「まぁ自分らの学校も強いのは認めたるけど、お笑いテニスできんやろ」

「普通できねぇよ！」

「できてどうすんだ！」

「それで強豪校名乗るなんて百年早いんちゃう？」

「やってやろうじゃねぇか！！　行くぜ日吉！！」

「おい氷帝を巻き込むな」

『煽られたからお笑いグランプリやる事にした』

〜氷帝〜

「空前絶後のォオオオ超絶怒涛の御曹司ッ！　テニスを愛し、テニスに愛↑された男ォオオオ！！！」
「勝てるで、サンシャイン跡部なら絶対に優勝や」
「本当に勝てると思います？」
「見てみ、岳人達には大ウケや」
「身内だからじゃないんですか」

〜立海〜

「真田副部長、お願いしますッ！」
「来い赤也ッ！」
「停電した時に懐中電灯を使ってた男がいたんですよ〜」
「何ィッ！？　たるんどるッ！！」
「男は黙って！」
「松明ッ！！」
「男は黙って！」
「松明ッ！！」
「流石だぜ真田副部長！！」
「何だいあれ」
「学校対抗お笑いテニスグランプリをやるそうだ」

〜青学〜

「手塚と」
「乾の」
「「眼鏡ジョーク」」
「手塚、眼鏡新調したのか」
「ああ、101本目の眼鏡だ」
「流石は手塚だ」
「ああ、俺は眼鏡に目が無いからな」
「「ありがとうございました」」
「…勝てねぇな、勝てねぇよ！　何やってんだよ海堂ッ」
「まさかこの二人でやるなんて思わなかったんだ！」
「眼鏡ジョークの勝率は95%だ」
「勝つぞ、この試合」
「何であの人達あんなに自信あるんだよ！？」
「知るか！」

「困ってるようね、バンダナきゅん&桃尻くん！」
「それなら俺らが手伝ったるで！！」
「この声は！」
「収拾つかなくなるんで帰ってください！！」
「ええやんアタシら殿堂入り扱いで出場できへんのよ、財前ちゃんも酷い事するわぁ」
「俺と小春の愛が何より強いのは分かる、せやけど俺らが出ないお笑いグランプリで勝った所で嬉しくないやろ？」
「いや、ぶっちゃけどうでも良いっつーか…」
「むしろ関わりたくねぇ…」
「そ・こ・で、アタシらの弟子みたいな二人に笑いのイロハを手取り足取り教えよ思って！　アタシバンダナきゅん担当な♡」
「ゴラァ浮気か小春！　死なすど！」
「いやん勘弁なユウ君♡」
「くそっ、部長達のアレに文句言うんじゃなかった！」
「何で俺達まで…！」
「とりあえずアタシらのラブラブコント伝授したるから」
「くっついて離れない生活から始めよか」
「よりによってそれかよ！」
「ふざけんじゃねぇ！」
「半端な覚悟で天下取れる程お笑いは甘くないで！！」
「俺らはただ愛が強いだけやない、努力と研究を積み重ねたからここまで来れたんや！！」
「…そこまで目指してねぇ！！」
「よく言った海堂ッ！」