魔法少女はかく語りき
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プレゼント・マイクのハイテンション司会に会場が静まりかえる。
その会場との温度差が面白くて声を殺して笑っていたら、仮想敵について質問した生徒に注意された。
会場を移し、指定された都市部の街並みを再現した演習場に来た。ここで、他者を蹴落としつつポイントを稼ぐらしい。
プレゼント・マイクの煽りに受験生たちが一斉に走って行くのを見届け、誰もいなくなったのを確認する。
如何せん、私の個性は魔女っ娘という恥ずかしい個性で、変身しないと能力は発動しない。
「きらリン!ラブリン!メタモルフォーゼ!魔法少女シーカ登場だぞ!」
全身が光に包まれ、着ていたジャージが魔法少女仕様になる。
これをやる度に私の心は荒んでいく。
私の個性は制約が結構多い。
まず、変身呪文を唱えて魔法少女にならないといけない、常に魔法少女っぽい言葉づかいをしないといけない、活動時間は体力によりけりだが最長で八分。それを超過すると五分間動けなくなる。
デメリットばかりだが、それだけの条件を満たせば筋力増強、超回復、必殺技が撃てるなどのメリットはある。
地を思い切り蹴り、超跳躍で演習場を見渡す。
敵は意外と一点に集中しているようで、このままではポイントを獲得できないまま終わってしまいそうだ。
まあ、魔法少女モードの私にはスピードもある。
あれだけ集まっていてくれるのなら、逆にやりやすい。
爆心地と化している一点に降り立つと、背後から三ポイント敵が襲い掛かってきた。
「遅いよ!」
回し蹴りで破壊して、次の敵を倒し更に次へと破壊していると凄まじい地鳴りと共に巨大な仮想敵が姿を現した。
あれがゼロポイント仮想敵。
誰もが避けて通ろうと背を向けて走り出す。
私も、ゼロポイントなら避けようと思ったけれど、視界の端に腰を抜かしている受験生がいるのを見つけてしまった。
迫るゼロポイント仮想敵、迫る限界時間。
見過ごそうと思えば見過ごせる状況だし、あんな大きな敵相手を制限時間内に倒すとなると必殺技を使わないといけない。
必殺技を使うのは恥ずかしい。
恥ずかしい、けど……!
「ここで逃げたらヒーローじゃないよね……!」
息を大きく吸い、「ラブリンフォーチュンエクストリーム!」と叫び、手で作ったハート形から大振りな光線が照射され、敵の腹にハート形の風穴を作り機能を停止させた。
安堵の溜息を吐いたのと、制限時間を超過したことにより魔法少女モードが解除され足元から崩れ落ちるのは同時だった。
その後は、近くにいた受験生に担がれて保健室で動けるようになるまで休ませてもらった。
その会場との温度差が面白くて声を殺して笑っていたら、仮想敵について質問した生徒に注意された。
会場を移し、指定された都市部の街並みを再現した演習場に来た。ここで、他者を蹴落としつつポイントを稼ぐらしい。
プレゼント・マイクの煽りに受験生たちが一斉に走って行くのを見届け、誰もいなくなったのを確認する。
如何せん、私の個性は魔女っ娘という恥ずかしい個性で、変身しないと能力は発動しない。
「きらリン!ラブリン!メタモルフォーゼ!魔法少女シーカ登場だぞ!」
全身が光に包まれ、着ていたジャージが魔法少女仕様になる。
これをやる度に私の心は荒んでいく。
私の個性は制約が結構多い。
まず、変身呪文を唱えて魔法少女にならないといけない、常に魔法少女っぽい言葉づかいをしないといけない、活動時間は体力によりけりだが最長で八分。それを超過すると五分間動けなくなる。
デメリットばかりだが、それだけの条件を満たせば筋力増強、超回復、必殺技が撃てるなどのメリットはある。
地を思い切り蹴り、超跳躍で演習場を見渡す。
敵は意外と一点に集中しているようで、このままではポイントを獲得できないまま終わってしまいそうだ。
まあ、魔法少女モードの私にはスピードもある。
あれだけ集まっていてくれるのなら、逆にやりやすい。
爆心地と化している一点に降り立つと、背後から三ポイント敵が襲い掛かってきた。
「遅いよ!」
回し蹴りで破壊して、次の敵を倒し更に次へと破壊していると凄まじい地鳴りと共に巨大な仮想敵が姿を現した。
あれがゼロポイント仮想敵。
誰もが避けて通ろうと背を向けて走り出す。
私も、ゼロポイントなら避けようと思ったけれど、視界の端に腰を抜かしている受験生がいるのを見つけてしまった。
迫るゼロポイント仮想敵、迫る限界時間。
見過ごそうと思えば見過ごせる状況だし、あんな大きな敵相手を制限時間内に倒すとなると必殺技を使わないといけない。
必殺技を使うのは恥ずかしい。
恥ずかしい、けど……!
「ここで逃げたらヒーローじゃないよね……!」
息を大きく吸い、「ラブリンフォーチュンエクストリーム!」と叫び、手で作ったハート形から大振りな光線が照射され、敵の腹にハート形の風穴を作り機能を停止させた。
安堵の溜息を吐いたのと、制限時間を超過したことにより魔法少女モードが解除され足元から崩れ落ちるのは同時だった。
その後は、近くにいた受験生に担がれて保健室で動けるようになるまで休ませてもらった。