お憑かれwinter 1年目
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「今週も、銀河戦隊スターレンジャー始まるで!」
「はい、お便りのコーナーから始めようと思いますが、その前に忍足先輩。S-1GP、MC賞おめでとうございます」
「えぇ?!夕日さんの口からそんなん聞けるとは!」
「と、いうメモが渡されました」
「あぁ、うん……、そうなん」
しょぼんとする忍足先輩を余所目に、一通目のお便りを読み上げる。
どれもこれも、S-1GP、MC賞受賞のお祝いメールだ。
愛されてるなぁ、忍足先輩。
彼に引っ付いてる霊達もずっと後ろでおめでとうと言っていて微笑ましいが、恐らく彼の肩は重いだろう。
あの霊達、忍足先輩好き過ぎて払っても払っても戻ってくるんだよなぁ。
「これで、銀河戦隊スターレンジャーの放送を終わります」
「ほなら、また来週!」
マイクを切って、忍足先輩達が「謙也!今日もトークキレッキレやったな!」「おおきに!」と和気藹々としてるのを見ながら、鞄から長方形の箱を取り出し「はい、忍足先輩」と言って差し出す。
「え?これ何?」
「MC賞受賞のお祝いです」
「えぇ?!こ、これも仕込み?!」
高田先輩と結城先輩を見るが、二人とも首を振る。
「夕日さんが俺に優しい!」
「……それ、前にも言ってましたしけど、私が忍足先輩に優しくなかった事がありますか?」
「言われてみれば?優しくない事は?なかったような?」
何で全体的に疑問符付いてるんですか。
忍足先輩は早速中身を取り出すと「星のネックレス!めっちゃかっこいい!」と言った。
忍足先輩にあげたのは、五芒星のネックレス。
これを見た時、そういやあ星好きだったよな、あの人と思い出したのと、五芒星は陰陽道では魔除けとして使われると聞いた事があったようななかったようなと思ったので、畑違いではあるが、魔除け厄除けの経をかけてみたが思惑通り、忍足先輩に憑いていた霊達が弾き飛ばされた。
「おぉ!なんか、めっちゃ体楽になった」
そりゃそうだろうな。
今まで憑いていたモノが落ちたのだから。
「流石はスターセラピストや!」とやんややんや言っている先輩達を見て、ちょっと嬉しい気分になった。
まあ、うん、渡して喜ばれるのは悪い気分ではないな。
「夕日さん、実はほんまにそういう超能力的な力あるんとちゅう?」
「そんなわけないですよー」
笑って返すと、先輩達も「そうやなー」と笑って返してくれた。
うん、簡単に騙せる人達でよかった。
「あ、あとこれ。金色先輩と一氏先輩に」
あの二人も、S-1GPで優勝したらしいから一緒に買っておいた。
中身は、誕生石をカプセルに入れたストラップ。
お店のPOPの「残りわずか!」で思わず買ってしまったのだ。
まぁ、悪いデザインでもないし大丈夫かな、と思ってたら予想以上に金色先輩が喜んでくれたようで、放課後「夕日ちゃん、ありがとうな~」という言葉とハグの嵐に見舞われた。
「はい、お便りのコーナーから始めようと思いますが、その前に忍足先輩。S-1GP、MC賞おめでとうございます」
「えぇ?!夕日さんの口からそんなん聞けるとは!」
「と、いうメモが渡されました」
「あぁ、うん……、そうなん」
しょぼんとする忍足先輩を余所目に、一通目のお便りを読み上げる。
どれもこれも、S-1GP、MC賞受賞のお祝いメールだ。
愛されてるなぁ、忍足先輩。
彼に引っ付いてる霊達もずっと後ろでおめでとうと言っていて微笑ましいが、恐らく彼の肩は重いだろう。
あの霊達、忍足先輩好き過ぎて払っても払っても戻ってくるんだよなぁ。
「これで、銀河戦隊スターレンジャーの放送を終わります」
「ほなら、また来週!」
マイクを切って、忍足先輩達が「謙也!今日もトークキレッキレやったな!」「おおきに!」と和気藹々としてるのを見ながら、鞄から長方形の箱を取り出し「はい、忍足先輩」と言って差し出す。
「え?これ何?」
「MC賞受賞のお祝いです」
「えぇ?!こ、これも仕込み?!」
高田先輩と結城先輩を見るが、二人とも首を振る。
「夕日さんが俺に優しい!」
「……それ、前にも言ってましたしけど、私が忍足先輩に優しくなかった事がありますか?」
「言われてみれば?優しくない事は?なかったような?」
何で全体的に疑問符付いてるんですか。
忍足先輩は早速中身を取り出すと「星のネックレス!めっちゃかっこいい!」と言った。
忍足先輩にあげたのは、五芒星のネックレス。
これを見た時、そういやあ星好きだったよな、あの人と思い出したのと、五芒星は陰陽道では魔除けとして使われると聞いた事があったようななかったようなと思ったので、畑違いではあるが、魔除け厄除けの経をかけてみたが思惑通り、忍足先輩に憑いていた霊達が弾き飛ばされた。
「おぉ!なんか、めっちゃ体楽になった」
そりゃそうだろうな。
今まで憑いていたモノが落ちたのだから。
「流石はスターセラピストや!」とやんややんや言っている先輩達を見て、ちょっと嬉しい気分になった。
まあ、うん、渡して喜ばれるのは悪い気分ではないな。
「夕日さん、実はほんまにそういう超能力的な力あるんとちゅう?」
「そんなわけないですよー」
笑って返すと、先輩達も「そうやなー」と笑って返してくれた。
うん、簡単に騙せる人達でよかった。
「あ、あとこれ。金色先輩と一氏先輩に」
あの二人も、S-1GPで優勝したらしいから一緒に買っておいた。
中身は、誕生石をカプセルに入れたストラップ。
お店のPOPの「残りわずか!」で思わず買ってしまったのだ。
まぁ、悪いデザインでもないし大丈夫かな、と思ってたら予想以上に金色先輩が喜んでくれたようで、放課後「夕日ちゃん、ありがとうな~」という言葉とハグの嵐に見舞われた。