魔法少女はかく語りき
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「ほらほらほらぁ!休んでる時間はないわよ!」
「ま、まって母さ……!は、吐く……おぇぇ……」
吐いてる暇も無いわよ!と鞭打つ母さんは鬼か。
だがしかし、事実休んでいる暇はない。
爆豪君が、他クラスを煽りに煽ってくれた為に恥ずかしい結果は残せない状況へと追い込まれたのだ。
『上に上がりゃ関係ねぇ』
……うん、関係ないね。
あの時は、爆豪君が超かっこよかった。
弱気になるな……!そんな時こそこの言葉!
「Plus Ultraaaaa!」
『……』
「……」
「……」
「……」
立ち上がったその場所は、アスファルトの地面ではなく見慣れた教室だった。
寝ぼけ目を擦り、ぼやっと「夢…?」と呟いたらプレゼント・マイク先生が『YES!Dream!威勢の良いPlus Ultraだったが、いまはWatts thyme?Noisy girl!』と聞いてきたので「英語の授業中です」と答える。
『YES!寝ていい時間じゃねぇぜ!』
「すみませんでした」
ぺこりと頭を下げると『初犯だから見逃してやる!Sit down!』と座るように言われ、静かに着席する。
後ろから切島君が「なんの夢見てたんだ?」とからかうように聞いてきたので「ゲロ吐く夢」と端的に返す。
授業後、轟君が「無理してないか?」と聞いてきたので「大丈夫~」と指で丸を作り言うと、胡散臭そうな目を向けられた。
「本当に大丈夫だって~!昨日、寝るのがちょっと遅かっただけだから~!」
笑って誤魔化すも、轟君の疑念に満ちた瞳がそれない。
あまりにも視線が突き刺さるのでちょっと本音を出して「少しだけ……」と白状すれば、脳天チョップをされる。
ため息をひとつ吐き「強情だな、お前は」と呆れられてしまった。
「でもね!最近、スタミナ丼肉とご飯増し増しも完食できるようになったんだよ!」
自信満々に言えば「よしよし、偉い偉い」と子供にするような褒め方をされた。
「それで?制限時間は伸びたのか?」
「に、二分ほど……」
「微妙だな」
「素直かよ~」
明け透けなく言う轟君の言葉は突き刺さるが、まっとうな意見だ。
本当に微妙だよな。
あと数日後には体育祭本番なのに、これでは第一種目でタイムリミットがきてしまう。
上手い具合にやり繰りして攻略する頭脳も試される所だ。
体育祭なのに。
「追い込んでいかないとね~」
「追い込むな」
ビシッと脳天チョップが再び頭にヒットした。
「ま、まって母さ……!は、吐く……おぇぇ……」
吐いてる暇も無いわよ!と鞭打つ母さんは鬼か。
だがしかし、事実休んでいる暇はない。
爆豪君が、他クラスを煽りに煽ってくれた為に恥ずかしい結果は残せない状況へと追い込まれたのだ。
『上に上がりゃ関係ねぇ』
……うん、関係ないね。
あの時は、爆豪君が超かっこよかった。
弱気になるな……!そんな時こそこの言葉!
「Plus Ultraaaaa!」
『……』
「……」
「……」
「……」
立ち上がったその場所は、アスファルトの地面ではなく見慣れた教室だった。
寝ぼけ目を擦り、ぼやっと「夢…?」と呟いたらプレゼント・マイク先生が『YES!Dream!威勢の良いPlus Ultraだったが、いまはWatts thyme?Noisy girl!』と聞いてきたので「英語の授業中です」と答える。
『YES!寝ていい時間じゃねぇぜ!』
「すみませんでした」
ぺこりと頭を下げると『初犯だから見逃してやる!Sit down!』と座るように言われ、静かに着席する。
後ろから切島君が「なんの夢見てたんだ?」とからかうように聞いてきたので「ゲロ吐く夢」と端的に返す。
授業後、轟君が「無理してないか?」と聞いてきたので「大丈夫~」と指で丸を作り言うと、胡散臭そうな目を向けられた。
「本当に大丈夫だって~!昨日、寝るのがちょっと遅かっただけだから~!」
笑って誤魔化すも、轟君の疑念に満ちた瞳がそれない。
あまりにも視線が突き刺さるのでちょっと本音を出して「少しだけ……」と白状すれば、脳天チョップをされる。
ため息をひとつ吐き「強情だな、お前は」と呆れられてしまった。
「でもね!最近、スタミナ丼肉とご飯増し増しも完食できるようになったんだよ!」
自信満々に言えば「よしよし、偉い偉い」と子供にするような褒め方をされた。
「それで?制限時間は伸びたのか?」
「に、二分ほど……」
「微妙だな」
「素直かよ~」
明け透けなく言う轟君の言葉は突き刺さるが、まっとうな意見だ。
本当に微妙だよな。
あと数日後には体育祭本番なのに、これでは第一種目でタイムリミットがきてしまう。
上手い具合にやり繰りして攻略する頭脳も試される所だ。
体育祭なのに。
「追い込んでいかないとね~」
「追い込むな」
ビシッと脳天チョップが再び頭にヒットした。