お憑かれspring 1年目
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放送委員は各クラス一人しか選出されない上、昼ご飯は放送室で食べないと行けないし、昼休みも返上で委員会に勤しまなければいけないので、人気がなかったらしい。
面倒くさそうだが、おもしろなんちゃら委員会よりはマシだと思おう。
指定された教室に向かい、簡単な仕事の説明を受ける。
放送委員の仕事は昼ご飯の時間から昼休み終了までラジオ番組形式の放送をやるらしい。
基本、リクエストとお手紙を読んだりするだけだが、企画立案もできるらしい。
やらないけど。
人数は五人から四人グループで、MC二人、残りがサポートに回るらしい。
サポートに徹したいのだが、役割分担はくじ引きらしいので天に祈るしかない。
その前に、グループ決めのくじ引きを先ず祈ろう。
グループは、先輩との混合なのでひたすら面倒くさくなさそうな先輩であれ。
「おー!キミが俺の班の一年生か!俺は浪速のスピードスター!二年の忍足謙也や!よろしくな!」
「そして俺が浪速のスターダスト!二年の結城翼や!よろしゅう!」
「更に俺はリーダーの浪速のミルキーウェイ!三年の高田潤だ!よろしゅう!よろしゅう!」
うわあああああ。
面倒くさそうな上に全員男の先輩。
私も星にかけて名乗るべきだろうけど、苦笑いで「夕日一二三です。宜しくお願いします」と言うので精一杯だ。
「夕日さん、緊張しとるんか?そこはかけてこんとあかんで?」
高田先輩のダメ出しに、素直に「すみません」と言うしか今の私にはできないし、これからもできないだろう。
先輩方は、ノリについて行けない私を他所に私の口上を考えてくれているが、やめてほしい。
というか、さっきから気になっているのだが、この忍足先輩はこんだけ雑妖背負いこんでいてよく生きていられるな。
(……ちょっと払うか)
ゴミをとるふりをして、忍足先輩の背中に憑いた雑妖達を軽く払う。
これで暫くは楽になるだろう。
で、先輩達は話しまとまりましたか?と視線をそちらに移すと忍足先輩が此方をガン見していた。
「……自分、今なにしたん?」
「背中にゴミがついていたので」
「嘘やろ?!」
「なんや、謙也。どないしたん?」
「翼!聞いてえな!今、夕日さんが背中叩いたら、今まで重かった背中が軽なったんや!」
「マジか!」
あぁ……。
何か、話が大きくなってきてる。
「マジか!」「凄いな!」と騒いでいる先輩達が、ハッ!とした顔で「浪速のスターセラピニスト!夕日一二三!」とハミングした。
「これで決まりや!」
「はぁ……」
どうせ使うことはないだろうし、適当に流しておこうと思ったら「ほなら、MCはこの二つ名使う事」とリーダーが言い出したので、神頼みを今日から行わざるおえない。
面倒くさそうだが、おもしろなんちゃら委員会よりはマシだと思おう。
指定された教室に向かい、簡単な仕事の説明を受ける。
放送委員の仕事は昼ご飯の時間から昼休み終了までラジオ番組形式の放送をやるらしい。
基本、リクエストとお手紙を読んだりするだけだが、企画立案もできるらしい。
やらないけど。
人数は五人から四人グループで、MC二人、残りがサポートに回るらしい。
サポートに徹したいのだが、役割分担はくじ引きらしいので天に祈るしかない。
その前に、グループ決めのくじ引きを先ず祈ろう。
グループは、先輩との混合なのでひたすら面倒くさくなさそうな先輩であれ。
「おー!キミが俺の班の一年生か!俺は浪速のスピードスター!二年の忍足謙也や!よろしくな!」
「そして俺が浪速のスターダスト!二年の結城翼や!よろしゅう!」
「更に俺はリーダーの浪速のミルキーウェイ!三年の高田潤だ!よろしゅう!よろしゅう!」
うわあああああ。
面倒くさそうな上に全員男の先輩。
私も星にかけて名乗るべきだろうけど、苦笑いで「夕日一二三です。宜しくお願いします」と言うので精一杯だ。
「夕日さん、緊張しとるんか?そこはかけてこんとあかんで?」
高田先輩のダメ出しに、素直に「すみません」と言うしか今の私にはできないし、これからもできないだろう。
先輩方は、ノリについて行けない私を他所に私の口上を考えてくれているが、やめてほしい。
というか、さっきから気になっているのだが、この忍足先輩はこんだけ雑妖背負いこんでいてよく生きていられるな。
(……ちょっと払うか)
ゴミをとるふりをして、忍足先輩の背中に憑いた雑妖達を軽く払う。
これで暫くは楽になるだろう。
で、先輩達は話しまとまりましたか?と視線をそちらに移すと忍足先輩が此方をガン見していた。
「……自分、今なにしたん?」
「背中にゴミがついていたので」
「嘘やろ?!」
「なんや、謙也。どないしたん?」
「翼!聞いてえな!今、夕日さんが背中叩いたら、今まで重かった背中が軽なったんや!」
「マジか!」
あぁ……。
何か、話が大きくなってきてる。
「マジか!」「凄いな!」と騒いでいる先輩達が、ハッ!とした顔で「浪速のスターセラピニスト!夕日一二三!」とハミングした。
「これで決まりや!」
「はぁ……」
どうせ使うことはないだろうし、適当に流しておこうと思ったら「ほなら、MCはこの二つ名使う事」とリーダーが言い出したので、神頼みを今日から行わざるおえない。