魔法少女はかく語りき
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「轟君と話したいことがある。今は時間がないから、体育祭が終わったあとに時間がほしいの」
と、轟君に伝えたのが十数分前。
「緊張過ぎて吐きそう」
「吐くなよ」
相澤先生に釘を刺され、吐かないように口を押さえた。
轟君をスタジアムへ見送ったあと全速力で放送室へ駆け込みひたすら相澤先生に、言ったのはいいけれどなにを言えばいいのか全然わからないと吐露したら「バカか」と言われた。
「そんだけ啖呵切ったなら、腹括れ」
「いやですけど私、正直、轟君以外と殆ど話したことなくて今さらの面下げてクラスメイトと話せばいいのかわからないんですよ。どうしようどうしようどうしよう。轟君との仲が悪化したらどうしよう相澤先生」
ぶつぶつと不安の限りを相澤先生にぶつけるも「川利うるさい」と、捕縛武器で口を塞がれた。
そうだ、この間に最悪の事態を想定しておけばダメージも少ないかも知れない。
『川利には関係ない話だ。それに、今さらだろ』
ごめんなさい!今さら何様だって感じだよね!
イメージして大ダメージ負うとかバカじゃないのか私!
けど、これがリアルボイスで言われたら正直しんどい!
最悪の事態にガタガタ震えていたら、相澤先生が「そんな相手の顔色伺いしてて楽しいか?」と聞かれた。
「礼儀は確かに必要だが、だからと言って会社みたいに顔色伺いするのは違うだろ」
お前がなりたい友達ってのは、違うだろ?
相澤先生の言葉に小さく頷くと、捕縛武器が外され「なら、ちゃんと“友達”の頑張りを見てやれ」と言いながらスタジアムを指した。
そこには、緑谷君と戦う轟君の姿があった。
今まで使おうとしなかった炎の個性をもって、緑谷君のスマッシュにぶつけ大爆発して舞台が損壊した。
『なに今の……。お前のクラスなんなの……』
ギャグ漫画みたいにこけているプレゼント・マイク先生の言葉を聞き流しながら、単純に凄いと思った。
轟君と同じ高みに行こうと思うなら、あそこまで行かないといけないんだ。
負けていられない、と改めて思う。
「相澤先生……。凄いですね、轟君は……」
「あぁ、強い個性だ。だが、お前の個性も鍛えれば強い個性になる」
相澤先生の言葉に「はい……」と、噛みしめるように答える。
USJの事件で決めたのだ。
絶対に敵を捕らえられる、仲間を守れる、足手まといに絶対にならないヒーローになるんだと。
轟君と約束した。一緒に強くなろうと。
彼が先へ先へと進むのなら、私はその先へ行くのだ。
「Plus Ultra」
と、轟君に伝えたのが十数分前。
「緊張過ぎて吐きそう」
「吐くなよ」
相澤先生に釘を刺され、吐かないように口を押さえた。
轟君をスタジアムへ見送ったあと全速力で放送室へ駆け込みひたすら相澤先生に、言ったのはいいけれどなにを言えばいいのか全然わからないと吐露したら「バカか」と言われた。
「そんだけ啖呵切ったなら、腹括れ」
「いやですけど私、正直、轟君以外と殆ど話したことなくて今さらの面下げてクラスメイトと話せばいいのかわからないんですよ。どうしようどうしようどうしよう。轟君との仲が悪化したらどうしよう相澤先生」
ぶつぶつと不安の限りを相澤先生にぶつけるも「川利うるさい」と、捕縛武器で口を塞がれた。
そうだ、この間に最悪の事態を想定しておけばダメージも少ないかも知れない。
『川利には関係ない話だ。それに、今さらだろ』
ごめんなさい!今さら何様だって感じだよね!
イメージして大ダメージ負うとかバカじゃないのか私!
けど、これがリアルボイスで言われたら正直しんどい!
最悪の事態にガタガタ震えていたら、相澤先生が「そんな相手の顔色伺いしてて楽しいか?」と聞かれた。
「礼儀は確かに必要だが、だからと言って会社みたいに顔色伺いするのは違うだろ」
お前がなりたい友達ってのは、違うだろ?
相澤先生の言葉に小さく頷くと、捕縛武器が外され「なら、ちゃんと“友達”の頑張りを見てやれ」と言いながらスタジアムを指した。
そこには、緑谷君と戦う轟君の姿があった。
今まで使おうとしなかった炎の個性をもって、緑谷君のスマッシュにぶつけ大爆発して舞台が損壊した。
『なに今の……。お前のクラスなんなの……』
ギャグ漫画みたいにこけているプレゼント・マイク先生の言葉を聞き流しながら、単純に凄いと思った。
轟君と同じ高みに行こうと思うなら、あそこまで行かないといけないんだ。
負けていられない、と改めて思う。
「相澤先生……。凄いですね、轟君は……」
「あぁ、強い個性だ。だが、お前の個性も鍛えれば強い個性になる」
相澤先生の言葉に「はい……」と、噛みしめるように答える。
USJの事件で決めたのだ。
絶対に敵を捕らえられる、仲間を守れる、足手まといに絶対にならないヒーローになるんだと。
轟君と約束した。一緒に強くなろうと。
彼が先へ先へと進むのなら、私はその先へ行くのだ。
「Plus Ultra」