お憑かれsummer 1年目
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バスに乗って和歌山まで出てきた。
合宿所は小綺麗に掃除されており、部屋も大浴場もピカピカだ。
ついて早々に各自振り当てられた部屋へと荷物を置くと直ぐに合宿所近くのテニスコートへ向かっていった。
各部屋、五人ずつの割り振りであるが、私は女子という事で小さめの部屋を一人で使うように言われる。
荷物を置き、体操着に着替えてドリンクのタンクを作ったり球拾いや球出しの手伝いをしている内に、一日はあっという間に過ぎた。
「夕日さん、汗かいたやろ?先にお風呂入り」
白石先輩が親切心で勧めてくれたが、今回の合宿で女は私一人なので男湯しか使用できない。
私よりハードワークで疲れている部員より先に入れる筈もないので、白石先輩達が先に入ってくださいと言って断る。
それに、タンクを洗わないといけないので入浴は遅い方がいい。
洗濯は、備え付けの洗濯機で部員自身で洗うことになっていて、私も例外ではない。
部員の方々が入っている間に、洗濯も済ませてしまおう。
タンクを逆さにして乾かし、部屋に戻り寝間着である半袖半ズボンに着替える。
タオルにウェアに下着。
終いに呪いのヘアバンを放り込んで洗濯開始。
「……」
ぼんやりと、ベンチに座りながら洗濯機の動く音を聞いていると、段々と意識が遠退き、危うく寝そうになっていた所に「わっ!」と耳元で叫ばれ一気に意識が戻ってくる。
「忍足先輩……」
「なんや、反応薄いな」
「早朝にやったら目潰ししてる所ですね」
「すんません……」
「次はないと思ってください」
怯えながら洗濯物を洗濯機に放り込んでいる忍足先輩を横目に時計へと目を向けると、部員の方々がお風呂に入ってから十分と経っていない。
「忍足先輩、出るの早くないですか?」
「おう!スピードスターやからな!」
いや、そうじゃなくて……。
ちゃんと、お風呂に浸かったかどうか聞くとシャワーで済ませたと言う。
烏か。
洗濯機のスタートボタンを押し、私の隣に腰かける忍足先輩にうつ伏せになるように言うと「キャー!私になにする気!」と言い出したので拳を振り上げる。
「ちょ、冗談や!冗談!けど、割りとマジでなにする気なん?」
「お風呂に浸かってないって事は、疲れをしっかりとってないって事じゃないですか。だから、マッサージ位してあげようかなって思ったので」
「えっ?!夕日さんが俺に優しい!」
何処に喜んでいるのか……。
大喜びでベンチにうつ伏せになる忍足先輩に「専門的なマッサージではないので、期待はしないでください」と前置きをし、足元からマッサージをしていく。
忍足先輩も練習で相当疲れているのか、お得意のマシンガントークが聞こえてこない。
それどころか、寝息すら聞こえてきた。
全身を満遍なくマッサージが終わる頃には、他の部員の方々が洗濯に来ていた。
白石先輩が「謙也ー。こないな所で寝とると風邪引くで?」と声をかけるも無反応。
「謙也の事は俺に任せて、夕日さんはお風呂入ってき」
「そうさせて頂きます」
白石先輩に「宜しくお願いします」と、忍足先輩の事を頼み洗濯物を回収して洗濯機置き場からでると、入れ替わりで財前君が入っていった。
すると、忍足先輩の「ぎゃっ!」と言う声が聞こえたから、恐らく財前君に何かしらやられたのだろう。
合宿所は小綺麗に掃除されており、部屋も大浴場もピカピカだ。
ついて早々に各自振り当てられた部屋へと荷物を置くと直ぐに合宿所近くのテニスコートへ向かっていった。
各部屋、五人ずつの割り振りであるが、私は女子という事で小さめの部屋を一人で使うように言われる。
荷物を置き、体操着に着替えてドリンクのタンクを作ったり球拾いや球出しの手伝いをしている内に、一日はあっという間に過ぎた。
「夕日さん、汗かいたやろ?先にお風呂入り」
白石先輩が親切心で勧めてくれたが、今回の合宿で女は私一人なので男湯しか使用できない。
私よりハードワークで疲れている部員より先に入れる筈もないので、白石先輩達が先に入ってくださいと言って断る。
それに、タンクを洗わないといけないので入浴は遅い方がいい。
洗濯は、備え付けの洗濯機で部員自身で洗うことになっていて、私も例外ではない。
部員の方々が入っている間に、洗濯も済ませてしまおう。
タンクを逆さにして乾かし、部屋に戻り寝間着である半袖半ズボンに着替える。
タオルにウェアに下着。
終いに呪いのヘアバンを放り込んで洗濯開始。
「……」
ぼんやりと、ベンチに座りながら洗濯機の動く音を聞いていると、段々と意識が遠退き、危うく寝そうになっていた所に「わっ!」と耳元で叫ばれ一気に意識が戻ってくる。
「忍足先輩……」
「なんや、反応薄いな」
「早朝にやったら目潰ししてる所ですね」
「すんません……」
「次はないと思ってください」
怯えながら洗濯物を洗濯機に放り込んでいる忍足先輩を横目に時計へと目を向けると、部員の方々がお風呂に入ってから十分と経っていない。
「忍足先輩、出るの早くないですか?」
「おう!スピードスターやからな!」
いや、そうじゃなくて……。
ちゃんと、お風呂に浸かったかどうか聞くとシャワーで済ませたと言う。
烏か。
洗濯機のスタートボタンを押し、私の隣に腰かける忍足先輩にうつ伏せになるように言うと「キャー!私になにする気!」と言い出したので拳を振り上げる。
「ちょ、冗談や!冗談!けど、割りとマジでなにする気なん?」
「お風呂に浸かってないって事は、疲れをしっかりとってないって事じゃないですか。だから、マッサージ位してあげようかなって思ったので」
「えっ?!夕日さんが俺に優しい!」
何処に喜んでいるのか……。
大喜びでベンチにうつ伏せになる忍足先輩に「専門的なマッサージではないので、期待はしないでください」と前置きをし、足元からマッサージをしていく。
忍足先輩も練習で相当疲れているのか、お得意のマシンガントークが聞こえてこない。
それどころか、寝息すら聞こえてきた。
全身を満遍なくマッサージが終わる頃には、他の部員の方々が洗濯に来ていた。
白石先輩が「謙也ー。こないな所で寝とると風邪引くで?」と声をかけるも無反応。
「謙也の事は俺に任せて、夕日さんはお風呂入ってき」
「そうさせて頂きます」
白石先輩に「宜しくお願いします」と、忍足先輩の事を頼み洗濯物を回収して洗濯機置き場からでると、入れ替わりで財前君が入っていった。
すると、忍足先輩の「ぎゃっ!」と言う声が聞こえたから、恐らく財前君に何かしらやられたのだろう。