真田、乾、桃城の三人が媚薬を飲んでしまい、双方の安全の為に隔離したらドアをバリケードごとぶち破らんばかりに暴れた。開けたら最後何も出なくなるまでいやらしい事をするのではなく気絶する程ボコボコにぶん殴られるのでは、と柳が危惧する程だった。

　そんな状況を壊したのは切原と海堂だった。媚薬でいやらしいモードになっている真田を見たい切原と、体力勝負なら昼夜問わず負けるわけがないと確信している海堂（実際強い）は、柳が築いたバリケードを取っ払いドアを開ける。モンスターパニック映画では確実にフラグとしか言えない行動をしてしまった。
　飢えた獣のように即座に飛びかかられジャージを引き千切られると覚悟していたのに、出てきた三人は暴れていたのが嘘のように静かだった。もしかしてただ単に部屋に閉じ込められて怒っていたのか…と思ったのも束の間、柳達はガシッと腕を掴まれて廊下を引きずられる。真田達は冷静にコーチに事情を説明し、薬の効果が切れるまで空き部屋に隔離してほしいと頼み込み、許可された。
　本当に何もないのかと思っていたが、空き部屋のドアを閉めた途端に真田達の様子は一変する。落ち着いて会話をしていたのが嘘のように、それこそまるでエロ同人のように、激しく相手を求めた。