今日は撫子ちゃんとの温泉デート。
ガードの固い撫子ちゃんに頼み込んで渋々OKもらったこのデート。
絶対に撫子ちゃんを口説き落としてみせる！

あー、でも、それも重要だけど、やっぱり撫子ちゃんの浴衣姿だよね。
うなじ楽しみ。
楽しみだなぁ、早く出てこないかなぁ、という俺様のウキウキ気分を全力で打ち砕くように、甚平姿の撫子ちゃんが出てきた。
えぇぇぇ？！なんでぇ？！なんで甚平！！？
零れ落ちそうになる動揺を必死に押さえ付け、「自前？」と聞くと嬉しそうに「自前」と返された。

なんで！なんで、そこ自前で用意しちゃったの！
目に見えて落胆する俺に撫子ちゃんは「猿飛君、うなじ見れれば文句ないでしょ？ほら、うなじだよ」とうなじを見せつけてきた。
ほんのり色付いているうなじが予想以上に艶かしくて、思わず生唾を飲み込んだ。
ごちそうさまです！