お憑かれsummer 1年目
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お風呂でさっぱりし、髪も乾かして後は寝るだけだと思いながら部屋に向かっていると、ロビーで金色先輩がお笑い番組を見ていた。
「あら、夕日ちゃんやないの。今、あがったん?」
「はい。金色先輩は珍しく一人なんですね」
「そうなんよ。ユウ君、疲れて寝てしもうて」
金色先輩は寝なくて大丈夫なんですか?と聞けば、今見ている番組を見たくて起きているらしい。
邪魔してしまったかと思い謝る。
「気にせんでええよ。それより、夕日ちゃん。アタイと恋ばなしようや」
「恋ばなですか?」
「せや。夕日ちゃん、めっちゃ人気者やのにそういう浮いた話全然聞かへんから」
その人気者ってのが、よく分からない。
こんな普通よりテンションが低いくらいの生徒に、どんな魅力を感じると言うのか。
金色先輩が教えてくれたのは、クールでミステリアスな東京から来た王子様という、誰だそれみたいな私の人物像だった。
大阪では標準語が珍しい上に、この学校ではそういう落ち着いたキャラが圧倒的に少ないので、人気を博しているらしい。
「財前君とかもモテるんでしょうね、それだと」
「モテるで~!毒舌ドS王子いわれとるんよ」
この学校には、何人の王子がいるのやら。
「そ・れ・で!夕日ちゃんのお眼鏡にかかった子は、この合宿にはおるん?」
「いやぁ、恋愛とかに興味はないので」
「あら、そうなん?なら、蔵りんとかどお?シュールな笑いやけどおもろいし、成績優秀、運動神経抜群、そしてイケメン!」
「私にはもったいないと言うか、そもそも恋愛対象にはならないですよ」
「そんなこと、あらへんで?蔵りんのタイプはな、シュンプーの香りがする子やから可能性はあるで?」
「ものすごく広い守備範囲ですね」
「もう!そういう事やないの!」
ぷりぷり怒る金色先輩に「もうすぐ消灯時間ですし寝ましょう」と促し、途中まで二人で部屋へと戻る。
好きな人ねぇ……。
私には、縁遠い話だ。
「あら、夕日ちゃんやないの。今、あがったん?」
「はい。金色先輩は珍しく一人なんですね」
「そうなんよ。ユウ君、疲れて寝てしもうて」
金色先輩は寝なくて大丈夫なんですか?と聞けば、今見ている番組を見たくて起きているらしい。
邪魔してしまったかと思い謝る。
「気にせんでええよ。それより、夕日ちゃん。アタイと恋ばなしようや」
「恋ばなですか?」
「せや。夕日ちゃん、めっちゃ人気者やのにそういう浮いた話全然聞かへんから」
その人気者ってのが、よく分からない。
こんな普通よりテンションが低いくらいの生徒に、どんな魅力を感じると言うのか。
金色先輩が教えてくれたのは、クールでミステリアスな東京から来た王子様という、誰だそれみたいな私の人物像だった。
大阪では標準語が珍しい上に、この学校ではそういう落ち着いたキャラが圧倒的に少ないので、人気を博しているらしい。
「財前君とかもモテるんでしょうね、それだと」
「モテるで~!毒舌ドS王子いわれとるんよ」
この学校には、何人の王子がいるのやら。
「そ・れ・で!夕日ちゃんのお眼鏡にかかった子は、この合宿にはおるん?」
「いやぁ、恋愛とかに興味はないので」
「あら、そうなん?なら、蔵りんとかどお?シュールな笑いやけどおもろいし、成績優秀、運動神経抜群、そしてイケメン!」
「私にはもったいないと言うか、そもそも恋愛対象にはならないですよ」
「そんなこと、あらへんで?蔵りんのタイプはな、シュンプーの香りがする子やから可能性はあるで?」
「ものすごく広い守備範囲ですね」
「もう!そういう事やないの!」
ぷりぷり怒る金色先輩に「もうすぐ消灯時間ですし寝ましょう」と促し、途中まで二人で部屋へと戻る。
好きな人ねぇ……。
私には、縁遠い話だ。