お憑かれsummer 1年目
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「さーて!やってきたでー!体育祭!盛り上がっとるかー?この体育祭、メインMCは浪速のスピードスター忍足謙也や!めっちゃ盛り上げてくから、お前らついて来いやー!」
忍足先輩の元気は底知れずだな。
因みに、いつもはサブMCを任されている私は体育祭向きのMCではないので、担当から外されている。
ありがたや。
競技は恙無く進行し、私と財前君のローテンションペアは応援席の一番後ろでブブゼラを鳴らしている。
「次は借り者障害物競争やから、出場者は入場門で待機やでー!因みに、俺の相方の夕日さんも出場するから応援よろしくな!」
「お前、相方言われとるで」
「マジか」
重い腰をあげながら入場門に向かう。
自分の走者を確認するが、三人とも鍛え抜かれたしなやかな肉体をしていた。
こりゃ負けるな、と思いながらスタート位置につき、合図のスターターピストルが乾いた発砲音を鳴らす。
「きゃっ!」
「うわっ!」
「痛っ!」
そんな悲鳴をあげながら、私以外の走者が転倒する。
走りながら後ろを向くと、顔馴染みの浮遊霊達が転倒した走者の足を掴みながら「がんばれー」と言いながら手を振っていた。
申し訳ないとは思うが、私の所為じゃないから!全然違うから!
若干の後ろめたさを感じながら網を素早く潜っていると忍足先輩が「うわっ!夕日さんめっちゃ速い!忍者か!」という声が聞こえた。
網を出た先にある跳び箱を跳び越えた先には、札が落ちている。
一枚めくり、内容を見て少し考え応援席に向かって走り財前君を呼ぶ。
財前君を連れて、最終関門である借り者との二人三脚で見事余裕で一位。
MCである忍足先輩が内容を読み上げようとして固まり悲痛な声で「なんでや、夕日さん!」と叫んだ。
見かねた高田先輩が代わりに「夕日さんの借り者は……相方です!」と言い「謙也!フラれたな!」と大笑いしていた。
「相方なんか?俺」
「うん、何か財前君って感じがした」
「……そうか」
素っ気なく返すが、財前君の表情がちょっと緩んでいた。
忍足先輩の元気は底知れずだな。
因みに、いつもはサブMCを任されている私は体育祭向きのMCではないので、担当から外されている。
ありがたや。
競技は恙無く進行し、私と財前君のローテンションペアは応援席の一番後ろでブブゼラを鳴らしている。
「次は借り者障害物競争やから、出場者は入場門で待機やでー!因みに、俺の相方の夕日さんも出場するから応援よろしくな!」
「お前、相方言われとるで」
「マジか」
重い腰をあげながら入場門に向かう。
自分の走者を確認するが、三人とも鍛え抜かれたしなやかな肉体をしていた。
こりゃ負けるな、と思いながらスタート位置につき、合図のスターターピストルが乾いた発砲音を鳴らす。
「きゃっ!」
「うわっ!」
「痛っ!」
そんな悲鳴をあげながら、私以外の走者が転倒する。
走りながら後ろを向くと、顔馴染みの浮遊霊達が転倒した走者の足を掴みながら「がんばれー」と言いながら手を振っていた。
申し訳ないとは思うが、私の所為じゃないから!全然違うから!
若干の後ろめたさを感じながら網を素早く潜っていると忍足先輩が「うわっ!夕日さんめっちゃ速い!忍者か!」という声が聞こえた。
網を出た先にある跳び箱を跳び越えた先には、札が落ちている。
一枚めくり、内容を見て少し考え応援席に向かって走り財前君を呼ぶ。
財前君を連れて、最終関門である借り者との二人三脚で見事余裕で一位。
MCである忍足先輩が内容を読み上げようとして固まり悲痛な声で「なんでや、夕日さん!」と叫んだ。
見かねた高田先輩が代わりに「夕日さんの借り者は……相方です!」と言い「謙也!フラれたな!」と大笑いしていた。
「相方なんか?俺」
「うん、何か財前君って感じがした」
「……そうか」
素っ気なく返すが、財前君の表情がちょっと緩んでいた。