夢女子殺人事件
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返ってきたテストの点数を見て、頭を抱えてしまった。
いつもは真っ赤な数字が、突然の急上昇。
血糖値だったら死んでいるところだ。
先生たちからはカンニングとドーピングを疑われた。
まあ確かに推しというドーピングはしたけれど。
どうしよう、降谷さんに報告したくない。
全教科七十点以上はデート。
無理、推しとデートとかイベントの抽選で当たらない限り受け入れられない。
本当のことを言えばデート、ウソを言ってもバレるので雷。
後門の狼、前門の虎。
な~んで、こうなっちゃったかな……。
「テストの点数、どうでした?」
「まあまあでした」
場所は警視庁。
ギリギリを攻めるチキンレースに挑む私。
「……」
「……」
目の笑っていない笑みで見つめられ、耐えきれず視線をそらしてしまった。
ダメだ、こりゃ。
「どうして目をそらすんですか?」
「目……目が笑ってなくて怖いから……です……」
「じゃあ、いま僕が怒ってるのはわかってるんですね?」
「やっぱり怒ってるんですね」
「はい」
ですよね~。
じゃなかったら、そんなおっかない笑み浮かべませんよね~。
「あ、あの……スミマセン……。怒らせた理由はちょっとわからなくて……」
「本当に?」
いや、わかってるけど、あまり自分から確信に触れたくないといいますか。
降谷さんから与えられるプレッシャーに耐えながら、降谷さんが「まあ、いいです」と言ってくれるのを待つ。
「……そうですね、僕も探偵見習いですからね。ひとつ、推理をしましょう」
終了のお知らせじゃないですか。
「まず、キミは点数を聞かれて具体的な点数を答えませんでした。そして、点数の一覧が載っている紙をださない。つまり、僕に「まずまず」ではない点数を見られたくない、となりますね。見られたくない点数となると、悪いかよかったか。しかし、キミの学校の生徒たちの反応を見る限り、そう難しい問題でもなかった。そして、キミの学力ならば解けても問題ない。なら、なぜ見せたくないのか。……そんなに僕と出掛けるのが嫌か?」
まるっとお見通しすぎる。
笑顔すらなくなり、真顔で見下ろしてくる降谷さんに耐えきれず「嫌です!!!」と本音がポロリしてしまった。
「推しとなんの運要素もなくデートするなんて耐えられない!抽選の末、当選いたしました通知を挟んでください!!私は、夢と現実の区別がつくオタク!」
「人をアイドルみたいに扱うの、やめてくれないか?」
「お前はアイドルだろうが!」
「ビックリするくらい区別がついてないな」
だって!零くんはアイドルだから!!それは現実だから!!!
だから、軽率にモブとデートしないで!!
私の悲鳴を「また情緒がジェットコースターになってる」みたいな目で見る、降谷さんと風見さんと公安の皆さん。
誰のせいでなってると思ってんだ!
「うーん、でもご褒美はどうしましょうか」
「いりませんから~」
「まあ、そう言わず」
そう言いながら、恋人繋ぎをして私の指に軽く口づけをし「今日はこれだけで、許してください」と言うから、不細工な猫のような声をあげながら気絶した。
起きると家で、「やった~!夢オチ~!」と喜んだのに、ケータイに「厳正なる抽選の結果、降谷零とのデートイベントに当選いたしました。つきましては、○月○日のご予定を確保お願いします 降谷零」と推しからメッセージが来ていてサイレンみたいな声が出た。
夢ならばどれほどよかったでしょう!今でもあなたは私の光!!!!!あーーーーーーー!!!!!
「降谷さん、少しからかいすぎでは?」
「いや……ふふっ……面白くてついな……。どこからでるんだ、あの声……くくっ……!」
いつもは真っ赤な数字が、突然の急上昇。
血糖値だったら死んでいるところだ。
先生たちからはカンニングとドーピングを疑われた。
まあ確かに推しというドーピングはしたけれど。
どうしよう、降谷さんに報告したくない。
全教科七十点以上はデート。
無理、推しとデートとかイベントの抽選で当たらない限り受け入れられない。
本当のことを言えばデート、ウソを言ってもバレるので雷。
後門の狼、前門の虎。
な~んで、こうなっちゃったかな……。
「テストの点数、どうでした?」
「まあまあでした」
場所は警視庁。
ギリギリを攻めるチキンレースに挑む私。
「……」
「……」
目の笑っていない笑みで見つめられ、耐えきれず視線をそらしてしまった。
ダメだ、こりゃ。
「どうして目をそらすんですか?」
「目……目が笑ってなくて怖いから……です……」
「じゃあ、いま僕が怒ってるのはわかってるんですね?」
「やっぱり怒ってるんですね」
「はい」
ですよね~。
じゃなかったら、そんなおっかない笑み浮かべませんよね~。
「あ、あの……スミマセン……。怒らせた理由はちょっとわからなくて……」
「本当に?」
いや、わかってるけど、あまり自分から確信に触れたくないといいますか。
降谷さんから与えられるプレッシャーに耐えながら、降谷さんが「まあ、いいです」と言ってくれるのを待つ。
「……そうですね、僕も探偵見習いですからね。ひとつ、推理をしましょう」
終了のお知らせじゃないですか。
「まず、キミは点数を聞かれて具体的な点数を答えませんでした。そして、点数の一覧が載っている紙をださない。つまり、僕に「まずまず」ではない点数を見られたくない、となりますね。見られたくない点数となると、悪いかよかったか。しかし、キミの学校の生徒たちの反応を見る限り、そう難しい問題でもなかった。そして、キミの学力ならば解けても問題ない。なら、なぜ見せたくないのか。……そんなに僕と出掛けるのが嫌か?」
まるっとお見通しすぎる。
笑顔すらなくなり、真顔で見下ろしてくる降谷さんに耐えきれず「嫌です!!!」と本音がポロリしてしまった。
「推しとなんの運要素もなくデートするなんて耐えられない!抽選の末、当選いたしました通知を挟んでください!!私は、夢と現実の区別がつくオタク!」
「人をアイドルみたいに扱うの、やめてくれないか?」
「お前はアイドルだろうが!」
「ビックリするくらい区別がついてないな」
だって!零くんはアイドルだから!!それは現実だから!!!
だから、軽率にモブとデートしないで!!
私の悲鳴を「また情緒がジェットコースターになってる」みたいな目で見る、降谷さんと風見さんと公安の皆さん。
誰のせいでなってると思ってんだ!
「うーん、でもご褒美はどうしましょうか」
「いりませんから~」
「まあ、そう言わず」
そう言いながら、恋人繋ぎをして私の指に軽く口づけをし「今日はこれだけで、許してください」と言うから、不細工な猫のような声をあげながら気絶した。
起きると家で、「やった~!夢オチ~!」と喜んだのに、ケータイに「厳正なる抽選の結果、降谷零とのデートイベントに当選いたしました。つきましては、○月○日のご予定を確保お願いします 降谷零」と推しからメッセージが来ていてサイレンみたいな声が出た。
夢ならばどれほどよかったでしょう!今でもあなたは私の光!!!!!あーーーーーーー!!!!!
「降谷さん、少しからかいすぎでは?」
「いや……ふふっ……面白くてついな……。どこからでるんだ、あの声……くくっ……!」