婆娑羅横丁
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佐助さんの指示の元、明日の商品の為にとクッキーの生地を作っていたら突然周囲が暗くなり、室内の灯りがほんのり灯った。
何が起こったのか佐助さんに聞いても、「クジラが夕日を食べちゃったの」としか言わないので、もうこの空間の謎現象について深く考えるのはやめよう。
ささっと道具やクッキーの種を片付けると、佐助さんが「銭湯いこうか」と言うので、替えの下着やお風呂セットを用意して店の外にでると、佐助さんが待っていた。
そして、自然な流れで私の手を繋ぎ歩き出す。
「懐かしいねぇ。昔もさ、忙しい師匠に変わって一花を銭湯まで連れていってたんだよ?一花いっつもはしゃいで、お風呂♪お風呂♪て歌って、手を前後に振り回してさ。可愛かったなぁ」
「可愛くなくなってすみませんでしたね」
「やだー、拗ねてるかわいいー!」
あからさまに馬鹿にされたので、思いきり足を踏んでやろうとしたが、華麗にかわされ「まだまだ甘い」と笑われる。
くそぅ、悔しいからいつか絶対に踏んでやる。
手を振り回されながら、ついたのはThe銭湯。
中に入ると、頭巾を被った中性的な人が番台に座っていた。
「おや、おかえりなさい、ちいさなまじょよ」
「た、ただいま?です……。えっと……」
「うえすぎけんしんといいます。こおりのだいせいれいで、よこちょうではせんとうをいとなんでます」
んんん!
突っ込まないぞー!
古式ゆかしい分岐点で佐助さんと別れ、中に入ればなんということでしょう。
古代ローマ風の風呂場が広がっていました。
気にしない、気にしないと突っ込み欲を抑えながら脱衣所で衣服を取り払い、体を念入りに洗い浴室の真ん中に丸く陣取る浴槽に身を浸ける。
うん、ちょっと熱めのいいお湯だ。
天井の壁画もす
「天井絶対に外観より高いやろー!」
私の止められない突っ込み欲が爆発して思わず叫んでしまった。
どこから突っ込めばいいかな?
書いたものが成る木?クジラに食べられる夕日?銭湯なのに古代ローマ調?氷の大精霊なのに銭湯主?
「全部だー!」
私の叫びに男湯から笑い声が聞こえてきた。
許さん。
何もかも説明せずに疑問だけ残した佐助さんが憎い。
折角のいいお風呂がモヤモヤで台無しだよ。
私の「キー!」というヒステリーを止めたのは、佐助さんではなく見知らぬ美女だった。
「煩いぞ!謙信様の店で騒ぐな!」
美女がそう叫ぶと、男湯から「え?!かすが来てるの?!今からそっちに行くよ、一花!」と宣うので同時に「来たら殺す!」と叫んだ。
「て、お前、一花か?!帰ってきたのか?」
嬉しそうに駆け寄ってきた美女は、露になった完璧なるナイスバディで私を抱き締めた。
この出会いに関しては全面的に許す!
何が起こったのか佐助さんに聞いても、「クジラが夕日を食べちゃったの」としか言わないので、もうこの空間の謎現象について深く考えるのはやめよう。
ささっと道具やクッキーの種を片付けると、佐助さんが「銭湯いこうか」と言うので、替えの下着やお風呂セットを用意して店の外にでると、佐助さんが待っていた。
そして、自然な流れで私の手を繋ぎ歩き出す。
「懐かしいねぇ。昔もさ、忙しい師匠に変わって一花を銭湯まで連れていってたんだよ?一花いっつもはしゃいで、お風呂♪お風呂♪て歌って、手を前後に振り回してさ。可愛かったなぁ」
「可愛くなくなってすみませんでしたね」
「やだー、拗ねてるかわいいー!」
あからさまに馬鹿にされたので、思いきり足を踏んでやろうとしたが、華麗にかわされ「まだまだ甘い」と笑われる。
くそぅ、悔しいからいつか絶対に踏んでやる。
手を振り回されながら、ついたのはThe銭湯。
中に入ると、頭巾を被った中性的な人が番台に座っていた。
「おや、おかえりなさい、ちいさなまじょよ」
「た、ただいま?です……。えっと……」
「うえすぎけんしんといいます。こおりのだいせいれいで、よこちょうではせんとうをいとなんでます」
んんん!
突っ込まないぞー!
古式ゆかしい分岐点で佐助さんと別れ、中に入ればなんということでしょう。
古代ローマ風の風呂場が広がっていました。
気にしない、気にしないと突っ込み欲を抑えながら脱衣所で衣服を取り払い、体を念入りに洗い浴室の真ん中に丸く陣取る浴槽に身を浸ける。
うん、ちょっと熱めのいいお湯だ。
天井の壁画もす
「天井絶対に外観より高いやろー!」
私の止められない突っ込み欲が爆発して思わず叫んでしまった。
どこから突っ込めばいいかな?
書いたものが成る木?クジラに食べられる夕日?銭湯なのに古代ローマ調?氷の大精霊なのに銭湯主?
「全部だー!」
私の叫びに男湯から笑い声が聞こえてきた。
許さん。
何もかも説明せずに疑問だけ残した佐助さんが憎い。
折角のいいお風呂がモヤモヤで台無しだよ。
私の「キー!」というヒステリーを止めたのは、佐助さんではなく見知らぬ美女だった。
「煩いぞ!謙信様の店で騒ぐな!」
美女がそう叫ぶと、男湯から「え?!かすが来てるの?!今からそっちに行くよ、一花!」と宣うので同時に「来たら殺す!」と叫んだ。
「て、お前、一花か?!帰ってきたのか?」
嬉しそうに駆け寄ってきた美女は、露になった完璧なるナイスバディで私を抱き締めた。
この出会いに関しては全面的に許す!