第八次元にて忍はじめました
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「ねえ、真白はもう忍はやらないの?」
真田の幼子を随分と手慣れた様子であやす佐助が問いかけてきた。
「んー?やらないかな。里はなくなっちゃったから、私が忍として働く理由もないし」
昼食にとおむすびを粗食しながら答えると、佐助が「行儀悪い」と窘めてきた。
美味しい塩むすびを胃袋へ流し込み「過重労働だし」と言う。
「佐助は、後々武田忍隊の隊長になるんだろ?」
「まあね」
誇らしげに肯定する佐助に「まあ、頑張りなよ」と責任も何もないエールを送り、もう一つおむすびに口を付ける。
「うん、頑張るけど……。その真白がいてくれたら、仕事が楽になるかな……なんて……」
いやに素直な佐助を見つめながらおむすびを飲みこみ「一緒に働きたいの?」と聞いてみた。
「ほ、ほら、影縛りの里って、暗殺が何処の里よりも得意だって聞くし、その、真白も中々強いらしいじゃん?だから、その能力を活かしてあげようかな、て」
「無駄なほど上から目線だな、おい。確かに、うちの里は暗殺が得意な里だったけど、今の仕事にもやっと馴染んできたしなー」
転職を考えてここに来たわけだし、これでまた忍に舞い戻っちゃ意味ねーんだよな。
「羽振りがよければ、考えなくもないな」
武田忍隊の給金がいくらかは知らないけれど、それなりにだしてくれるのならば吝かではない。
だが、金の話をした瞬間、佐助が顔を逸らしたので薄給である事は悟った。
「じゃあ、この話は佐助が隊長になった時に検討しよーぜ」
その頃には、給金も上がっているかも知れないし。
「うん、頑張って上げるから待ってて」
「ははっ、何だよー。お前、私大好きかよ」
「なっ!違うって!真白が好きなんじゃなくて、能力を買ってるだけだってば!」
「照れるな、照れるな」
真田の幼子を随分と手慣れた様子であやす佐助が問いかけてきた。
「んー?やらないかな。里はなくなっちゃったから、私が忍として働く理由もないし」
昼食にとおむすびを粗食しながら答えると、佐助が「行儀悪い」と窘めてきた。
美味しい塩むすびを胃袋へ流し込み「過重労働だし」と言う。
「佐助は、後々武田忍隊の隊長になるんだろ?」
「まあね」
誇らしげに肯定する佐助に「まあ、頑張りなよ」と責任も何もないエールを送り、もう一つおむすびに口を付ける。
「うん、頑張るけど……。その真白がいてくれたら、仕事が楽になるかな……なんて……」
いやに素直な佐助を見つめながらおむすびを飲みこみ「一緒に働きたいの?」と聞いてみた。
「ほ、ほら、影縛りの里って、暗殺が何処の里よりも得意だって聞くし、その、真白も中々強いらしいじゃん?だから、その能力を活かしてあげようかな、て」
「無駄なほど上から目線だな、おい。確かに、うちの里は暗殺が得意な里だったけど、今の仕事にもやっと馴染んできたしなー」
転職を考えてここに来たわけだし、これでまた忍に舞い戻っちゃ意味ねーんだよな。
「羽振りがよければ、考えなくもないな」
武田忍隊の給金がいくらかは知らないけれど、それなりにだしてくれるのならば吝かではない。
だが、金の話をした瞬間、佐助が顔を逸らしたので薄給である事は悟った。
「じゃあ、この話は佐助が隊長になった時に検討しよーぜ」
その頃には、給金も上がっているかも知れないし。
「うん、頑張って上げるから待ってて」
「ははっ、何だよー。お前、私大好きかよ」
「なっ!違うって!真白が好きなんじゃなくて、能力を買ってるだけだってば!」
「照れるな、照れるな」