筋肉と天邪鬼
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元旦となり、初詣を家族で済ますとケータイが着信を知らせた。
猿飛くんだ。
『あけましておめでとう』
「おめでとー。猿飛くんは初詣来てるの?」
『人混み嫌いだから行ってない』
猿飛くんらしいなー、と笑うと「どういう意味だよ」と不機嫌そうな声がした。
『何かお願い事したの?』
「うん。より良質な筋肉が付きますようにって」
『それ以上つける気かよ』
「当たり前だよー」
代わりに何かお願い事しとこうか?と聞くも、特に神頼みしたい事もないらしく素っ気なく「要らない」と言われてしまった。
残念。
猿飛くんの願い事を聞きたかったのに。
そう言う私に、猿飛くんが「趣味悪いよ」と言った。
「初詣はさて置き、おせち食べに来なよ」
『新年早々、邪魔じゃない?』
「ははっ!そんな細かい事を気にする奴はうちにはいないよ」
笑い飛ばす私に、少々間を置いて「じゃあ、お邪魔する」と返ってきた。
「じゃあ、一時間後、うちにきてね」
『分かった』
「あぁ、それと……」
『なに?』
「今年も宜しくね」
電話口で小さくだが確かに「こちらこそ、よろしく」と言うのが聞こえた。
今年もいい年になりますように!
猿飛くんだ。
『あけましておめでとう』
「おめでとー。猿飛くんは初詣来てるの?」
『人混み嫌いだから行ってない』
猿飛くんらしいなー、と笑うと「どういう意味だよ」と不機嫌そうな声がした。
『何かお願い事したの?』
「うん。より良質な筋肉が付きますようにって」
『それ以上つける気かよ』
「当たり前だよー」
代わりに何かお願い事しとこうか?と聞くも、特に神頼みしたい事もないらしく素っ気なく「要らない」と言われてしまった。
残念。
猿飛くんの願い事を聞きたかったのに。
そう言う私に、猿飛くんが「趣味悪いよ」と言った。
「初詣はさて置き、おせち食べに来なよ」
『新年早々、邪魔じゃない?』
「ははっ!そんな細かい事を気にする奴はうちにはいないよ」
笑い飛ばす私に、少々間を置いて「じゃあ、お邪魔する」と返ってきた。
「じゃあ、一時間後、うちにきてね」
『分かった』
「あぁ、それと……」
『なに?』
「今年も宜しくね」
電話口で小さくだが確かに「こちらこそ、よろしく」と言うのが聞こえた。
今年もいい年になりますように!