2020バレンタイン部屋
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「HEY!HEY!HEY!SASUKE SARUTOBI!今年も来たぜ!ヴァレンタイン!」
「テンションが辛い」
普段から、サッカースタジアムに乱入するバカ犬並みの無邪気さと元気さと愛嬌だが、毎年この日になると上限突き破ってくるから本当に辛い。
言わなくてもわかってるから、朝からそんな元気振り撒かないでよ。と言っても、バカ犬は今年のお菓子の出来栄えの方が気になるみたいで、「それは置いといて」と俺様の苦情を横に置いた。置くな。
まあ、このイベントに固執させたのは俺様の余計な一言が原因だから、責任持ちますけど。
こいつとは幼稚園からの腐れ縁で、昔から真田の旦那と一緒にボールを追いかけ回っていたから、ある日、女子から「料理できる子が好き?」と聞かれて「女の子らしくていいよね~」とよくある返答をしたのを聞かれた。
あの時の青ざめた、「はわわ……」みたいな顔はちょっと面白かったな。
それからと言うもの、せっせとお菓子作りに精をだしバレンタインに成果発表をしにくるのが慣例化している。
以前から女の子らしさに憧れていたのは知っていたが、まさか自分の一言でこんな行動にでるとは思わなかった。
今年はシフォンケーキと、無駄にレベルの高い物を用意してきたな。
年々、お菓子作りの腕だけは上がっていく。
「うん、見た目はいいね」
「味は!」
「美味しいよ」
「やふー!これで、よきお嫁さんへの道が拓かれていきますね、猿飛さん!」
「いや、よきお嫁さんは味噌汁に納豆のかき揚げはいれないでしょ」
俺様の突っ込みに、ジャーキーとられた狐みたいな顔をするので、あれを美味しいと思っているのかと、こちらが驚いた。
「お嫁さん、なれない……?」
「なれると思うけど、俺様が旦那さんならお菓子作りの時以外は台所出禁にするかな」
ショモショモする撫子の頭をわしわし撫で、「お菓子はもう充分上手だから、今度は料理に挑戦してみたら?」と新たな境地を勧めてみたら、「そうしたら、バレンタインにお菓子わたせなくなっちゃう」とよくわからない理由を述べる。
「佐助、毎年いっぱい貰ってるから、なにか理由つけないと貰ってくれないかなって……」
「はぁ?呆れた。そりゃ、バカみたいに貰ってるけど、お前の断る理由にはならないだろ?」
「身内には厳しいじゃん、佐助」
「否定はしないけど……。でも、ちゃんと貰ってあげるから、心配しなくていいよ」
俺様の言葉に安心したのか、気の抜ける笑みで「じゃあ、今度はお料理頑張ってみるね」と言うので、「呼んでくれれば、いつでも見に行くから」と言えば照れ始めた。
「佐助は本当に面倒見がいいね」
「撫子と真田の旦那は世話が焼けるから大変だよ、まったく」
しっかりしてよねー、と乱暴に頬を撫で回せばくすぐったそうに身をよじる撫子。
まあ、正直言えばしっかりしなくてもいいんだけどね。
その方が、俺様への信頼度があがるわけだし。
「大学は違っちゃうけど、暇があれば遊んでやるからさ」
「本当?やった!」
ガキっぽくぴょんぴょん跳ねて喜ぶ様に、やっぱりちょっとはしっかりしてほしいと思い直した。
大丈夫かなぁ、大学で変なやつにちょっかいかけられないといいんだけど……。
そうなったら、俺様SECOMと旦那SECOMが過剰防衛すればいいんだけども。
「そうだ。今年はいまの内にお返ししとくな」
「なんで?」
「んー、ホワイトデーもほしいから?」
なーんてね!と言う前に「なるほど!作るよ!」と意気込また。
話を聞かないコーギーだ。
鞄から、三本の赤いチューリップをメインにした花束をわたせば、「おお、ロマンチック!」とはしゃぐが、特にそれ以上の反応がないってことは意味はわかってないんだろうな。
「んじゃ、ホワイトデー楽しみにしてるよー」
「はーい!」
さて、あのコーギーに如何にしてあの花束の意味を教えてやろうかなー。
「テンションが辛い」
普段から、サッカースタジアムに乱入するバカ犬並みの無邪気さと元気さと愛嬌だが、毎年この日になると上限突き破ってくるから本当に辛い。
言わなくてもわかってるから、朝からそんな元気振り撒かないでよ。と言っても、バカ犬は今年のお菓子の出来栄えの方が気になるみたいで、「それは置いといて」と俺様の苦情を横に置いた。置くな。
まあ、このイベントに固執させたのは俺様の余計な一言が原因だから、責任持ちますけど。
こいつとは幼稚園からの腐れ縁で、昔から真田の旦那と一緒にボールを追いかけ回っていたから、ある日、女子から「料理できる子が好き?」と聞かれて「女の子らしくていいよね~」とよくある返答をしたのを聞かれた。
あの時の青ざめた、「はわわ……」みたいな顔はちょっと面白かったな。
それからと言うもの、せっせとお菓子作りに精をだしバレンタインに成果発表をしにくるのが慣例化している。
以前から女の子らしさに憧れていたのは知っていたが、まさか自分の一言でこんな行動にでるとは思わなかった。
今年はシフォンケーキと、無駄にレベルの高い物を用意してきたな。
年々、お菓子作りの腕だけは上がっていく。
「うん、見た目はいいね」
「味は!」
「美味しいよ」
「やふー!これで、よきお嫁さんへの道が拓かれていきますね、猿飛さん!」
「いや、よきお嫁さんは味噌汁に納豆のかき揚げはいれないでしょ」
俺様の突っ込みに、ジャーキーとられた狐みたいな顔をするので、あれを美味しいと思っているのかと、こちらが驚いた。
「お嫁さん、なれない……?」
「なれると思うけど、俺様が旦那さんならお菓子作りの時以外は台所出禁にするかな」
ショモショモする撫子の頭をわしわし撫で、「お菓子はもう充分上手だから、今度は料理に挑戦してみたら?」と新たな境地を勧めてみたら、「そうしたら、バレンタインにお菓子わたせなくなっちゃう」とよくわからない理由を述べる。
「佐助、毎年いっぱい貰ってるから、なにか理由つけないと貰ってくれないかなって……」
「はぁ?呆れた。そりゃ、バカみたいに貰ってるけど、お前の断る理由にはならないだろ?」
「身内には厳しいじゃん、佐助」
「否定はしないけど……。でも、ちゃんと貰ってあげるから、心配しなくていいよ」
俺様の言葉に安心したのか、気の抜ける笑みで「じゃあ、今度はお料理頑張ってみるね」と言うので、「呼んでくれれば、いつでも見に行くから」と言えば照れ始めた。
「佐助は本当に面倒見がいいね」
「撫子と真田の旦那は世話が焼けるから大変だよ、まったく」
しっかりしてよねー、と乱暴に頬を撫で回せばくすぐったそうに身をよじる撫子。
まあ、正直言えばしっかりしなくてもいいんだけどね。
その方が、俺様への信頼度があがるわけだし。
「大学は違っちゃうけど、暇があれば遊んでやるからさ」
「本当?やった!」
ガキっぽくぴょんぴょん跳ねて喜ぶ様に、やっぱりちょっとはしっかりしてほしいと思い直した。
大丈夫かなぁ、大学で変なやつにちょっかいかけられないといいんだけど……。
そうなったら、俺様SECOMと旦那SECOMが過剰防衛すればいいんだけども。
「そうだ。今年はいまの内にお返ししとくな」
「なんで?」
「んー、ホワイトデーもほしいから?」
なーんてね!と言う前に「なるほど!作るよ!」と意気込また。
話を聞かないコーギーだ。
鞄から、三本の赤いチューリップをメインにした花束をわたせば、「おお、ロマンチック!」とはしゃぐが、特にそれ以上の反応がないってことは意味はわかってないんだろうな。
「んじゃ、ホワイトデー楽しみにしてるよー」
「はーい!」
さて、あのコーギーに如何にしてあの花束の意味を教えてやろうかなー。