お憑かれautumn 1年目
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早いもので、もう秋らしい。
夏の最後の思い出は、白石先輩から送られてきたスイカ割りの写真だった。
だが、どう見ても駐車場なのだがちゃんと許可を取ったのだろうか。
九月はテストもないし、ゆったり行こうと思っていたのにお笑いウルトラQとかいう訳の分からない行事に参加させられ、余りの惨敗っぷりに一氏先輩に徹底的に扱かれた。
いや、もう知らんがな。
その日の放送委員のオンエアで「そういえば、夕日さん。もう、準備は出来とるか?」と聞いてきた。
「あぁ、中間テストですか?」
「ちゃうちゃう!校内一アホ武道会や!」
「いや、その行事自体初耳です」
何ですか、そのアホ丸出しな行事名。
忍足先輩が言うには、今現在進行中であるS-1GPがグループでのお笑いならそのアホ武道会はピンでのボケ専門のお笑い大会らしい。
この学校が何処に向かっているのか分からない。
「私は参加しませんよ」
「やっぱりな!夕日さんは光おらんと漫才できへんもんな!」
「いてもやりませんよ」
「またまた~。光がネタ振ったら上手い事ボケるんやろ?」
「はい、では曲お願いしまーす」
忍足先輩が何か言う前に、マイクの電源を落とした。
何か言っている忍足先輩を他所に、次のお便りを選ぶ。
あ、そうだ。
これだけは言おうと思ってたんだ。
「おめでたいかどうかは分かりませんが、テニス部ベスト4入りおめでとうございます」
そう言うと、忍足先輩が珍しく落ち込んだ顔をしていた。
あれ?禁句だったのかな?
「俺、全く役に立たへんかった……。自分、弱すぎや……」
自分を責める忍足先輩。
何かいいフォローを入れようと思うも、上手いフォローが浮かばない。
浮かばないので、いつも通りの対応をすることにする。
「テニスの事はよく分からないですけど、過去に引きずられるより前へ進む努力をすればいいんじゃないですか?」
「夕日さん……。せやな!来年は、俺が全国に連れて行ったるわ!」
「その調子その調子。忍足先輩は、アホ面してる方が似合ってますよ」
「誰がアホ面やねん!……夕日さん、ありがとうな」
「いいえ。……では、次のお便りです」
夏の最後の思い出は、白石先輩から送られてきたスイカ割りの写真だった。
だが、どう見ても駐車場なのだがちゃんと許可を取ったのだろうか。
九月はテストもないし、ゆったり行こうと思っていたのにお笑いウルトラQとかいう訳の分からない行事に参加させられ、余りの惨敗っぷりに一氏先輩に徹底的に扱かれた。
いや、もう知らんがな。
その日の放送委員のオンエアで「そういえば、夕日さん。もう、準備は出来とるか?」と聞いてきた。
「あぁ、中間テストですか?」
「ちゃうちゃう!校内一アホ武道会や!」
「いや、その行事自体初耳です」
何ですか、そのアホ丸出しな行事名。
忍足先輩が言うには、今現在進行中であるS-1GPがグループでのお笑いならそのアホ武道会はピンでのボケ専門のお笑い大会らしい。
この学校が何処に向かっているのか分からない。
「私は参加しませんよ」
「やっぱりな!夕日さんは光おらんと漫才できへんもんな!」
「いてもやりませんよ」
「またまた~。光がネタ振ったら上手い事ボケるんやろ?」
「はい、では曲お願いしまーす」
忍足先輩が何か言う前に、マイクの電源を落とした。
何か言っている忍足先輩を他所に、次のお便りを選ぶ。
あ、そうだ。
これだけは言おうと思ってたんだ。
「おめでたいかどうかは分かりませんが、テニス部ベスト4入りおめでとうございます」
そう言うと、忍足先輩が珍しく落ち込んだ顔をしていた。
あれ?禁句だったのかな?
「俺、全く役に立たへんかった……。自分、弱すぎや……」
自分を責める忍足先輩。
何かいいフォローを入れようと思うも、上手いフォローが浮かばない。
浮かばないので、いつも通りの対応をすることにする。
「テニスの事はよく分からないですけど、過去に引きずられるより前へ進む努力をすればいいんじゃないですか?」
「夕日さん……。せやな!来年は、俺が全国に連れて行ったるわ!」
「その調子その調子。忍足先輩は、アホ面してる方が似合ってますよ」
「誰がアホ面やねん!……夕日さん、ありがとうな」
「いいえ。……では、次のお便りです」