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植物園をぷらぷらと気分転換に散歩しながら、あの草はどういう効力があったな、あれはこういう効力で、と復習もしていると、いつも元の世界で作られていた薬の代用になりそうなレシピを思い付く。
あれと、それと、これを混ぜると……。
「閃いた!」
「閃くな!」
草を引っこ抜いた瞬間、文字通り雷が落ちた。
痺れている私のすぐそばに、白黒お洒落番長が青筋たて仁王立ちし、「おすわりだ、駄犬」と言うので、ずりずりと冷たい地面の上に正座をする。
「いったい、これで何度目か言ってみろ」
「通算二十四度目です」
「無駄な数字は覚えるのに、俺の言いつけは守れないとは、どういう了見だ」
べしべしと教鞭で叩かれながら問い詰められるが、言いつけを守れないのは、その場の好奇心に負けてしまっているからとしか言いようがなく。
「それで、今回はなにを作ろうとしていたんだ」
呆れながらも、とりあえず作るものだけは聞いてくれる優しいクルーウェル先生に、「媚薬です」と答えれば、クルーウェル先生の口角がひきつる。
なにか変なことを言ったか、と不思議がる私にクルーウェル先生は「なぜ、そんな物を……」と尋ねた。
「私の世界では一般的に需要の高い物なので、作り方を忘れないようにしておきたいんですよね」
媚薬は、上流階級から外の国から買付に来た人まで飛ぶように売れるので、私の世界では初歩中の初歩の薬だ。
下っ端がよく作らさせるのも媚薬。
これの作り方の感覚を忘れると、上司にどやされるは商売上がったりだわなのでできるだけ忘れたくない。
「作ったらあげるので、作らせてくれませんか」
「その場合、すべて貴様に飲ませるからな」
えー、なんでー。
あれと、それと、これを混ぜると……。
「閃いた!」
「閃くな!」
草を引っこ抜いた瞬間、文字通り雷が落ちた。
痺れている私のすぐそばに、白黒お洒落番長が青筋たて仁王立ちし、「おすわりだ、駄犬」と言うので、ずりずりと冷たい地面の上に正座をする。
「いったい、これで何度目か言ってみろ」
「通算二十四度目です」
「無駄な数字は覚えるのに、俺の言いつけは守れないとは、どういう了見だ」
べしべしと教鞭で叩かれながら問い詰められるが、言いつけを守れないのは、その場の好奇心に負けてしまっているからとしか言いようがなく。
「それで、今回はなにを作ろうとしていたんだ」
呆れながらも、とりあえず作るものだけは聞いてくれる優しいクルーウェル先生に、「媚薬です」と答えれば、クルーウェル先生の口角がひきつる。
なにか変なことを言ったか、と不思議がる私にクルーウェル先生は「なぜ、そんな物を……」と尋ねた。
「私の世界では一般的に需要の高い物なので、作り方を忘れないようにしておきたいんですよね」
媚薬は、上流階級から外の国から買付に来た人まで飛ぶように売れるので、私の世界では初歩中の初歩の薬だ。
下っ端がよく作らさせるのも媚薬。
これの作り方の感覚を忘れると、上司にどやされるは商売上がったりだわなのでできるだけ忘れたくない。
「作ったらあげるので、作らせてくれませんか」
「その場合、すべて貴様に飲ませるからな」
えー、なんでー。