筋肉と天邪鬼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
遠足当日。
約束の駅前に十分前に到着したのだが、既に筋肉三人衆がはしゃぎながら待っていた。
何分前に着いたのかと聞けば、三人同時に「二時間前」と言った。
楽しみにしすぎだろ。
俺が着いた五分後に、独眼竜と右目の旦那が来た。
俺同様、三人にいつから来ていたのか尋ねて呆れたように「小学生かよ」と言っていた。
電車に揺られ一時間程で目的地まで辿り着き、各々ジャージに着替えてスタート地点に立つ。
そこで、俺はこのアスレチック場を選んだ三人に言う。
「水上コースがあるなんて聞いてないんだけど」
あからさまに機嫌の悪い俺と独眼竜に向けて、筋肉三人衆はいい笑顔で「ワクワクする!」と言った。
一人ずつ、池に沈めてやりたくなる笑顔と理由だ。
「Ah-.オレはpass」
「な?!何故でございまするか、政宗殿!」
「だるい」
狼狽する真田の旦那を無視して、右目の旦那を連れて独眼竜は休憩所に行ってしまった。
真田の旦那が「勝負しましょうぞ!」と言うも、本当に面倒くさいのか真田の旦那の『勝負』という言葉に反応しない。
しょんぼりして帰ってきた旦那に「俺様も休憩所で待ってるわ」と言うと、真田の旦那は「何故だ、佐助ー!」と叫んだ。
「嫌だけど、独眼竜と同じ理由」
「うぐぬぬぬ!不破殿!何か言って下され!」
突然のフリに、不破は少し考えながら「別にいいんじゃない?」と言った。
真田の旦那が「なっ……!」と絶句するのを見て、不破は苦笑いしながら「だって、アクティブに動く猿飛くんって、怖くない?」と言ったので、片頬を思い切り引っ張る。
「そういう事を言うのはこの口かな?」
「ふぁい、ほのふちでふ」
ふがふが言う不破の頬を抓り続けていると、元親が「まあ、無理に強要する必要はねえって!行こうぜ!」と言い、さっさと行ってしまった。
それを見て、真田の旦那も「わかった。佐助達には申し訳ないが待っていてくれ」と言って走り出した。
不破も俺の手を頬から引き離して「じゃあ、行って来るね!」と笑いながら手を振って行ってしまった。
「まったく、子供なんだから……」
不破のはしゃぎっぷりに呆れてしまう。
此処にいても仕方がないと、独眼竜達がいる休憩所へ行くと独眼竜が徐に「アンタ、随分と変わったな」と言ってきた。
「は?何が?」
「今まで、女と関わる時だって能面みたいな面してたのに、随分と自然なexpressionができるようになったじゃねえか」
「何その上から目線。うっざ……」
唾を吐き捨てるように言い捨て、右目の旦那の隣に腰を落ち着かせる。
ウェイターにコーヒーを頼み外の風景を眺めていると、また独眼竜が「本当に行かなくてよかったのか?」と聞いてきた。
「何でよ」
「あそこの水上コース、結構深かったはずだ」
「だから何?」
「不破、泳げないらしい」
思わず「は?!」と素っ頓狂な声をあげてしまった。
「ここに来るまでに、元親が話してたぜ。筋肉量が多すぎて浮かべないから泳げないってな」
「え?!なに?!それで水上コースあるここ選んだの?!馬鹿なの?!」
「バカなんじゃねえの?しかも、balance感覚も今一らしい」
「馬鹿だろ、あいつ!」
慌てて席を立ち、水上コースにいるであろう馬鹿を追いかけた。
約束の駅前に十分前に到着したのだが、既に筋肉三人衆がはしゃぎながら待っていた。
何分前に着いたのかと聞けば、三人同時に「二時間前」と言った。
楽しみにしすぎだろ。
俺が着いた五分後に、独眼竜と右目の旦那が来た。
俺同様、三人にいつから来ていたのか尋ねて呆れたように「小学生かよ」と言っていた。
電車に揺られ一時間程で目的地まで辿り着き、各々ジャージに着替えてスタート地点に立つ。
そこで、俺はこのアスレチック場を選んだ三人に言う。
「水上コースがあるなんて聞いてないんだけど」
あからさまに機嫌の悪い俺と独眼竜に向けて、筋肉三人衆はいい笑顔で「ワクワクする!」と言った。
一人ずつ、池に沈めてやりたくなる笑顔と理由だ。
「Ah-.オレはpass」
「な?!何故でございまするか、政宗殿!」
「だるい」
狼狽する真田の旦那を無視して、右目の旦那を連れて独眼竜は休憩所に行ってしまった。
真田の旦那が「勝負しましょうぞ!」と言うも、本当に面倒くさいのか真田の旦那の『勝負』という言葉に反応しない。
しょんぼりして帰ってきた旦那に「俺様も休憩所で待ってるわ」と言うと、真田の旦那は「何故だ、佐助ー!」と叫んだ。
「嫌だけど、独眼竜と同じ理由」
「うぐぬぬぬ!不破殿!何か言って下され!」
突然のフリに、不破は少し考えながら「別にいいんじゃない?」と言った。
真田の旦那が「なっ……!」と絶句するのを見て、不破は苦笑いしながら「だって、アクティブに動く猿飛くんって、怖くない?」と言ったので、片頬を思い切り引っ張る。
「そういう事を言うのはこの口かな?」
「ふぁい、ほのふちでふ」
ふがふが言う不破の頬を抓り続けていると、元親が「まあ、無理に強要する必要はねえって!行こうぜ!」と言い、さっさと行ってしまった。
それを見て、真田の旦那も「わかった。佐助達には申し訳ないが待っていてくれ」と言って走り出した。
不破も俺の手を頬から引き離して「じゃあ、行って来るね!」と笑いながら手を振って行ってしまった。
「まったく、子供なんだから……」
不破のはしゃぎっぷりに呆れてしまう。
此処にいても仕方がないと、独眼竜達がいる休憩所へ行くと独眼竜が徐に「アンタ、随分と変わったな」と言ってきた。
「は?何が?」
「今まで、女と関わる時だって能面みたいな面してたのに、随分と自然なexpressionができるようになったじゃねえか」
「何その上から目線。うっざ……」
唾を吐き捨てるように言い捨て、右目の旦那の隣に腰を落ち着かせる。
ウェイターにコーヒーを頼み外の風景を眺めていると、また独眼竜が「本当に行かなくてよかったのか?」と聞いてきた。
「何でよ」
「あそこの水上コース、結構深かったはずだ」
「だから何?」
「不破、泳げないらしい」
思わず「は?!」と素っ頓狂な声をあげてしまった。
「ここに来るまでに、元親が話してたぜ。筋肉量が多すぎて浮かべないから泳げないってな」
「え?!なに?!それで水上コースあるここ選んだの?!馬鹿なの?!」
「バカなんじゃねえの?しかも、balance感覚も今一らしい」
「馬鹿だろ、あいつ!」
慌てて席を立ち、水上コースにいるであろう馬鹿を追いかけた。