短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
最近ますます冷え込みが激しくなってきて、私の服がもこもこになってきた。
ザップに「冬毛かよ」と笑われたので「アクリル毛糸で出来た冬毛だよ」と言い返しておいた。
「いや、もう本当に寒すぎますよ。寒すぎスターフェイズですよ。もう、これはスティーブン・アラン・スターフェイズの季節ですよ」
「人を旬の味覚みたいに言うな。俺はいつでも旬だろ」
自分で自分を旬だと言うの、哀れなんで本当にやめた方がいいですよ。
と言いたいが、言ったら最後、私の頭は天井か床にめり込む。
というか、氷結系の技を使う人間がなぜスーツだけで平気なのだろうか。
体温が赤ちゃんとかなのかな。
気になり、ソファーでくつろぐスティーブンさんの首に触ると、悲鳴をあげられた。
体温は低めな気がする。
「なんだ、突然!」
「いや、赤ちゃん体温なのかなって思って」
「なんでそうなるんだ!というか、手冷たすぎじゃないか?!」
「末端冷え性なので」
何年もお付き合いしている末端冷え性くんです。
クールなところが憎いですね。
そう言う私を無視し、スティーブンさんは私の手を握り「死人だな」と真顔で口にした。
それはもう、壊死してるんじゃないですかね。
「よくこれで生きていられるな」
「冬毛でギリギリ生きてます」
「血行は死んでるんじゃないか?」
「それは死んでます」
私たちの会話を聞いていたレオくんが「末端冷え性って、血行悪いとなるんじゃないっすか?」と聞いてきた。
Exactly.
よく知っているじゃないか。
「体、がっちがちですね」
「どんくらい、固いんすか」
そう聞かれて、前屈をするも膝下までしか届かず、ザップのバカ笑いが響いた。
私も笑っちゃうよ。
「いやいや、もっといけるだろ。ほら、がんばれ」
そう楽しそうに言いながら、スティーブンさんが私の背中を押していた。
「待って待って待って!!!!これ以上は無理です!!!!筋が切れる!!!!やめて、やめ、やめろっつってんだろうが、ボケナス!!!!!!」
あまりの痛さに思わずブチギレてしまったが、これは不可抗力である。
体がガチガチに固まった人間に無理矢理柔軟をさせることは、怪我に繋がるのだからキレられて当然。
「わ、悪い、悪い。開脚とかもこんな感じなのか?」
「ぐっ……」
「ほら、開脚しろよ、冬毛〜」
絡んでくるザップの股間を蹴り上げ、座って開脚の準備をすると、向いにスティーブンさんが腰を下ろした。
「これは、あれですね。お互いに開かせていくという苦行ですね」
「まあまあ。俺はサポートするだけだから」
前科があるので信用ならない、と思ったが、本当に信用ならないこの男!
無理だと言っているのに広げようとしてくる!
「もう無理!開かない!」
「45°しか開いてないぞー。あともうちょっとがんばれー」
「股が裂ける!!」
ゲラゲラ笑うザップと楽しそうなスティーブンさんとは暫く口聞かない!
ザップに「冬毛かよ」と笑われたので「アクリル毛糸で出来た冬毛だよ」と言い返しておいた。
「いや、もう本当に寒すぎますよ。寒すぎスターフェイズですよ。もう、これはスティーブン・アラン・スターフェイズの季節ですよ」
「人を旬の味覚みたいに言うな。俺はいつでも旬だろ」
自分で自分を旬だと言うの、哀れなんで本当にやめた方がいいですよ。
と言いたいが、言ったら最後、私の頭は天井か床にめり込む。
というか、氷結系の技を使う人間がなぜスーツだけで平気なのだろうか。
体温が赤ちゃんとかなのかな。
気になり、ソファーでくつろぐスティーブンさんの首に触ると、悲鳴をあげられた。
体温は低めな気がする。
「なんだ、突然!」
「いや、赤ちゃん体温なのかなって思って」
「なんでそうなるんだ!というか、手冷たすぎじゃないか?!」
「末端冷え性なので」
何年もお付き合いしている末端冷え性くんです。
クールなところが憎いですね。
そう言う私を無視し、スティーブンさんは私の手を握り「死人だな」と真顔で口にした。
それはもう、壊死してるんじゃないですかね。
「よくこれで生きていられるな」
「冬毛でギリギリ生きてます」
「血行は死んでるんじゃないか?」
「それは死んでます」
私たちの会話を聞いていたレオくんが「末端冷え性って、血行悪いとなるんじゃないっすか?」と聞いてきた。
Exactly.
よく知っているじゃないか。
「体、がっちがちですね」
「どんくらい、固いんすか」
そう聞かれて、前屈をするも膝下までしか届かず、ザップのバカ笑いが響いた。
私も笑っちゃうよ。
「いやいや、もっといけるだろ。ほら、がんばれ」
そう楽しそうに言いながら、スティーブンさんが私の背中を押していた。
「待って待って待って!!!!これ以上は無理です!!!!筋が切れる!!!!やめて、やめ、やめろっつってんだろうが、ボケナス!!!!!!」
あまりの痛さに思わずブチギレてしまったが、これは不可抗力である。
体がガチガチに固まった人間に無理矢理柔軟をさせることは、怪我に繋がるのだからキレられて当然。
「わ、悪い、悪い。開脚とかもこんな感じなのか?」
「ぐっ……」
「ほら、開脚しろよ、冬毛〜」
絡んでくるザップの股間を蹴り上げ、座って開脚の準備をすると、向いにスティーブンさんが腰を下ろした。
「これは、あれですね。お互いに開かせていくという苦行ですね」
「まあまあ。俺はサポートするだけだから」
前科があるので信用ならない、と思ったが、本当に信用ならないこの男!
無理だと言っているのに広げようとしてくる!
「もう無理!開かない!」
「45°しか開いてないぞー。あともうちょっとがんばれー」
「股が裂ける!!」
ゲラゲラ笑うザップと楽しそうなスティーブンさんとは暫く口聞かない!