お憑かれsummer 1年目
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昨日、ユウジ先輩改め一氏先輩から押し付けられた呪いのヘアバンを寺に置いていき忘れ、幸先悪いなと思っていたら、偶然にも一氏先輩と出会し「ヘアバンどうした!」と怒鳴られてしまったので致し方なくカチューシャ使いでつけると、一緒に登校していた財前君に「災難やな、自分」言われた。
全く、その通りだと思う。
「この先、私はこのヘアバンをつけ続け次代のモノマネ王子と呼ばれるのか……」
「呪いのアイテムか」
「このアイテムは呪われているようだ。外せない」
そんなんやっとるから、呪いのアイテム渡されるんやろ。と財前君からありがたい言葉をいただいた。
だが、誰一人反応せずにシーンとなる、所謂スベった空気はあまり好きではないし心が痛くなる。
だから、できるだけ拾ってあげたいのだ。
そう語る私に「つけこまれるで」と不吉な事を言われた。
「けど、まあ、そのヘアバンよう似合っとるで。呪いのアイテムやけど」
「ありがとう。呪いのアイテムだけど」
そんな会話をしていると、通りすがりの忍足先輩に「ユウジ泣くで」と言われたが、呪いのアイテムは呪いのアイテム以外の何者でもないのだから仕方ないだろう。
「お焚き上げすれば解除されるかな」
「勇者はモノマネ王子から新たな呪いのヘアバンを貰った」
「無限ループかぁ……」
モノマネ王子を討伐しないとならないね。
何とはなしに呟いたら、財前君が「協力するで」と言われた。
「ひと狩りいこうか。モノマネ王子は、なんの素材が手に入るかね」
「肉やろ」
「肉かぁ。上手に焼けるかな」
「まあ、失敗したらまた狩りにいけばええやろ」
「自分ら、ホンマにユウジが可哀想やからやめたれ!」
「現れたな、下級モンスターケンヤオシタリ」
「ケンヤオシタリからは何が採れるの?」
「……皮」
「やめろや!」
忍足先輩を程よくからかい涙目にさせたので、財前君と教室に避難する。
忍足先輩は、学年主任にさっさと自分の教室に戻れと怒られていた。
全く、その通りだと思う。
「この先、私はこのヘアバンをつけ続け次代のモノマネ王子と呼ばれるのか……」
「呪いのアイテムか」
「このアイテムは呪われているようだ。外せない」
そんなんやっとるから、呪いのアイテム渡されるんやろ。と財前君からありがたい言葉をいただいた。
だが、誰一人反応せずにシーンとなる、所謂スベった空気はあまり好きではないし心が痛くなる。
だから、できるだけ拾ってあげたいのだ。
そう語る私に「つけこまれるで」と不吉な事を言われた。
「けど、まあ、そのヘアバンよう似合っとるで。呪いのアイテムやけど」
「ありがとう。呪いのアイテムだけど」
そんな会話をしていると、通りすがりの忍足先輩に「ユウジ泣くで」と言われたが、呪いのアイテムは呪いのアイテム以外の何者でもないのだから仕方ないだろう。
「お焚き上げすれば解除されるかな」
「勇者はモノマネ王子から新たな呪いのヘアバンを貰った」
「無限ループかぁ……」
モノマネ王子を討伐しないとならないね。
何とはなしに呟いたら、財前君が「協力するで」と言われた。
「ひと狩りいこうか。モノマネ王子は、なんの素材が手に入るかね」
「肉やろ」
「肉かぁ。上手に焼けるかな」
「まあ、失敗したらまた狩りにいけばええやろ」
「自分ら、ホンマにユウジが可哀想やからやめたれ!」
「現れたな、下級モンスターケンヤオシタリ」
「ケンヤオシタリからは何が採れるの?」
「……皮」
「やめろや!」
忍足先輩を程よくからかい涙目にさせたので、財前君と教室に避難する。
忍足先輩は、学年主任にさっさと自分の教室に戻れと怒られていた。