筋肉と天邪鬼
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昨日の風邪は、今日の朝には綺麗さっぱり治っていた。
意識が朦朧としていた所為か、昨日、俺様を助けた人物の姿形がはっきり思い出せない。
正直、女か男かもわからないのだ。
声の限りでは若い女の子だと思うんだけど、俺様を背負った時や俺様を支えた腕の感触、寄り掛かった時の堅さは、完璧男だった。
もういっそ、いま流行りの妖怪の所為にしてしまおうかと思いながら廊下にでると、「あ!昨日のナイス・ウェイトのきみ!」と聞いたことがあるような声で謎の呼ばれ方をした。
声の方を向けば、普通の女の子がこちらに駆け寄ってくる。
誰?と聞く前に彼女が「風邪治ったんだね!よかったね!」と言った。
「あ……。もしかして、あんたが昨日、俺様を助けてくれた子?」
「助けたってのも恩着せがましいけど、すりリンゴ食べさせて雑炊置いていった者です」
にかっ、と笑う彼女の姿はどう見ても普通。
あんな堅さを持っているようには見えない。
訝しそうに見つめる俺様など気にした様子もなく、彼女は「所でナイス・ウェイトのきみ!お願いがあるんですが……!」とまた、謎の呼称をした。
なに、そのナイス・ウェイトのきみって、と聞くと「背負った時、凄い理想的な重さだった!」と言う。
彼女が俺様を背負ったという事は、本当に彼女が俺様を助けてくれたんだろうけど、やはり信じきれない。
「……ちょっと二の腕触ってもいい?」
そう聞くと、目を輝かせて触ってくれと言ってきた。
恐る恐る二の腕を掴む。
こ、これは……!
「も、元親……!」
「おう。なんだ?」
丁度、通り掛かった元親が反応したが、そうじゃない。
掴んだ二の腕の感触が、あまりにも元親と相似しているのだ。
元親にも触ってみろと言うと、怪訝そうな顔で掴み「こ、こいつは……!」と驚愕の声をあげた。
だよね?!そうなるよね?!
二人で、こんなどこにでもいそうな女の子が、こんな堅いはずがないと話していると、彼女はうんうん頷きながら「わかるよ!筋肉ってやっぱり見た方がいいよね!」と言うと手際よく、制服を脱いだ。
え、ちょ!ここ、廊下!と止める間もなく、彼女はブレザーからシャツ、そしてスカートを脱いだ。
普通は、女の子が脱いだら色っぽい事になるはずなのだが、彼女の体がそれを許さなかった。
女子特有の柔らかそうな二の腕は引き締まり力瘤が。
女子が保有する滑らかな胸はスポブラ越しでも分かるほど筋骨隆々としており、腹筋はバッキバキに六つに割れていた。
スパッツから伸びた太股も、筋肉により太く逞しかった。
二人同時にでた台詞が「うわぁ……」であるにも関わらず、筋肉少女は自慢気にポーズを決めている。
「これは……女子という枠を越えてるね……」
「女でこれはねえな……」
「美しかろう!」
目を輝かせて聞いてくるが、正直筋肉の美しさなんて分からないよ。
結局、彼女の筋肉に圧倒というかドン引きしている内にチャイムがなり、彼女は制服を集め「また今度ね!」と言って去ってしまったので、録に礼もできなかったし、彼女のお願いとやらも分からなかった。
意識が朦朧としていた所為か、昨日、俺様を助けた人物の姿形がはっきり思い出せない。
正直、女か男かもわからないのだ。
声の限りでは若い女の子だと思うんだけど、俺様を背負った時や俺様を支えた腕の感触、寄り掛かった時の堅さは、完璧男だった。
もういっそ、いま流行りの妖怪の所為にしてしまおうかと思いながら廊下にでると、「あ!昨日のナイス・ウェイトのきみ!」と聞いたことがあるような声で謎の呼ばれ方をした。
声の方を向けば、普通の女の子がこちらに駆け寄ってくる。
誰?と聞く前に彼女が「風邪治ったんだね!よかったね!」と言った。
「あ……。もしかして、あんたが昨日、俺様を助けてくれた子?」
「助けたってのも恩着せがましいけど、すりリンゴ食べさせて雑炊置いていった者です」
にかっ、と笑う彼女の姿はどう見ても普通。
あんな堅さを持っているようには見えない。
訝しそうに見つめる俺様など気にした様子もなく、彼女は「所でナイス・ウェイトのきみ!お願いがあるんですが……!」とまた、謎の呼称をした。
なに、そのナイス・ウェイトのきみって、と聞くと「背負った時、凄い理想的な重さだった!」と言う。
彼女が俺様を背負ったという事は、本当に彼女が俺様を助けてくれたんだろうけど、やはり信じきれない。
「……ちょっと二の腕触ってもいい?」
そう聞くと、目を輝かせて触ってくれと言ってきた。
恐る恐る二の腕を掴む。
こ、これは……!
「も、元親……!」
「おう。なんだ?」
丁度、通り掛かった元親が反応したが、そうじゃない。
掴んだ二の腕の感触が、あまりにも元親と相似しているのだ。
元親にも触ってみろと言うと、怪訝そうな顔で掴み「こ、こいつは……!」と驚愕の声をあげた。
だよね?!そうなるよね?!
二人で、こんなどこにでもいそうな女の子が、こんな堅いはずがないと話していると、彼女はうんうん頷きながら「わかるよ!筋肉ってやっぱり見た方がいいよね!」と言うと手際よく、制服を脱いだ。
え、ちょ!ここ、廊下!と止める間もなく、彼女はブレザーからシャツ、そしてスカートを脱いだ。
普通は、女の子が脱いだら色っぽい事になるはずなのだが、彼女の体がそれを許さなかった。
女子特有の柔らかそうな二の腕は引き締まり力瘤が。
女子が保有する滑らかな胸はスポブラ越しでも分かるほど筋骨隆々としており、腹筋はバッキバキに六つに割れていた。
スパッツから伸びた太股も、筋肉により太く逞しかった。
二人同時にでた台詞が「うわぁ……」であるにも関わらず、筋肉少女は自慢気にポーズを決めている。
「これは……女子という枠を越えてるね……」
「女でこれはねえな……」
「美しかろう!」
目を輝かせて聞いてくるが、正直筋肉の美しさなんて分からないよ。
結局、彼女の筋肉に圧倒というかドン引きしている内にチャイムがなり、彼女は制服を集め「また今度ね!」と言って去ってしまったので、録に礼もできなかったし、彼女のお願いとやらも分からなかった。