夢女子殺人事件
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いやぁ、この間は墓穴を掘りに掘ってしまったな。
次こそ自分で掘った穴に落ちて、平安京エイリアン宜しく降谷さんに埋められそうだ。
時に、最近気がついたのだけれども、よもやこの端末監視されていやしませんか?
重いアプリを使っていないのに、ここの所バッテリーの減りが速いんだ。
私はこの現象を知っているぞ。
ゼロの執行人でコナンくんの端末に仕込まれた、激重バッテリー浪費監視アプリ。
そして墓穴を掘った帰りに銀行強盗に巻き込まれ、降谷さんに助けを求めるツイートをしたら助けにきたし、「疲れましたよね?僕がバイトしてる喫茶店で休みませんか?」とポアロに連れ込まれた。
救助要請ツイートのあとに「ポアロに差し入れを持って行こうかな」みたいな内容を呟いた為に、タイムリー過ぎて怪しい。
確信は得ているが、信じたくない、現実を見たくない心境。
彼氏の浮気に気がついた彼女はこんな気持ちなんだろうな。知らんけど。
このまま気がつかないふりをしたいが、普通に考えて今までの「私、降谷さんの正体知ってますよ」ツイートを盗み見られていたかどうか決定打を得られずに怯えるのは神経が磨耗する。
こんな神経衰弱は嫌だ。的確に衰弱させられてるじゃないか。
嫌だなぁ、怖いなぁ、と稲川淳二を囁かせながらアプリ一覧を見ていたら、見覚えのあるダウンロードした覚えのないアプリ。
アイディア成功です、サクセス私。発狂ダイスロール。
消すか消さないか迷っていたら、背後から「どうしました?」と柔らか仕上げな声。
勢いよく振り返れば、顔のいい推し。
「ひゅっ……!ふ、降谷さ……ん……」
「……こんにちは、安室です」
ファンブル!ファンブルです、私!
決定的ミスです!
見てください!今までの余所行き安室透スマイルが完全に消えて、必殺執行人降谷零スマイルです!
好き!
ダメです!言い逃れもできません!
「こ……こんにちは、安室さん……」
言い逃れできないとわかっていながら悪あがきしてみたが、どうもそれが降谷さんの癪に触ったのかついに笑顔すら消えた。
「僕の聞き間違えでなければ、いま、僕のことを“降谷さん”と呼びませんでしたか?」
「聞き間違えじゃないでしょうか」
「おかしいですね。降谷と安室では音が全く違うのですが。そういえば僕、探偵もしているのでボイスレコーダーを持ち歩いてましてね。偶々、録音してたみたいなんですが……聞きますか?」
そういうの先に言ってほしいし、そもそも逃がす気がないのが怖すぎる。
これが警察のやり方かぁ!
「警察が本人の許諾なしに録音するのは、違法捜査では……」
「おや?いつ、僕が警察と言いましたか?」
「ひゅっ……!」
推理小説やマンガを読んで、「犯人ボロだしすぎ。自分の言動くらい把握できるでしょ」と笑っていた私、ちょっと職員室に来てください。
すごいな……ボロめっちゃでる……毛玉みたい……。
「あ、あの……これには理由がありまして……」
「その理由は別場所で聞かせてもらえますか?」
「拒否した場合は……?」
「……ベビーフェイスゴリラの腕力を持って、あなたが大好きなスーツ姿のお巡りさんが沢山いるビルにお連れします」
訳 拒否するなら、警視庁に無理矢理連れて行く。あと、ベビーフェイスゴリラって悪口言ってたのも知ってるからな。
これは王手飛車取り、逃げられません。最初から逃げられなかっただろ。
推しに取り調べされるとか、夢小説の中だけであってほしかった。
次こそ自分で掘った穴に落ちて、平安京エイリアン宜しく降谷さんに埋められそうだ。
時に、最近気がついたのだけれども、よもやこの端末監視されていやしませんか?
重いアプリを使っていないのに、ここの所バッテリーの減りが速いんだ。
私はこの現象を知っているぞ。
ゼロの執行人でコナンくんの端末に仕込まれた、激重バッテリー浪費監視アプリ。
そして墓穴を掘った帰りに銀行強盗に巻き込まれ、降谷さんに助けを求めるツイートをしたら助けにきたし、「疲れましたよね?僕がバイトしてる喫茶店で休みませんか?」とポアロに連れ込まれた。
救助要請ツイートのあとに「ポアロに差し入れを持って行こうかな」みたいな内容を呟いた為に、タイムリー過ぎて怪しい。
確信は得ているが、信じたくない、現実を見たくない心境。
彼氏の浮気に気がついた彼女はこんな気持ちなんだろうな。知らんけど。
このまま気がつかないふりをしたいが、普通に考えて今までの「私、降谷さんの正体知ってますよ」ツイートを盗み見られていたかどうか決定打を得られずに怯えるのは神経が磨耗する。
こんな神経衰弱は嫌だ。的確に衰弱させられてるじゃないか。
嫌だなぁ、怖いなぁ、と稲川淳二を囁かせながらアプリ一覧を見ていたら、見覚えのあるダウンロードした覚えのないアプリ。
アイディア成功です、サクセス私。発狂ダイスロール。
消すか消さないか迷っていたら、背後から「どうしました?」と柔らか仕上げな声。
勢いよく振り返れば、顔のいい推し。
「ひゅっ……!ふ、降谷さ……ん……」
「……こんにちは、安室です」
ファンブル!ファンブルです、私!
決定的ミスです!
見てください!今までの余所行き安室透スマイルが完全に消えて、必殺執行人降谷零スマイルです!
好き!
ダメです!言い逃れもできません!
「こ……こんにちは、安室さん……」
言い逃れできないとわかっていながら悪あがきしてみたが、どうもそれが降谷さんの癪に触ったのかついに笑顔すら消えた。
「僕の聞き間違えでなければ、いま、僕のことを“降谷さん”と呼びませんでしたか?」
「聞き間違えじゃないでしょうか」
「おかしいですね。降谷と安室では音が全く違うのですが。そういえば僕、探偵もしているのでボイスレコーダーを持ち歩いてましてね。偶々、録音してたみたいなんですが……聞きますか?」
そういうの先に言ってほしいし、そもそも逃がす気がないのが怖すぎる。
これが警察のやり方かぁ!
「警察が本人の許諾なしに録音するのは、違法捜査では……」
「おや?いつ、僕が警察と言いましたか?」
「ひゅっ……!」
推理小説やマンガを読んで、「犯人ボロだしすぎ。自分の言動くらい把握できるでしょ」と笑っていた私、ちょっと職員室に来てください。
すごいな……ボロめっちゃでる……毛玉みたい……。
「あ、あの……これには理由がありまして……」
「その理由は別場所で聞かせてもらえますか?」
「拒否した場合は……?」
「……ベビーフェイスゴリラの腕力を持って、あなたが大好きなスーツ姿のお巡りさんが沢山いるビルにお連れします」
訳 拒否するなら、警視庁に無理矢理連れて行く。あと、ベビーフェイスゴリラって悪口言ってたのも知ってるからな。
これは王手飛車取り、逃げられません。最初から逃げられなかっただろ。
推しに取り調べされるとか、夢小説の中だけであってほしかった。