魔法少女はかく語りき
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「では川利少女は、常闇少年とチームで敵!対するヒーローは轟少年と障子少年だ!」
「轟君か~。運命感じちゃうね~」
笑いながら轟君に言うと、照れたように「やめろ」と言われてしまった。
轟君は、先にヒーロー側でド派手な瞬殺を見せてくれたから、策は練りやすい。
そう簡単にやられてあげないからね~、と宣戦布告すると真面目な顔で「すぐに捕まえてやる」と挑発されてしまった。
核の置かれたビルに入り、常闇君に私の個性を伝えると凄いドン引きされると思ったら「承知した」と流された。
それはそれで心抉られる反応だな~。
「障子君は、たぶん接近戦が得意だと思う。対する轟君は遠、中距離。私が下の階で轟君と障子君を足止めする。二人ともが無理でも轟君は絶対に足止めするから、もし障子君がここまで来たら核は死守して」
「それでは、川利に負担がかかり過ぎではないか?」
「大丈夫、大丈夫。一応、ぎりぎりまで個性は使わないようにしようって思ってるし」
恥ずかしいからとかではなく、制限時間は十五分。
私の活動時間内に収まらないのだ。
その為に、コスチュームは手と足のグローブに電流が流れるスタンガンのようにしてもらい、絶縁体の全身タイツを装着することで感電の可能性をなくし、武器として警棒タイプのスタンガンを用意してもらった。他にも、相澤先生と同じ捕縛武器をつけてもらった。
別に、相澤先生が使ってるからではなく、便利だなって思ったからであって全然本当に趣味ではない。
個性がなくても戦えるように工夫したコスチューム。
元から個性なしでも殴り合いは得意だったりする。体力がないだけで。
オールマイト先生のスタートの合図とともに、瞬間的に建物が凍ったがタイミングを見図い「常闇君!跳んで!」と言えば、凍るぎりぎりで足を封じられるのを回避した。
「じゃあ、作戦通り行って来るね」
「無理はするなよ」
「りょーかい」
向こうには障子君がいるということは、足音を隠しても意味がないので足音を消すことなく階下に降りると、眼前に轟君と障子君がいた。
「とーどろきくーん、しょーじくーん。あーそびーましょー」
警棒をカラカラと鳴らしながらゆっくり歩み寄って行ったら、轟君に「悪い顔してるぞ」と言われた。
当り前だよ、だって私はいま敵なんだから。
「障子。俺が道を開くから、その隙に上に行け」
「わかった」
作戦丸聞こえだよ、と苦笑している間に地面が見る見る内に凍って行く。
それを跳んで回避した隙に、障子君が脇をすり抜けようとしたが、思い切り服を掴んで手に仕込んだスタンガンのスイッチを入れる。
「ぐぁ……!」
鈍い悲鳴をあげる障子君を引き倒し、痺れて動けない障子君を捕獲テープで巻こうとしたが、それを阻止するように轟君の氷結が向かってくる。
「おっと!危ない、危ない」
「お前の相手は俺だ」
「俺たち、でしょ?轟君の個性が広範囲なのは知ってるよ。それだけに、この狭い場所で使うには不利だってこともね。私は、この上へ行く階段を死守すればいいだけ」
「できるのか?体力ないくせに」
「やるよ」
不敵に笑って見せれば、挑発に乗るように床を凍らせていく。
「ワンパターンだよ、轟君!」
跳んで回避したが、目の前に轟君の掌が迫っていて「お前もな」と言われた。
それを空中で体を捻って回避するも、床に着地した瞬間に床を凍らせられた。
「いまだ!行け、障子!」
轟君の言葉に、いつの間にやら動けるようになった障子君が階段に向かっていた。
足は動かない。
となると、選択肢はこれしかない。
「きらリン!ラブリン!メタモルフォーゼ!魔法少女シーカ登場だぞ!」
変身するも、足の氷は破壊されない。
致し方なく、力任せに引き剥がしたら靴がすっぽ抜けたが、そのまま氷の上に着地し、思い切り地を蹴り障子君の前へと回り込み、彼の顎に向かって「ラブリンスマッシュ!」という名のアッパーを打ち込めば、脳を揺らし障子君はダウン。
恐らく、制限時間いっぱいまで目は覚めないだろう。
「さぁ、一対一の勝負だよ、轟君……」
「ちっ……」
「轟君か~。運命感じちゃうね~」
笑いながら轟君に言うと、照れたように「やめろ」と言われてしまった。
轟君は、先にヒーロー側でド派手な瞬殺を見せてくれたから、策は練りやすい。
そう簡単にやられてあげないからね~、と宣戦布告すると真面目な顔で「すぐに捕まえてやる」と挑発されてしまった。
核の置かれたビルに入り、常闇君に私の個性を伝えると凄いドン引きされると思ったら「承知した」と流された。
それはそれで心抉られる反応だな~。
「障子君は、たぶん接近戦が得意だと思う。対する轟君は遠、中距離。私が下の階で轟君と障子君を足止めする。二人ともが無理でも轟君は絶対に足止めするから、もし障子君がここまで来たら核は死守して」
「それでは、川利に負担がかかり過ぎではないか?」
「大丈夫、大丈夫。一応、ぎりぎりまで個性は使わないようにしようって思ってるし」
恥ずかしいからとかではなく、制限時間は十五分。
私の活動時間内に収まらないのだ。
その為に、コスチュームは手と足のグローブに電流が流れるスタンガンのようにしてもらい、絶縁体の全身タイツを装着することで感電の可能性をなくし、武器として警棒タイプのスタンガンを用意してもらった。他にも、相澤先生と同じ捕縛武器をつけてもらった。
別に、相澤先生が使ってるからではなく、便利だなって思ったからであって全然本当に趣味ではない。
個性がなくても戦えるように工夫したコスチューム。
元から個性なしでも殴り合いは得意だったりする。体力がないだけで。
オールマイト先生のスタートの合図とともに、瞬間的に建物が凍ったがタイミングを見図い「常闇君!跳んで!」と言えば、凍るぎりぎりで足を封じられるのを回避した。
「じゃあ、作戦通り行って来るね」
「無理はするなよ」
「りょーかい」
向こうには障子君がいるということは、足音を隠しても意味がないので足音を消すことなく階下に降りると、眼前に轟君と障子君がいた。
「とーどろきくーん、しょーじくーん。あーそびーましょー」
警棒をカラカラと鳴らしながらゆっくり歩み寄って行ったら、轟君に「悪い顔してるぞ」と言われた。
当り前だよ、だって私はいま敵なんだから。
「障子。俺が道を開くから、その隙に上に行け」
「わかった」
作戦丸聞こえだよ、と苦笑している間に地面が見る見る内に凍って行く。
それを跳んで回避した隙に、障子君が脇をすり抜けようとしたが、思い切り服を掴んで手に仕込んだスタンガンのスイッチを入れる。
「ぐぁ……!」
鈍い悲鳴をあげる障子君を引き倒し、痺れて動けない障子君を捕獲テープで巻こうとしたが、それを阻止するように轟君の氷結が向かってくる。
「おっと!危ない、危ない」
「お前の相手は俺だ」
「俺たち、でしょ?轟君の個性が広範囲なのは知ってるよ。それだけに、この狭い場所で使うには不利だってこともね。私は、この上へ行く階段を死守すればいいだけ」
「できるのか?体力ないくせに」
「やるよ」
不敵に笑って見せれば、挑発に乗るように床を凍らせていく。
「ワンパターンだよ、轟君!」
跳んで回避したが、目の前に轟君の掌が迫っていて「お前もな」と言われた。
それを空中で体を捻って回避するも、床に着地した瞬間に床を凍らせられた。
「いまだ!行け、障子!」
轟君の言葉に、いつの間にやら動けるようになった障子君が階段に向かっていた。
足は動かない。
となると、選択肢はこれしかない。
「きらリン!ラブリン!メタモルフォーゼ!魔法少女シーカ登場だぞ!」
変身するも、足の氷は破壊されない。
致し方なく、力任せに引き剥がしたら靴がすっぽ抜けたが、そのまま氷の上に着地し、思い切り地を蹴り障子君の前へと回り込み、彼の顎に向かって「ラブリンスマッシュ!」という名のアッパーを打ち込めば、脳を揺らし障子君はダウン。
恐らく、制限時間いっぱいまで目は覚めないだろう。
「さぁ、一対一の勝負だよ、轟君……」
「ちっ……」