魔法少女はかく語りき
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
脳の検査は問題なく、退院した足で遅刻して登校すると、うららかじゃない表情の麗日さんが「皆!!私!!頑張る!」と宣言していた。
なにがあったの?と轟君に聞くと、体育祭があるのだと言う。
もう、そんな時期なのか~。
雄英体育祭は、プロヒーローによるスカウトの場だ。
故に、クラス中の誰もがこの数少ないアピールチャンスに気合が入っている。
だから、いつもうららかな麗日さんがうららかじゃないのか。
なるほどな~、と納得すると「悪いが今回は川利も敵だ」と轟君に宣言される。
「わかってるよ~。手を抜かれても気分悪いしね~。私も、頑張らないとね」
珍しく真面目な顔の私を訝しげに見上げ「いやに張り切るな」と言う。
まあね、と軽く返し、鞄を自分の机に置いて真っ直ぐ爆豪君の元へと向かい「爆豪君、お願いがあるの」と声をかけると、柄の悪い「あ?」という返事をされた。睨みつけるを付け足して。
「私に、そのタフネスさの理由を教えて欲しい」
「はぁ?!」
素っ頓狂な声をだしたのは爆豪君だけでなく、クラスの殆どだった。
「私には個性を持続させる体力が圧倒的に足りない。だから、タフネスの塊である爆豪君に教えを請いたい」
「おいおい、川利!爆発さん太郎に教えなんか請うたら爆破されるぞ!」
「るっせぇ!クソ髪!それからクソ痴女!」
「うん、なに」
「そこは否定しましょう、川利さん!」
「変身ってエロいよな」
周りが騒ぐ中、爆豪君は「テメーも俺の踏み台だ」と睨みながら言い捨て、席を立った。
つまり教えないってことか。
残念だとがっかりしていると、教室をでる足を止めて「おい、クソ痴女。……とりあえず肉食っとけ」と言い爆豪君は今度こそ行ってしまった。
「ざっくりだな~」
けれど、彼なりの譲歩なのだろう。
だが、肉か……。
ならば、今日の昼ご飯はスタミナ丼かな~。
「うっ、意外と重い……」
呻く私に、轟君が「身の丈にあわない量を頼むからだ」と言われた。
確かに、ちょっとお肉増し増しは失敗した気がする。
箸の進みが悪いのを見かねた轟君が「俺が食べるから貸せ」と言って、私の丼をさらっていった。
「ごめんね~」
「まったく……、無理はするな。病み上がりなんだから」
「うん……、うん。けど、早く強くなりたいんだ……。早く……」
ぎゅっと眉間に皺が寄ってしまっていたようで、轟君に眉間を押し広げられた。
「焦るな。焦ったところでいいことなんてなにもない」
「けどさ……」
「お前らしくやれ。いつも通り、平常心で緩くな」
私のイメージそんなんなのかよ、と思わず笑ったらそれに釣られて轟君も笑った。
とりあえず、家に帰ったら母さんに練習メニューを組んでもらおうと思い、メールで帰りまでにメニュー宜しくと送ったら「ゲロ吐くギリギリのメニュー作っておく」と返ってきた。
ゲ、ゲロか……。
なにがあったの?と轟君に聞くと、体育祭があるのだと言う。
もう、そんな時期なのか~。
雄英体育祭は、プロヒーローによるスカウトの場だ。
故に、クラス中の誰もがこの数少ないアピールチャンスに気合が入っている。
だから、いつもうららかな麗日さんがうららかじゃないのか。
なるほどな~、と納得すると「悪いが今回は川利も敵だ」と轟君に宣言される。
「わかってるよ~。手を抜かれても気分悪いしね~。私も、頑張らないとね」
珍しく真面目な顔の私を訝しげに見上げ「いやに張り切るな」と言う。
まあね、と軽く返し、鞄を自分の机に置いて真っ直ぐ爆豪君の元へと向かい「爆豪君、お願いがあるの」と声をかけると、柄の悪い「あ?」という返事をされた。睨みつけるを付け足して。
「私に、そのタフネスさの理由を教えて欲しい」
「はぁ?!」
素っ頓狂な声をだしたのは爆豪君だけでなく、クラスの殆どだった。
「私には個性を持続させる体力が圧倒的に足りない。だから、タフネスの塊である爆豪君に教えを請いたい」
「おいおい、川利!爆発さん太郎に教えなんか請うたら爆破されるぞ!」
「るっせぇ!クソ髪!それからクソ痴女!」
「うん、なに」
「そこは否定しましょう、川利さん!」
「変身ってエロいよな」
周りが騒ぐ中、爆豪君は「テメーも俺の踏み台だ」と睨みながら言い捨て、席を立った。
つまり教えないってことか。
残念だとがっかりしていると、教室をでる足を止めて「おい、クソ痴女。……とりあえず肉食っとけ」と言い爆豪君は今度こそ行ってしまった。
「ざっくりだな~」
けれど、彼なりの譲歩なのだろう。
だが、肉か……。
ならば、今日の昼ご飯はスタミナ丼かな~。
「うっ、意外と重い……」
呻く私に、轟君が「身の丈にあわない量を頼むからだ」と言われた。
確かに、ちょっとお肉増し増しは失敗した気がする。
箸の進みが悪いのを見かねた轟君が「俺が食べるから貸せ」と言って、私の丼をさらっていった。
「ごめんね~」
「まったく……、無理はするな。病み上がりなんだから」
「うん……、うん。けど、早く強くなりたいんだ……。早く……」
ぎゅっと眉間に皺が寄ってしまっていたようで、轟君に眉間を押し広げられた。
「焦るな。焦ったところでいいことなんてなにもない」
「けどさ……」
「お前らしくやれ。いつも通り、平常心で緩くな」
私のイメージそんなんなのかよ、と思わず笑ったらそれに釣られて轟君も笑った。
とりあえず、家に帰ったら母さんに練習メニューを組んでもらおうと思い、メールで帰りまでにメニュー宜しくと送ったら「ゲロ吐くギリギリのメニュー作っておく」と返ってきた。
ゲ、ゲロか……。