criminal
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アーティアの心が完全にへし折れる前に、ジャパニーズホラー映画に感化されたクソバカを捕まえ、事件は解決した。
徹夜続きと嫌いなジャパニーズホラーを味わわされ、キレて犯人を殺そうとするアーティアを止めるのは骨が折れた。
ふらふらとしたアーティアを連れて帰ると、早速「シャワー浴びるから、脱衣場にいて……」と、事務所に泊まっていた時のようにねだられたが、さすがにもう限界だ。
「構わないが、そのあとヤらせてくれ」
「なんで?!」
驚かれても困るんだが。
俺を警戒してジリジリと下がるアーティアに、「正直、いまの俺の理性はシャーベットより溶けやすい」と言えば戦闘態勢をとられた。
疲れているのに、俺と戦おうとは元気だな。
「事務所でする訳にはいかないから我慢はしていたが、俺も疲れていてね。欲求がだいぶ溜まっているんだよ」
「寝ればいいじゃない!」
「……犬みたいなセックスがしたくてたまらない」
「本音が漏れてるわよ、アラン!」
「そういう訳だから、いまギリギリ保っている理性は君の入浴音で蒸発するだろうし、一緒に寝るとなると覚悟してほしい」
どうする?と聞けば、散々迷ってから「一人で全部する……」とか細く鳴く子犬のような声で言うので、残念ではあるが嫌がる彼女に無理強いはしたくはない。
本当に残念で残念で機嫌が急降下してしまうな。
「そうかい。なら、風呂から出たら声をかけてくれ。俺も入りたいから」
イライラして当たり散らしたくもなく、自室にこもって待っていたら扉の外から「出たわよ、アラン」と震えた声がした。
いやに早かったな、と思いながら扉を開ければ、いつもはしっかり乾かしてから出てくる髪を濡らしたまま、俺があげたテディベアのスティーブン二世を抱え半泣きで立っていた。
一世は子供の頃にあげた物だが、嫌がらせで燃やされたらしい。
「髪は乾かさないと風邪をひくよ」
そう注意をすれば、軽く頷いたのでそのままアーティアの脇を通り浴室に向かったら、後ろをついて来る。
ドライヤーでも取りに来たのかと思い気にしなかったが、一緒に脱衣所に入り扉を閉めたのでドライヤーを押し付けて摘まみ出す。
「なんでよ、アランー!」
「人の話を聞いてたか?!理性シャーベットだって言っただろ!」
「やだー!一人にしないでー!いいじゃない!脱衣所で出てくるの待つくらい!」
「ダメだ!一歩でも入ってきたら浴室に引きずりこむからな!」
そうダメ押しすれば、扉を開けようとするのを止めたようだが……そんなに嫌なのかと少しショックを受ける……。
モヤモヤとした気持ちでシャワーを軽く浴び出てくると、扉の横に三角座りでスティーブン二世とドライヤーを抱えてべそをかいていた。
髪はまだ濡れている。
「……待っていてあげるから、乾かしなさい」
鼻をひとつすすり、頷いてから俺にスティーブン二世を預け髪を乾かしだす。
その姿を、「どうにかしてヤらせてくれないだろうか」と考えながら見ていると知ったら、激憤されるだろうな。
髪を乾かし終わったアーティアにスティーブン二世をわたし、「じゃ、おやすみ」とシャーベットが溶ける前に寝室に駆け込んだが、扉の影から覗いてくるアーティア。
「入ってきたら、わかっているよな?」と警告したが、静かに入ってきて「起きたらなにしてもいいから、一緒に寝てください……」と、羞恥と恐怖で震える小鹿を目の前にしてーー
「食ったのか?」
夜に捕まえ飲み屋に連れ込んだロウ警部補に昨日の話をすれば、上記の質問をされた。
震える小鹿にはヴェデッドをつけてきた。
「いや、さすがに罪悪感に負けたよ」
「ヘタレ」
「だって、よく考えてくれ!子供の時を思い出す怯え方をする女に、自分の欲求を思う存分ぶつけられるか?!」
「俺なら抱く」
「正気か?!」
平然と骨付き肉を食べながら信じられないことを言う警部補。
「疲れてるときにそんなことされたら、抱くしかないだろ」
「ケダモノ……」
「うるせえ。あいつだって、一大決心して言ったんだろうし、なら抱いてやらなきゃ可哀想だろ」
そ、そうだけども……!あんな、チラチラと純真無垢な天使の面影を見せられたら、抱けるわけないだろ!
「んで?その欲求はどこで発散させてきたんだよ」
「適当に引っ掻けて発散させてきた」
「サイテーだな」
「僕だってアーティアとしたかったさ!」
「つか、意外だな。小さい方は、そういう方面にはオープンだと思ってたんだが」
「どういうことか話していただこうか……」
ロウ警部補にフォークを突き付け問い質せば、「俺は話振ってねえよ」と苦々しい顔でフォークから体を離す。
「食事に行った時、酔っ払った客に下ネタ吹っ掛けられて、それにえげつない生々しいエロネタで返してたから、そういうことには慣れてると思ってたわ」
「花音薔薇兜に色々仕込まれたらしいからなぁ……。耳年増なんだよ」
「まあ、ガキに経験値があったらまずいか」
子供であろうとなんであろうと、アーティアに手を出したやつは八つ裂きにするけどな。と笑って言ったら、ロウ警部補に「そのうち、小さい方本人を監禁しそうだな」と言われたが、まあ、それも悪くはないと思っている。
「監禁できたらいいんだけどな」
「なんだ?犯罪宣言か?」
「願望だって。けど、彼女は部屋の中より、月の光を浴びている瞬間がなによりも美しいんだ。だから、閉じ込めておくのもな……とも思うんだよ」
「ロマンチックなセリフでは誤魔化しきれないからな?」
じと目で睨んでくるロウ警部補に、苦笑いで返して、他愛のない会話をしてから別れて帰宅すれば、パタパタとリビングからスティーブン二世を抱えたアーティアが駆けてきて、安心しきった表情で抱きつこうとしたが、ピタリと止まった。
「なにもしない?」
それだけで充分、なにを言いたいのか理解して笑いながら「なにもしないよ」と言い、腕を広げれば今度こそ、俺の胸に飛び込んできた。
震えるアーティアに、「ヴェデッドは?」と聞けば「夜も遅くなるし、帰したわ」と言う。
怖いのであれば、ワガママ言って甘えればいいのに。
甘え下手だな、と思うがそこもまた可愛い。
震える体を撫でながら、「中に入ろう」と促せば左腕に移りしがみつくのだが、胸が全力で押し当てられ発散した欲求が戻ってきそうになる。
胸なんて、何度となく押し付けられてきたが、やはり、好意を寄せている女性となると気持ちが変わってくるものだ。
「怖いのに、よく我慢できたね」
「スティーブン二世もいてくれたから」
「そうか。ありがとう、スティーブン二世」
アーティアの腕の中にいるスティーブン二世を撫でると、アーティアは不安そうな表情で見上げ、「今日は一緒に寝てくれる?」とねだってくる。
うーん、我慢できないレベルではないし、「構わないよ」と言えば純真無垢な天使の笑顔で「よかった」と言うものだから、絶対に手が出せなくなった。
徹夜続きと嫌いなジャパニーズホラーを味わわされ、キレて犯人を殺そうとするアーティアを止めるのは骨が折れた。
ふらふらとしたアーティアを連れて帰ると、早速「シャワー浴びるから、脱衣場にいて……」と、事務所に泊まっていた時のようにねだられたが、さすがにもう限界だ。
「構わないが、そのあとヤらせてくれ」
「なんで?!」
驚かれても困るんだが。
俺を警戒してジリジリと下がるアーティアに、「正直、いまの俺の理性はシャーベットより溶けやすい」と言えば戦闘態勢をとられた。
疲れているのに、俺と戦おうとは元気だな。
「事務所でする訳にはいかないから我慢はしていたが、俺も疲れていてね。欲求がだいぶ溜まっているんだよ」
「寝ればいいじゃない!」
「……犬みたいなセックスがしたくてたまらない」
「本音が漏れてるわよ、アラン!」
「そういう訳だから、いまギリギリ保っている理性は君の入浴音で蒸発するだろうし、一緒に寝るとなると覚悟してほしい」
どうする?と聞けば、散々迷ってから「一人で全部する……」とか細く鳴く子犬のような声で言うので、残念ではあるが嫌がる彼女に無理強いはしたくはない。
本当に残念で残念で機嫌が急降下してしまうな。
「そうかい。なら、風呂から出たら声をかけてくれ。俺も入りたいから」
イライラして当たり散らしたくもなく、自室にこもって待っていたら扉の外から「出たわよ、アラン」と震えた声がした。
いやに早かったな、と思いながら扉を開ければ、いつもはしっかり乾かしてから出てくる髪を濡らしたまま、俺があげたテディベアのスティーブン二世を抱え半泣きで立っていた。
一世は子供の頃にあげた物だが、嫌がらせで燃やされたらしい。
「髪は乾かさないと風邪をひくよ」
そう注意をすれば、軽く頷いたのでそのままアーティアの脇を通り浴室に向かったら、後ろをついて来る。
ドライヤーでも取りに来たのかと思い気にしなかったが、一緒に脱衣所に入り扉を閉めたのでドライヤーを押し付けて摘まみ出す。
「なんでよ、アランー!」
「人の話を聞いてたか?!理性シャーベットだって言っただろ!」
「やだー!一人にしないでー!いいじゃない!脱衣所で出てくるの待つくらい!」
「ダメだ!一歩でも入ってきたら浴室に引きずりこむからな!」
そうダメ押しすれば、扉を開けようとするのを止めたようだが……そんなに嫌なのかと少しショックを受ける……。
モヤモヤとした気持ちでシャワーを軽く浴び出てくると、扉の横に三角座りでスティーブン二世とドライヤーを抱えてべそをかいていた。
髪はまだ濡れている。
「……待っていてあげるから、乾かしなさい」
鼻をひとつすすり、頷いてから俺にスティーブン二世を預け髪を乾かしだす。
その姿を、「どうにかしてヤらせてくれないだろうか」と考えながら見ていると知ったら、激憤されるだろうな。
髪を乾かし終わったアーティアにスティーブン二世をわたし、「じゃ、おやすみ」とシャーベットが溶ける前に寝室に駆け込んだが、扉の影から覗いてくるアーティア。
「入ってきたら、わかっているよな?」と警告したが、静かに入ってきて「起きたらなにしてもいいから、一緒に寝てください……」と、羞恥と恐怖で震える小鹿を目の前にしてーー
「食ったのか?」
夜に捕まえ飲み屋に連れ込んだロウ警部補に昨日の話をすれば、上記の質問をされた。
震える小鹿にはヴェデッドをつけてきた。
「いや、さすがに罪悪感に負けたよ」
「ヘタレ」
「だって、よく考えてくれ!子供の時を思い出す怯え方をする女に、自分の欲求を思う存分ぶつけられるか?!」
「俺なら抱く」
「正気か?!」
平然と骨付き肉を食べながら信じられないことを言う警部補。
「疲れてるときにそんなことされたら、抱くしかないだろ」
「ケダモノ……」
「うるせえ。あいつだって、一大決心して言ったんだろうし、なら抱いてやらなきゃ可哀想だろ」
そ、そうだけども……!あんな、チラチラと純真無垢な天使の面影を見せられたら、抱けるわけないだろ!
「んで?その欲求はどこで発散させてきたんだよ」
「適当に引っ掻けて発散させてきた」
「サイテーだな」
「僕だってアーティアとしたかったさ!」
「つか、意外だな。小さい方は、そういう方面にはオープンだと思ってたんだが」
「どういうことか話していただこうか……」
ロウ警部補にフォークを突き付け問い質せば、「俺は話振ってねえよ」と苦々しい顔でフォークから体を離す。
「食事に行った時、酔っ払った客に下ネタ吹っ掛けられて、それにえげつない生々しいエロネタで返してたから、そういうことには慣れてると思ってたわ」
「花音薔薇兜に色々仕込まれたらしいからなぁ……。耳年増なんだよ」
「まあ、ガキに経験値があったらまずいか」
子供であろうとなんであろうと、アーティアに手を出したやつは八つ裂きにするけどな。と笑って言ったら、ロウ警部補に「そのうち、小さい方本人を監禁しそうだな」と言われたが、まあ、それも悪くはないと思っている。
「監禁できたらいいんだけどな」
「なんだ?犯罪宣言か?」
「願望だって。けど、彼女は部屋の中より、月の光を浴びている瞬間がなによりも美しいんだ。だから、閉じ込めておくのもな……とも思うんだよ」
「ロマンチックなセリフでは誤魔化しきれないからな?」
じと目で睨んでくるロウ警部補に、苦笑いで返して、他愛のない会話をしてから別れて帰宅すれば、パタパタとリビングからスティーブン二世を抱えたアーティアが駆けてきて、安心しきった表情で抱きつこうとしたが、ピタリと止まった。
「なにもしない?」
それだけで充分、なにを言いたいのか理解して笑いながら「なにもしないよ」と言い、腕を広げれば今度こそ、俺の胸に飛び込んできた。
震えるアーティアに、「ヴェデッドは?」と聞けば「夜も遅くなるし、帰したわ」と言う。
怖いのであれば、ワガママ言って甘えればいいのに。
甘え下手だな、と思うがそこもまた可愛い。
震える体を撫でながら、「中に入ろう」と促せば左腕に移りしがみつくのだが、胸が全力で押し当てられ発散した欲求が戻ってきそうになる。
胸なんて、何度となく押し付けられてきたが、やはり、好意を寄せている女性となると気持ちが変わってくるものだ。
「怖いのに、よく我慢できたね」
「スティーブン二世もいてくれたから」
「そうか。ありがとう、スティーブン二世」
アーティアの腕の中にいるスティーブン二世を撫でると、アーティアは不安そうな表情で見上げ、「今日は一緒に寝てくれる?」とねだってくる。
うーん、我慢できないレベルではないし、「構わないよ」と言えば純真無垢な天使の笑顔で「よかった」と言うものだから、絶対に手が出せなくなった。