お憑かれsummer 1年目
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午後の競技も、忍足先輩のテンション高めのMCで盛り上がりを見せている。
あの人のテンションは無尽蔵だな。
アナウンスで、次は三学年合同グループ別風船割りなので入場門集合と言われた。
あの間抜けな姿を晒すかと思うと憂鬱な気分であるが、今更腹下しとは言えない。
「夕日さん、がんばろうな」
白石先輩の言葉に「善処します」と答え、各所に散らばる。
「白石センパーイ!がんばってー!」
「一二三様ー!こっち向いたってー!」
白石先輩が普通に手を振っているので、私も軽く振ると壮絶な悲鳴が各所から聞こえた。
何だこれ。
「よーい!」からのスターターピストルが鳴り響くと同時に、私と白石先輩が敵グループに包囲された。
「練習では白石と夕日さんの圧勝らしかったからか、まず先に二人を潰しにかかる戦法か!」
ジリジリと近付いてくる敵グループ。
確かに、これでいっぺんに攻撃を受けたら躱しきる自信はない。
ならば……。
「おーっと!夕日さん!猛然と一人の敵に向かっていった!そして、跳んだー!そのまま、肩に跳び乗り風船を潰した!まるで天狗みたいや!!」
解説ご苦労様です、忍足先輩。
私はそのまま、白石先輩を囲っている一団の風船を片っ端から割っていき、人数が減った所で白石先輩の背中に自身の背中を向ける。
「背中は任せてください」
「あぁ、頼むわ!」
会場の声援がより一層強まるのを感じながら、白石先輩の背中を守りつつ敵を潰していくと、制限時間前に敵は誰一人といなくなっていた。
赤の風船は全員生き残った様で、百点の大量得点。
ふー、やれやれと一息ついていると白石先輩が無言で手を差しのべてきたので、その手を握り返すと会場はわき上がった。
カメラマンが「こっちに視線ください!」と言うので向くと、応援席からもシャッターを切る音がした。
何だこれ。
あの人のテンションは無尽蔵だな。
アナウンスで、次は三学年合同グループ別風船割りなので入場門集合と言われた。
あの間抜けな姿を晒すかと思うと憂鬱な気分であるが、今更腹下しとは言えない。
「夕日さん、がんばろうな」
白石先輩の言葉に「善処します」と答え、各所に散らばる。
「白石センパーイ!がんばってー!」
「一二三様ー!こっち向いたってー!」
白石先輩が普通に手を振っているので、私も軽く振ると壮絶な悲鳴が各所から聞こえた。
何だこれ。
「よーい!」からのスターターピストルが鳴り響くと同時に、私と白石先輩が敵グループに包囲された。
「練習では白石と夕日さんの圧勝らしかったからか、まず先に二人を潰しにかかる戦法か!」
ジリジリと近付いてくる敵グループ。
確かに、これでいっぺんに攻撃を受けたら躱しきる自信はない。
ならば……。
「おーっと!夕日さん!猛然と一人の敵に向かっていった!そして、跳んだー!そのまま、肩に跳び乗り風船を潰した!まるで天狗みたいや!!」
解説ご苦労様です、忍足先輩。
私はそのまま、白石先輩を囲っている一団の風船を片っ端から割っていき、人数が減った所で白石先輩の背中に自身の背中を向ける。
「背中は任せてください」
「あぁ、頼むわ!」
会場の声援がより一層強まるのを感じながら、白石先輩の背中を守りつつ敵を潰していくと、制限時間前に敵は誰一人といなくなっていた。
赤の風船は全員生き残った様で、百点の大量得点。
ふー、やれやれと一息ついていると白石先輩が無言で手を差しのべてきたので、その手を握り返すと会場はわき上がった。
カメラマンが「こっちに視線ください!」と言うので向くと、応援席からもシャッターを切る音がした。
何だこれ。