短編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「カシス、校舎裏に来い」
「告白なんていらねえよ。付き合おうぜ」
「頭かち割りて~」
青筋たてながら拳を振り上げるティティ。
かち割れるもんなら、かち割ってみろよ。と挑発したら鳩尾に掌底打ちを食らった。
頭っつっただろ、お前。
「つか、なんの用だよ。いまじゃダメなのか?」
「いや、リンチって言ったら校舎裏かなって」
「リンチされるのわかってて行くわけねえだろうが」
なに当たり前でしょ、みたいな顔してんだよ。
頭かち割るぞ。
「いいか、カシス。お前のナンパで二次被害を受ける人間がいる。そう、私だ」
「あー、なるほど。いつも、ありがとうな」
「開き直るな!お前のガチ恋勢はお前が対処しろ!」
「だってティティがなんとかしてくれるし。実践訓練になっていいだろ?」
「いいわけあるかー!」
容赦なく胸に拳を振り下ろされた。
避けられるし止められたが、ここでこの怒りを受け止めないと確実に怒りは増大しかねない。
そうなったら、割りと本気でやりあうことになる。
ティティ殴るとか、したくないからなー。
「わかった、わかった。なんか奢ってやるから、機嫌なおせって」
「奢らなくていいから、女癖なおせ」
「いまを楽しみたいんだよ」
「そんなことしてると、本命ができたときに後悔するわよ」
「大丈夫。本命は、なんだかんだ言って最後まで俺について来てくれるから」
ティティの頭を撫でながら「だろ?」と言うと、ティティは疑問符を浮かべたような顔をした。
鈍い、鈍い。
それから、闇のプレーンに飛ばされ偶然にも一緒に飛ばされたティティと、仲間探しをしているわけだが。
「飛ばされたのが、オマエでよかった」
「よくないわよ。刃の魔法二人って、かなりバランス悪いじゃない」
「こういうときは、人間的な相性が大事なんだよ」
男子は協調性に欠けるし、女子は俺相手じゃ警戒して夜も眠れやしないだろ。と冗談めかして言うも、ティティは真面目な顔で「カシスほど頼りになる相手はいないわよ」と言う。
「私の方こそ、カシスと一緒に飛ばされてよかった。もし私一人だったら、どうすればいいかわからなかっただろうし」
「どうしたんだよ、突然しおらしくなって」
ティティは不安そうにこちらを見て、言おうかどうか迷っているようだった。
大方、ホームシックや帰れるかの不安だろうと思い、無理には聞かず自分から言うまで待っていると、「足手まといになってないかなって」と話し出す。
「カシス一人で動いた方が、やりやすいんじゃないかなって、思って……。カシスの負担になってたらどうしようとか、考えたら……不安になった」
予想と反した言葉に、思わず「はぁ~?!」と声がでてしまった。
いや、でるだろこんなの。
「んなわけあるか!」
「でも、カシス一人の方が好きでしょ?」
「好き嫌いなんて、こんな状況で言うわけねえだろ。ティティがいるから、モンスター倒せてるし情報集めも進んでる。そもそも負担だとか連れていったら危ないとか思ったら、適当な村に置いてくっての」
だから、大丈夫だって。と頭を撫で回せば、少しだけ元気になったようだ。
うん、オマエは元気な方がいいよ。
「これからも頼りにしてるぜ、相棒」
「なにそれ」
「告白なんていらねえよ。付き合おうぜ」
「頭かち割りて~」
青筋たてながら拳を振り上げるティティ。
かち割れるもんなら、かち割ってみろよ。と挑発したら鳩尾に掌底打ちを食らった。
頭っつっただろ、お前。
「つか、なんの用だよ。いまじゃダメなのか?」
「いや、リンチって言ったら校舎裏かなって」
「リンチされるのわかってて行くわけねえだろうが」
なに当たり前でしょ、みたいな顔してんだよ。
頭かち割るぞ。
「いいか、カシス。お前のナンパで二次被害を受ける人間がいる。そう、私だ」
「あー、なるほど。いつも、ありがとうな」
「開き直るな!お前のガチ恋勢はお前が対処しろ!」
「だってティティがなんとかしてくれるし。実践訓練になっていいだろ?」
「いいわけあるかー!」
容赦なく胸に拳を振り下ろされた。
避けられるし止められたが、ここでこの怒りを受け止めないと確実に怒りは増大しかねない。
そうなったら、割りと本気でやりあうことになる。
ティティ殴るとか、したくないからなー。
「わかった、わかった。なんか奢ってやるから、機嫌なおせって」
「奢らなくていいから、女癖なおせ」
「いまを楽しみたいんだよ」
「そんなことしてると、本命ができたときに後悔するわよ」
「大丈夫。本命は、なんだかんだ言って最後まで俺について来てくれるから」
ティティの頭を撫でながら「だろ?」と言うと、ティティは疑問符を浮かべたような顔をした。
鈍い、鈍い。
それから、闇のプレーンに飛ばされ偶然にも一緒に飛ばされたティティと、仲間探しをしているわけだが。
「飛ばされたのが、オマエでよかった」
「よくないわよ。刃の魔法二人って、かなりバランス悪いじゃない」
「こういうときは、人間的な相性が大事なんだよ」
男子は協調性に欠けるし、女子は俺相手じゃ警戒して夜も眠れやしないだろ。と冗談めかして言うも、ティティは真面目な顔で「カシスほど頼りになる相手はいないわよ」と言う。
「私の方こそ、カシスと一緒に飛ばされてよかった。もし私一人だったら、どうすればいいかわからなかっただろうし」
「どうしたんだよ、突然しおらしくなって」
ティティは不安そうにこちらを見て、言おうかどうか迷っているようだった。
大方、ホームシックや帰れるかの不安だろうと思い、無理には聞かず自分から言うまで待っていると、「足手まといになってないかなって」と話し出す。
「カシス一人で動いた方が、やりやすいんじゃないかなって、思って……。カシスの負担になってたらどうしようとか、考えたら……不安になった」
予想と反した言葉に、思わず「はぁ~?!」と声がでてしまった。
いや、でるだろこんなの。
「んなわけあるか!」
「でも、カシス一人の方が好きでしょ?」
「好き嫌いなんて、こんな状況で言うわけねえだろ。ティティがいるから、モンスター倒せてるし情報集めも進んでる。そもそも負担だとか連れていったら危ないとか思ったら、適当な村に置いてくっての」
だから、大丈夫だって。と頭を撫で回せば、少しだけ元気になったようだ。
うん、オマエは元気な方がいいよ。
「これからも頼りにしてるぜ、相棒」
「なにそれ」