魔法少女はかく語りき
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その日は個性把握テストで一日終わり、轟君に「一緒に帰ろ~」と声をかけたら盛大に無視された。
え?え~?!なんで?!
聞こえなかったのかと思い、慌てて近寄ってもう一度「一緒に、帰ろう?」と言ったら、歩調を速められた。
「ちょ、ちょ!轟君!なに怒ってるの?!」
駆け足であとを追い理由を聞くと、ピタリと歩みを止めるので数歩先を行ってしまった。
振り向くと、口元を抑えた轟君がいた。
「どうしたの?」
私の問いかけに、少し間を置いて「悪い」と答えた。
なにが?と聞けば「子供みたいなことをした」と言う。
「川利の“運命”なんて言葉を真に受けた自分が恥ずかしい」
「なに~?嫉妬してたの、轟君~」
からかうように聞けば、小さく「ちょっと」と言うから、なんだよ可愛いな~、と自分より高い位置にある轟君の頭を撫で回した。
抵抗する事無く撫で回される轟君に、相澤さんとの関係性を一から話す。
「相澤さんはさ、母さんが超絶大ファンでその影響で私もファンなんだよね。滅多に会える人じゃないからさ、つい運命なんて言っちゃったんだよね」
私の弁解に「じゃあ、俺より運命だな」と自虐的に笑う轟君。
「轟君はね~、ソウルメイト的な運命だよ!高校まで一緒だし、この先ずっと一緒な気がする!」
必死のフォローに、意外にも「ソウルメイト……」と食いついてくる轟君に「そう!ソウルメイト!」と強調して繰り返せば、はにかみ笑いを浮かべた。
「じゃあ、ソウルメイト!一緒に寄り道しようぜ!」
轟君の手をとり歩き出せば、離さないようにと言うかのように強く握り返された。
握り返すのはいいけれど、ちょっと力加減ができていないのでギリッ!という音がした。
めっちゃ痛いけど、振りほどいたらまたしょんぼりされそうだし我慢や、心香!
「そういえば、明日はオールマイトの授業だね」
「そうだな。今日みたいな授業じゃないといいな」
「きっとね、アメリカンな感じだよ!」
「どんな感じだよ」
そうだなぁ、例えば敵対ヒーローに分かれて核兵器を奪い合うとか!と言ったら、苦笑しながら「アメリカン過ぎだろう」と言われてしまった。
だよねー、と笑って返したが翌日、まさか本当にまんまの授業内容で轟君に「エスパーか」と感心された。
いやぁ、まさか本当にアメリカンくるとは私も思わなかった。
くじ引きによるチーム分けで私だけあぶれた。
「川利少女は、あとで再くじ引きだ!」
「はーい」
緩く返事をし、轟君に「敵同士だけどがんばろうね」と握手をしたらギリッ!と音をたてて掴まれた。
あいたたた。
相変わらず力加減ができないんだから~。
え?え~?!なんで?!
聞こえなかったのかと思い、慌てて近寄ってもう一度「一緒に、帰ろう?」と言ったら、歩調を速められた。
「ちょ、ちょ!轟君!なに怒ってるの?!」
駆け足であとを追い理由を聞くと、ピタリと歩みを止めるので数歩先を行ってしまった。
振り向くと、口元を抑えた轟君がいた。
「どうしたの?」
私の問いかけに、少し間を置いて「悪い」と答えた。
なにが?と聞けば「子供みたいなことをした」と言う。
「川利の“運命”なんて言葉を真に受けた自分が恥ずかしい」
「なに~?嫉妬してたの、轟君~」
からかうように聞けば、小さく「ちょっと」と言うから、なんだよ可愛いな~、と自分より高い位置にある轟君の頭を撫で回した。
抵抗する事無く撫で回される轟君に、相澤さんとの関係性を一から話す。
「相澤さんはさ、母さんが超絶大ファンでその影響で私もファンなんだよね。滅多に会える人じゃないからさ、つい運命なんて言っちゃったんだよね」
私の弁解に「じゃあ、俺より運命だな」と自虐的に笑う轟君。
「轟君はね~、ソウルメイト的な運命だよ!高校まで一緒だし、この先ずっと一緒な気がする!」
必死のフォローに、意外にも「ソウルメイト……」と食いついてくる轟君に「そう!ソウルメイト!」と強調して繰り返せば、はにかみ笑いを浮かべた。
「じゃあ、ソウルメイト!一緒に寄り道しようぜ!」
轟君の手をとり歩き出せば、離さないようにと言うかのように強く握り返された。
握り返すのはいいけれど、ちょっと力加減ができていないのでギリッ!という音がした。
めっちゃ痛いけど、振りほどいたらまたしょんぼりされそうだし我慢や、心香!
「そういえば、明日はオールマイトの授業だね」
「そうだな。今日みたいな授業じゃないといいな」
「きっとね、アメリカンな感じだよ!」
「どんな感じだよ」
そうだなぁ、例えば敵対ヒーローに分かれて核兵器を奪い合うとか!と言ったら、苦笑しながら「アメリカン過ぎだろう」と言われてしまった。
だよねー、と笑って返したが翌日、まさか本当にまんまの授業内容で轟君に「エスパーか」と感心された。
いやぁ、まさか本当にアメリカンくるとは私も思わなかった。
くじ引きによるチーム分けで私だけあぶれた。
「川利少女は、あとで再くじ引きだ!」
「はーい」
緩く返事をし、轟君に「敵同士だけどがんばろうね」と握手をしたらギリッ!と音をたてて掴まれた。
あいたたた。
相変わらず力加減ができないんだから~。