ、今日一緒に帰ろうって、誘おうかなと……」
もごもご言う轟君を「可愛いな~」と言いながら頭を撫で回し、彼の手を握って「帰ろうか」と言うと、ぎゅうっと手を握り返し小さく彼は頷いた。
「今日は負けちゃったけど、次は負けないからね~!」
「また一対一で戦ったら同じ結果になりそうだけどな」
「轟君相手に手加減したら、私がやられちゃうよ~。もっと、力つけないといけないな~」
笑いながら力こぶを作るように腕をあげると、ボソボソっと「俺が守るから強くならなくていい」と轟君は言う。
「ははっ、ありがとう~。でも、ソウルメイトなんだから一緒に上を目指そうぜ~!」
そう言えば、轟君は「あぁ、一緒に……」と微笑みながら言った。